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当番組のPodcastは・・・
毎週日曜日の午後8時に最新版を
アップしています。
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『TRAVELLING WITHOUT MOVING』・・・
「動かない旅」をキーワードに旅の話と、
旅の記憶からあふれだす音楽をお届けします。
ナヴィゲーターは世界約50ヶ国を旅した野村訓市。
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--- お便りナイト at Last Sunday night in September ---
リスナーの皆さんから寄せられた“お便り”から
訓市が独断でセレクト
旅のエピソードから進路、人間関係、恋愛、趣味など
オールジャンルのテーマについて語る
曲のリクエストや選曲オーダーにもお応えします
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「旅」と「音楽」に関するエピソードや
思い出の“お便り”をお待ちしています。
「旅先で聴きたい曲」のリクエストも大歓迎!
番組サイトの「MESSAGE TO STUDIO」から
“お便り”を送信してください。
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MUSIC STREAM
動かなくても旅はできる。
ミュージック・ストリームに
身をゆだねてください。
Kid-A / John Mayer
Blow / 山下達郎
恋人も濡れる街角 / Ms.OOJA
Orange / D.A.N.
向日葵 / Ado
My Father's Eyes / Eric Clapton
Stars / Youngblood Hawke
Oh Yeah? / Steve Lacy
Summertime Rolls / Jane's Addiction
ON AIR NOTES
どんな会話を交わしたのか。
何を見たのか、何を聞いたのか。
その音の向こうに何があったのか。
KUNICHI was talking
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★From RN:アンディー さん
神奈川県在住、42歳の男です。先日、妻と中学一年の息子と一緒に山下達郎の「シアターライブ」を観に横浜まで行ってきました。私自身シアターライブは初めての経験で、どういうノリなんだろうか、ポップコーンを買ったものの持って入っていいんだろうかと不安混じりに指定されたスクリーンへ。お客さんは年配のご夫婦も多く共通の推しがあるのは素敵だなと思いました。上映を待っていると聞き馴染みの声が。それは訓市さんナレーションのキューピーマヨネーズの広告でした。いつもAirPodsで聞いている訓市さんの声が映画館で聴けるなんて。私は一気にボルテージが上がりました。達郎さんの歌っている映像は見た事が無かったのでとても新鮮でした。横を見ると息子は達郎さんのカッティングに合わせエアギターを弾いていました。妻はフェスで達郎さんのライブを観た事があるのですが、私は未だに観られていないので今年のツアーのチケットを申し込もうと思います。
☆KUN:
僕の事務所にもう完全なる達郎ヘッドな男がいまして・・・この人がですね、人の話を全然聞いてないんですよ。普通の話をしてる時に「訓ちゃん、そういえば先週のソングブックのテープとったよ」「僕、今、山下達郎の話してたっけ?」「うんうん、してないよ」「俺、そのエアチェックを聞きたいって言ったっけ?」「聞かれたことない」「じゃあ言うな」っていう感じなんですけども凄いんですよ。達郎さんのファンが集まるバーに行ったり申し込みもせっせとして、まあでもそんな彼のおかげで僕も何度も達郎さんのライブに行けたんですけどね。サンプラザとか。本当にカッティング職人って感じですよね。ザクザクザクザク、リズム感の良いカッティングギターが鳴るライブは最高で、達郎さんがお味噌汁の具の大根とか千切りにしたら均一に切れるんだろうなあっていつも想像しながら聞いています。
★From RN:suke さん
現在、転職活動をしているのですがなかなか上手くいかず、今は職業訓練に通ってWebデザインなどを勉強しています。職業訓練が終わったら次はDJのスクールにも通ってDJについて勉強してみたいと思っています。野村さんはインテリアやDJ、音楽、ファッションなど本当に多彩な活動をされていますよね。 僕も1つの仕事だけではなく、いろいろなスキルを身につけて自分なりの仕事や活動に繋げていけたらと思っています。そこで質問なのですが野村さんはこれから新しく身につけてみたいスキルや挑戦してみたいことはありますか?
