みんなの悩みにLiLiCoネエさんがアドバイス

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Nov. 09 2018

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Q

将来、勉強している医療系の仕事が本当に自分に務まるのでしょうか?
R.N.ふく(22歳 女性)
私は、医療系大学に通う4年生です。専攻はリハビリで、来年の2月に行われる国家試験に向けて、今は毎日勉強しています。
そんな私の悩みは、「自分が目指している職業に向いているかわからない」ことです。そもそも、今の職業を目指したキッカケに強い動機はなく、両親が病院勤務だったので、なんとなく医療職を目指そうと思い、今の大学に入学しました。
これまで、数ヵ所の病院で実習を行い、現場の先生方のお話をたくさん聞きましたが、「仕事がとてもスキ」「誇りを持っている」「自分に向ていると感じる」と言っている先生がとても多かったのです。私は、そういった感覚を実習中にほとんど感じることが出来ず、試験に向けて勉強している今も、この仕事が自分に務まるのだろうか?と悩んでいます。
来年の春に就職するまでに、どのような心の準備が必要でしょうか。
アドバイスをいただけたらうれしいです。

LiLiCo's ANSWER

自分のことをもっと良く知った方がいいと思うよ。あなたの事なんだから、あなたの心に聞かなきゃ。
例えば子供の頃から、お稽古事とかで向き不向きとか自分で感じたりするじゃない。これって子供の時のこの感じと一緒だから、日々の中でわかるはずだと思うよ。
それだけ一所懸命勉強をして、ご両親と同じような方向に行ってて、悩むことがなかったと思うんだけれど、日々自分でそちらに向かって勉強したりしているなら、自分が一体どうしたのかとかわかるよきっと。
朝早かったり、深夜まで働かなきゃいけないとか、現場は色々あるかもしれないけれど、患者さんに寄り添いたい気持ちとか、リハビリで元気になった患者さんと接して、自分自身が嬉しかったり、自分の達成感を感じられたとかあるならば、きっと向いていると思う。自分で自分をちゃんと見つめて、その中で楽しさを見つけよう。勉強してもその道に行けなかった人もいるだろうし。
まず自分は向いていると思いましょう!周りにそれをアピールする必要はないけど、自分で誇りを持って仕事しないとね。
そして、ふくさんにチョイスした処方箋ムービは、
「LIFE!/ライフ」
日本では2014年公開。(先月、LiLiCoさんがTSUTAYA各店の「LiLiCo棚」で紹介していた「LIFE」とは別の作品です。)
もともと1947年に公開した映画「虹を掴む男」をベン・スティラーが、監督・主演で新たに映画化。共演はショーン・ペン。
アメリカのグラフ誌「LIFE」の写真管理部で働く臆病で不器用な男、ベンは、LIFEの最終号の表紙を飾るネガを探さなければならなくなり、グリーンランドにいる写真家のショーン・ペンに会いに出かける。が、そこへなんやかんやとハプニングが襲い掛かり、波乱万丈な旅がはじまる…。ベンが自分の人生を変えるべく、一歩踏み出そうとする姿を描くファンタジー!
この映画、最初はいろんなことがありすぎて、どこに繋がって行くの?って感じなんだけれど。
彼は臆病で不器用で、写真整理の仕事もふくさんと同じように、その仕事をすごく望んでやっているかといえば迷いがありそう。しかも妄想男で、例えば自分の好きな女性に告白してワーっと盛り上がって、でも実は妄想でバッと現実に戻っちゃう。そういうシーンが沢山あるの。どこかふくさんと同じようなモヤモヤがあるんだよね。
ホント、この映画はどこに向かって行くの?って思ったら、ラストが来たら色々な感情が出て爆発します。
どういう風に人生を演出したいのか?見せたいのかな?って考えられる良い映画です。

【LiLiCo'sチョイス!処方ムービー】

「LIFE!/ライフ」