
2016/10/22 ON AIR
平野啓一郎さん
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今日のゲスト、平野啓一郎さんは、京都大学在学中に執筆したデビュー作「日蝕」で、芥川賞を当時最年少の23才で受賞。その後、現在に至るまで、数々の賞に輝き、作品を出すたびに、常に大きな話題を集める小説家です。
そんな平野啓一郎さんのお気に入りの街は、、、四谷三丁目
「東京に来て、しばらく四谷三丁目に住んでいました。荒木町とか、ちょっとしたすごく美味しいお店が多いですよね。曙橋商店街とかもすぐ行けますし、神宮へも近いので、散歩がてら僕は神宮のバッティングセンターに行っていました(笑)実は、四谷三丁目から神宮の花火がよく見えるんです。意外と住むのにいいエリアなんですよ。荒木町は飲み屋さんもありますが、美味しいインドカレーのお店やスペイン料理など、飲むだけじゃなくて食べる意味でも美味しいお店がたくさんあります。歩いて巡れる規模にお店がたくさんひしめいているので、お店に困らないですよね。このあたりは昔から発展していた場所で、永井荷風の「つゆのあとさき」という小説で、荒木町が出てくるんです。主人公がこの界隈で食事をしていたり。小説と現実の荒木町を重ねて歩くのも、発見があっていいと思います。」
(放送より抜粋)
平野啓一郎さんが作・演出を手がけた舞台「肉声」は、11月25日から27日、東京・草月ホールにて公演!