☆KUN:
これから新しく身につけてみたいスキル。調整頓術とかああいうやつですか。片付けとかめちゃくちゃ面倒臭くないですか。あと断捨離が上手くなるとかね。思い出がありすぎて捨てられないっていう、もうボロ雑巾みたいな服とかあるんですよ。旅行中のとか。絶対2度と着ることはないっていうのは保証付きで分かってるんですけど捨てられない。本は結構あげちゃうんですけども。だから整頓術とか、あとはなんですかね。うーん考えときます。
★From RN:ててを さん
先日の放送で、「ビールをたらふく飲める宿泊施設に旅をした」というメッセージがありました。そこは私の地元で静岡の片隅の小さな海水浴場のあるシラス漁が盛んな田舎町でした。しかし、ここ数年でお洒落なクラフトビール工場や行列のできるジェラート店、今風な観光複合施設が次々にオープンし、海と富士山がセットで味わえることもあり急激に観光の名所と化しました。生まれてから数十年、その街で暮らし一生変わらない景色が続く安心感があった地元が突然、観光スポットになってしまったことが嬉しいような、寂しいような、複雑な気持ちになっています。「だから何?」という話ですがこのなんとも言えない複雑な気持ちをどこかに吐き出さずにはいられなかったのでメッセージをお送らせて頂きました。野村さんはそんな嬉しいような、寂しいような複雑な気持ちになることはあるでしょうか?
☆KUN:
もちろんありますとも。難しいとこですけどね、人口が減少して過疎が進む日本で。限界集落って言葉があるじゃないですか。もうこれ以上存続できないほど人が減ってしまった。そんな言葉を聞くと僕なんかもすごい山間の小さな村とかを想像するんですが僕らが思うはるかに多くの街や昔の観光都市っていうのが存続の危機というか、もう日本人だけではキープできないぐらい小さくなってます。そういう中でなんとか残すためにこういう開発とかっていうのもあるんでしょうけども、一方で風景が消えてくっていう寂しさはあります。僕なんかは渋谷とかを歩いてるといつも感じますけど、原宿とかもそうですが風情みたいのは無くなってしまいましたよね。自分が90年代にロンドンに住んでいた時、ロンドンでちょうどクール・ブリタニアといういろんな規制を取っ払って海外資本が雪崩れ込んで好景気にわいてたんですよ。oasisとかBlurが出てきて音楽もイギリスのがクールだっていう時で。ですが街の中心部、日本でいったら青山とか銀座とかだと思うんですけど英語をほとんど聞かなくなっちゃったんですよ。海外の観光客もそうですし家賃を払えるのが当時の新興富豪のロシア人とかインド系の富豪もたくさんいましたし。首都の1番の中心地にその国の人がいなくなっちゃうってどういうことなんだろうって複雑な気分で見てましたが、日本もそうなりつつあるのかなと思うと何とも言えない複雑な気分になります。
★From RN:筋トレはじめました さん
愛知県に住む33歳、2児の父親です。この夏、四国の実家に帰省しました。1歳と2歳になる子供たちは持て余すスタミナをこれでもかと発揮し、遊ぶことも寝ることも笑うことも、全力で楽しんでいました。母の作るご飯を食べ、市民プールで流され、僕の父が眠るお墓へのお参りをし、あっという間の夏休みは気が遠くなるほどの渋滞とともに終わりを迎えました。僕の父は僕が2歳の時に亡くなりました。僕は父の記憶はひとつもありません。僕の中の"父親 "という虚像は子どもたちに映る"僕"という実体を通して、この夏、1歩、実像に近づいたと思います。こんなに可愛い子どもを残してひと足先に天国に行った父と、その父の分まで1歳上の姉と僕を女手ひとつで育て上げた母に最大限の敬意と感謝を込めて。
☆KUN:
本当に女手ひとつで育てたお母さんっていうのはどんな賛辞の言葉も足りないぐらいすごい言を成し遂げてるって思います。僕の周りには親父さんがいないっていう若い子がたくさんいて僕とよく飲むと、「本当は親父がいたらこんな感じだったはずだ」「いやいや。なんか良いとこだけ見てるけど、俺がお前の親父だったらくそ大変だぞ」っていう。「確かに怒ったら怖そう」とかいう感じですけども。父親ってどうなんですかね、僕は昭和の人間ですから父親っていうのは家にいないものだっていうのがほとんどでしたもんね。平日は会わないですし休日はまだ土曜日休みじゃなくて日曜日はゴルフ。だから正月とかお盆の時にちょっと会うみたいな、そんな存在だったので父親像って考えてみたら自分もよく分からないなっていうのが本当のところです。
★From RN:ホヤボーや さん
お盆の帰省の際、一ノ関にある伝説的なジャズ喫茶「BASIE」に行ってきました。しばらく休業していたそうですが最近、土日限定で営業を再開したと知り足を運んでみました。一ノ関のような地方の町にあるお店ですが、店内はたくさんのお客さんでいっぱい。次々とお客さんが入ってきていてその人気ぶりにも驚きました。そして、大きなスピーカーから流れる音の迫力が本当にすごくて、気づけば約2時間ただただ音に酔いしれていました。実は父も若い頃に何度か「BASIE」に通っていたそうで、以前から「BASIEの音はすごい」と話を聞いていました。父が若い頃に聴いていた音を何十年も経った今、自分も同じ場所で体験できたことがなんだか感慨深かったです。 訓市さんは東北に行かれる事はありますか?
