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当番組のPodcastは・・・
毎週日曜日の午後8時に最新版を
アップしています。
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『TRAVELLING WITHOUT MOVING』・・・
「動かない旅」をキーワードに旅の話と、
旅の記憶からあふれだす音楽をお届けします。
ナヴィゲーターは世界約50ヶ国を旅した野村訓市。
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--- “お便り"ナイト ---
番組リスナーの皆さんから寄せられた
“お便り”から訓市が独断でセレクト!
--- 2026年の幕開けは“お便り”三昧 ---
新年の幕開け、訓市の第一声は?
番組宛に届いたリスナーの皆さんからの
“お便り”を紹介
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「旅」と「音楽」に関するエピソードや
思い出の“お便り”をお待ちしています。
「旅先で聴きたい曲」のリクエストも大歓迎!
そして、旅の話だけでなく、仕事、進路、
人間関係から恋愛、夫婦・親子関係まで
全ジャンル、全テーマにご対応!
曲のリクエスト、選曲オーダーにもお応えします。
番組サイトの「MESSAGE TO STUDIO」から
“お便り”を送信してください。
MUSIC STREAM
動かなくても旅はできる。
ミュージック・ストリームに
身をゆだねてください。
Don't Stop / Fleetwood Mac
Put A Little Love In Your Heart / Annie Lennox & Al Green
Celebrate / Common
That Old Feeling / Chet Baker
ばらの花 (Live Version) / くるり
Night Shift / Lucy Dacus
Bless The Telephone / Labi Siffre
Sleepwalking / Modest Mouse
The Hudson / The Favors
ON AIR NOTES
どんな会話を交わしたのか。
何を見たのか、何を聞いたのか。
その音の向こうに何があったのか。
KUNICHI was talking
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★From RN:ブルージェム さん
2人の娘を持つ4人家族の40代父親です。以前にビル・マーレイについて訓市さんがお話ししていたのを思い出しお便りさせて頂きました。と言うのも中学生と小学生の2人の娘とビル・マーレイ主演の『3人のゴースト』という映画を見ました。この映画は私が小学生の頃に見て初めて映画で心を打たれ、そして泣いた映画でした。クリスマスを題材にした映画ですが、とても心温まる。いや、心改まる素晴らしい作品で、特にラストシーンのビル・マーレイは私の心を今でも揺さぶり、涙なくして見る事はできないほどの名シーンだと思います。恐らくこのシーンは彼のアドリブも盛り込まれている大変素晴らしいシーンです。2人の娘も泣いておりました。この映画の出演者達も名優ばかりが名を連ね、マーレイ一族も出演しており、私の中では「人生に影響がある名画」の1本となっております。
☆KUN:
ビル・マーレイさん。本人もめちゃめちゃ良い人で、とにかく面白いし、人を食ったような態度をとるっていうか、僕は映画のツアーで一緒に旅もしたことがあるんですけどアメリカでビルといると彼は本物のスーパースターで、ありとあらゆる人が寄ってくるんですよ。それもティーンエイージャーから年配の方まで。でもそれにみんな優しく答えるんですが、無表情の顔ですごい変なこと言ったり、必ず一拍置いてみんな大爆笑になって、「写真を撮ってくれ」って言ったら肩を抱き寄せて撮ってあげたり。素晴らしい人なんですけど、この人もなんですけどアメリカの名優ってコメディアン上がりがすごく多いですよね。この人も『サタデー・ナイト・ライブ』っていう番組でコントをやっていた人でトム・ハンクスとかも出てましたし。やっぱ人になりきって笑わせたりするのに長けてる人たちというか、コメディアン上がりの人が主演してるっていうと僕もだいたいすごい良い話なんじゃないかと思って見てしまう傾向があります。
★From RN:ダイランド さん
仙台在住のサラリーマンです。最近、年齢的にもバリバリとやらないといけない歳なのか、仕事に追われたりして何だか自分のスタンスが崩れて来てる気がしてます。家族との時間は勿論ですが、大好きな音楽を聴く時間も、友人と会う機会やゆっくり1人で飲む時間も作れておらず、歯がゆい日々を過ごしております。そんな中でラジオを聴き、訓市さんやリスナーさん達の話を聞いてると視野が広くなり、何となくですが勇気づけられてます。訓市さんは多忙で少し自分を見失いかけそうな時のリラックス方法とかはありますか?
