今朝のゲストは
山の中で生活して修行する「修験者」を意味する「山伏」の成瀬正憲さん、
日本全国様々な山で修行されていますが、その内容は
山に入り、一回死んで生まれ変わるという修行をされているそうで
自分を一度、死んだものとみなし、山の中で新しい魂、命として成長を遂げて
自然から生まれ直すといった意味で行っているそう。
「山伏」として生活する中で成瀬さんが興味を持ったことの一つが、「食文化」・・・
山で修行する際には動物性のタンパク質を使わず、
山菜やキノコなど植物性のものを使って作られた精進料理を食べているそう。
『どちらかというと味気ないとか、薄味とか、そういう風に思われますが
よく食べている身からすると、そんなことはなくて。
これから登る聖地である山から採れた山菜とかキノコとか
他にも様々な面白い種類の食材があるんですけども
それが持っている味というのは
とても力強かったり、馴染み深かったりするので
味としては引けを取るものではなくて
むしろ元々の持っている味がよくわかってとても美味しいですね。』
今後も今のような生活を続けていきたいと話す成瀬さん、
これまで山で培ってきた文化や地相などを伝えて
未来に繋がっていければいいなと語ってくださいました。
日知舎