☆KUN:
「BASIE」といえば本当に聖地として、そしてレコードマニアとして知られているタモリさんの敬愛する場所としてドキュメンタリー映画もできたりしています。僕は『Casa BRUTUS』という雑誌で「音の良い部屋」っていうレコードの特集を作ったことがあるんですけど、「BASIE」にもぜひ行きたかったんですが自分は結局1人で自分が選んだ海外のレコードを聴く人たちの部屋を撮ってくっていう作業に追われて、代わりの人が行って僕は行けませんでした。ただ完成したその本を「BASIE」のマスターがすごく褒めてくれたって伝言をもらって、すごく嬉しかったのを覚えてます。スピーカーは確かJBLの古いのを使ってると思うんですが、こだわる人たちって本当に毎日角度を変えたり、その湿度とかいろいろ関係あるとか。僕のこの難聴気味の耳でははっきりその微妙な違いってのは分からないかもしれませんけど、手入れの行き届いたレコードの置いてあるジャズ喫茶とかバーって本当に音の鳴りがいいんですよ。最近流行ってしまってブランド品だけ置いて音がイマイチのお店も増えてるんで、「なんだかなー、流行るとこうやって廃れてくきっかけが生まれちゃうのかな」と思うんですが、本当に音が良いとされてるとこにぜひ皆さんできれば1人で行ってみてください。無言で音楽を聴くっていうのもすごく良い体験だと思います。
★From RN:たなか さん
21歳、大学生です。今、僕はニューヨークのeast villageにいます。女の子に誘いを断られた後にベンチに寝転がりながらこれを書いています。元カノに振られた傷心旅行という体で来ましたが傷はえぐられるばかりです。ですが東京で出会った現地の友達とも会え、正直言うと楽しい夜ばかり過ごしてます。訓市さんのラジオを聴いて、「どんな経験も糧になるんだ」というのを頭では理解していましたが、今、身に染みて感じます。
☆KUN:
そうなんですよ。どんなに悲しい時とかでも友達が言った冗談1つ笑ってしまったりとか、なんかこう日本って特に浸らなければっていうか自分を追い込んだりもするじゃないですか。悲しい時に楽しんではいけないとか。そんなことって絶対なくて、もう史上最悪につらい日だっていう時でも何か漫画を読んで笑ってしまう自分がいたりとか。それを悪いことと思わずにですね、そういうのも人間だって思った方がいいです。なので田中さんも傷心旅行でつらいと同時に楽しい夜を過ごしてるわけじゃないですか。それは決して悪いことじゃないって思います。
野村訓市
1973年東京生まれ。幼稚園から高校まで学習院、大学は慶応大学総合政策学部進学。
世界のフェスティバルを追ってのアメリカ、アジア、ヨーロッパへの旅をしたトラベラーズ時代を経て、99年に辻堂海岸に海の家「SPUTNIK」をプロデュース。世界86人の生き方をたったひとりで取材した「sputnik:whole life catalogue 」は伝説のインタビュー集となっている。
同名で「IDEE」よりインテリア家具や雑誌なども制作。現在は「TRIPSTER」の名で幅広くプロデュース業をする傍ら、ブルータス等の雑誌などで執筆業も行う。