☆KUN:
何ですかね?もうずいぶん前に自分を見失ってる気がするんですけども、それを放し飼いにしているというか。多忙だっていう時に嫌だなって言っててもしょうがないので、それはそれで良いかって流されてしまった方が良い気がしますよ。自分のスタンスも、もうレギュラーなのかサウスポーなのかも忘れてしまいましたし、スイッチ・スタンスでいきましょうっていう感じなんですけど。なんでダイランドさん、流されて行きましょう。
★From RN:SDholic さん
先日、妻がチェット・ベイカーのドキュメンタリー映画『Let's Get Lost (4k レストアリバイバル版)』を観に行って、感動して色々な意味で強すぎる刺激を受けて帰ってきました。私も行きたかったのですが、都合が悪くて行けませんでした。かなり前の話なのですが渋谷のタワーレコードがまだハンズの先にあった頃、私はそこでレトロさに惹かれてジャケ買いをしたチェット・ベイカーのCD『It could happen to you / Chet Baker sings』で彼にハマり、その頃公開されたこの映画でさらにハマって現在に至るという訳なので、今回はとても残念でした。道玄坂の映画館で観たこの映画はオープニングからファッションフォトグラファー、ブルース・ウェーバー全開で「やられたなあ」という感じだったことを思い出します。野村さんは監督のブルース・ウェーバー氏と以前仕事を一緒にされたといった話を番組で聞いたような気がするのですが、なにかエピソードなどがあればお聞かせいただけますか?
☆KUN:
ちょうど先週お話したんですけど久しぶりにブルースにマイアミで会ってきました。ニューヨークにオフィスがあって自宅があるんですけど、もうパートナーのナン・ブッシュっていう方と、歳なので結構夏はハンプトンの方で過ごしていたり、冬はマイアミビーチの方にいるので、なかなかニューヨークにいる時にいなくて会えなかったっていうのもあるんですけども。色んな映画をブルースは撮っているんですが、やっぱり別格なのがこの『Let's Get Lost』っていう映画で、チェット・ベイカーのことを知らないリスナーさんもいるかもしれませんが彼はクールジャズと呼ばれたジャズのムーブメントで西海岸から出てきた白人のトランペッターで、マイルス・デイヴィスにも認められて一緒に吹いたりしたんですが、それ以上にジャズ界のジェームス・ディーンと言われるイケメンっぷりでカッコ良かったんですが、3拍子揃った不良というか、まあ酒飲んで薬やって女に手出して。歯も折られたり、商売にとって大事な。こうボロボロになりながら50代で再起したんですが、結局この映画を撮って滞在先のアムステルダムのホテルから落ちて亡くなってしまった人なんですけども。このトランペットってミュートってあるじゃないですか。トランペットの先に鉄のコーンみたいのを差して吹くと人の声みたいに聞こえるんですが、それと同じようにジャズのスタンダードとかをボソボソ歌うんですよ。それがもう本当に好きで、僕もチェット・ベイカーっていうのはずーっと聞いていますし、多分死ぬまでずっと聞くんじゃないのかなと思います。
★From RN:亀ノ尾 さん
北東北で酒造りをしている26歳の女です。先日の放送でシェアハウスをしていた同期の便りを野村さんを介して受け取りました。葡萄畑で作業中、radikoを繋いだスピーカーから身に覚えのあるエピソードが聴こえてきて、なんだか映画の中にいるような不思議な気持ちになるとともに、憧れのラジオで自分たちのことが流れている喜びを噛み締めました。同期の彼女とは出会ってすぐに意気投合し、あれやってみようこれやってみようと一緒にやりたいことが絶えませんでした。休耕田を借りてほぼ全て手作業で米を作ったり、ビール片手に夜の田舎道を散歩したり、疲れて温泉に浸かりに行ったり、ともに過ごした何気ない日常が楽しくて、久しぶりのひとり暮らしが寂しくてたまりません。私は酒造りが落ち着く春までは会いに行けませんが、夢を叶えるために新天地で頑張っている彼女に元気の出る曲を選んでいただけると幸いです。暖かくなったらまた会いましょう。
☆KUN:
これはなんか、良い伝言板になれたような。て言うか、普通にLINEしろって思いますけどね。僕、LINEやったことないんですけど。でも人を介してコミュニケーションを取るっていうのも奥ゆかしくて良いのかもしれません。僕はずっとシェアウスってか、シェアハウスになってしまうような所に身を置いていたので、あの家の鍵も一切かけない、気付いたら知らない人を友達が連れて寝ていたりとか、そういう日々が本当に懐かしいです。一晩中レコード聴いたりとか、まぁさすがにもうこの人生でそんな日々は来ないような気がしますが、もし来世があったらまた絶対やります。
★From RN:チョコまき さん
