今朝のゲストは山形県に本拠を置く
老舗じゅうたんブランド「山形緞通」のプロデューサー、渡邊貴志さん。
「緞通」は元々は中国の絨毯で「タンツウ」と言葉からきているそう。
この「タンツウ」が日本語にした時に該当するものがなかったので
そこに「緞通」と当て字をしたところから始まっているとのこと。
創業1938年から今も変わらず山形県の「山辺町」で
ものづくりを続ける「山形緞通」
山辺町は藍染・木綿織の産地、
山に囲まれた盆地の中で新鮮な空気と光を取り入れつつも
織物の仕事に近い働き手たちを集めたかったということで
創業当時からこの場所で続けられているとのこと。
渡邊さんが思う、「山形緞通」の絨毯のポイントは
清潔・清浄であること。
『ものが作られる環境、景色
そういったところが清潔であること。
そこに従事する職人たちが
真摯にものを作るという行為に向き合っているというか
ものが生まれる環境っていうものが素晴らしい。
そこの環境にいる人たちが見事であるということが
自分達のものづくりにとって根幹であると思っています。』
古いものだと80年前くらいのものも
今も工房にお手入れで戻ってきたりするそうです。
人とものの先にこういった長く愛される景色がある
これを次世代にも伝えていくことが
お客様にも愛され、
そして職人さんたちの誇りと実感にもつながる。
その先に伝統というものがあるとお話ししてくださいました。
そんな「山形緞通」ですが
東京でも見ることができるそうです。
そして山形県の工房では
予約すれば見学ができるとのことですので
ぜひ伝統の「山形緞通」を体感してみてください。
山形緞通 website