訓市さんは「今年は、何か新しいこと始めましたか?」とよく言ってましたが、私は2025年色々始めました。何個かありますが個人的に大きな2つを。1つは英語学習です。今年、スリランカから帰国後に職場で話したら、若い社員の子が「Duolingo どうですか?」と教えてくれました。その場でダウンロードして、かれこれ250日くらい続いています。2つ目はコンテストです。地域の生涯学習の講座で紹介された絵本コンテスト。聞いた瞬間から、これはやるしかないと一念発起。6月から約半年かけて最終仕上げの真っ只中です。仕事ではインタビューやSNS、コラムなど幅広い文章を書いてはきましたが、絵本は初めて。何も分からないまま構成を練り、イメージをふくらませ、妄想をフル稼働して書き進めました。友人に会う度に「今、絵本コンテストに応募しようとしてて…。大賞が賞金とデンマーク旅行なの!どうしても北欧に行きたいから、私は大賞獲る!」と言うと、みんなびっくりして大笑いして、応援してくれました。 最後まで諦めずにやり切ろうと思っています。
☆KUN:
良いんじゃないでしょうか。新しいことをやるって言うとやる気が出ますよね。僕の場合はダンスをやっていた時に、下は24ぐらいから上は僕の年上まで集まって、それが同時に10人ぐらいで1個のステップとかを習って、出来たらハイタッチとかしちゃうんですよ。恥ずかしい感じですけども。で、終わったらみんなでビールを飲みに行くっていうのが目的になってましたけど、何でもいいと思うんですよね。なんか、そういう理由っていうか。俺の、私の人生って予定調和でずっとこうなのかなっていうのがちょびっとだけ剥がれると思うので、皆さん何かやったことないことをやってみましょう。
★From RN:Rio さん
実は最近、県内で暮らす外国人へインタビューをするという企画を立ち上げ、その人のバックグラウンドやどんな経緯を辿って現在に至るのかを尋ね、記事にしています。この企画を始めようと思ったのも、これから先の生き方について悩んでいるからでした。何かやりたいことがあるわけでもなく、仕事を変えてみようにも判断基準が分からない。友人に相談しようにも「抽象的だから、相談しても迷惑をかけてしまうんじゃないか」と自分の中で言葉を閉じ込めています。今回の企画はそんな僕が先輩たちから何かヒントを得たいが為に始めました。ツテも何もなかった分、出会うだけでも苦労していますが、皆さん1人1人の実体験が今の僕には深く刺さっています。訓市さんが世界中を旅していた頃、特に心に残った言葉や生き方ってどんなものがありましたか?
☆KUN:
27歳と書いてありますから僕がそういうインタビュー雑誌を作った時とほぼ一緒だと思うんですけど、僕も結局、自分が何をしていいか分からない、そしてどっから手をつけていいかが分からないのを他人に聞いてヒントにしようと思ったのが大きかったんですけども。何ですかね、残った言葉って。すごい当時有名だったイギリスで雑誌とかを作ってる売れっ子カメラマンが飛び込みで行ったら取材をさせてくれて、自分が持ってる有名な写真のネガのコピーもくれて、好きに使っていいって。「なんでそんなに良くしてくれるんだ?」って言った時に「自分たちもそうやって雑誌を始めたからだ。飛び込んで嫌な顔されて始めたから、同じことをお前にする」って言われて。その時に自分がもし仕事ができたら絶対自分も同じことをしよう。仕事をくれたおじさんたちに返すより下に返そうってすごく思いましたし。あとは何ですかね、学校行って正式な教育を受けてない人たちで凄いものを作った人たちとか、「どうやってやったの」って言ったら「やりながら覚えればいいんだ。分からないことは知ってる人を探して聞きゃいい」。“bluff (ブラフ)”って英語で言いますけど、「ホラ吹いて、出来ないことでも出来るぐらい言わねーと俺たちみたいには仕事なんか来ねえから」って。「ただ、知らないことを知ったふりしてやるんじゃなくて、死ぬ気で人に聞いて、何食わぬ顔でやれ」っていう、それは今でもすごく大事にしてますし・・・。何も出来ない時とか若い時って完璧な状態じゃないと始めちゃいけないんじゃないかって思いがちだと思うんですよ。映画作りたかったら映画学校行って、そういう経験積んでからじゃないと出来ないんじゃないのかとか。心配せず、好きなものを作ってみて、外に出すっていうのが大事ですよ、Rioくん。
野村訓市
1973年東京生まれ。幼稚園から高校まで学習院、大学は慶応大学総合政策学部進学。
世界のフェスティバルを追ってのアメリカ、アジア、ヨーロッパへの旅をしたトラベラーズ時代を経て、99年に辻堂海岸に海の家「SPUTNIK」をプロデュース。世界86人の生き方をたったひとりで取材した「sputnik:whole life catalogue 」は伝説のインタビュー集となっている。
同名で「IDEE」よりインテリア家具や雑誌なども制作。現在は「TRIPSTER」の名で幅広くプロデュース業をする傍ら、ブルータス等の雑誌などで執筆業も行う。


