ON AIR DATE
2025.11.09
BACKNUMBER
  • J-WAVE
    EVERY SUNDAY 20:00-20:54


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当番組のPodcastは・・・
毎週日曜日の午後8時に最新版を
アップしています。

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TUDOR logo


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『TRAVELLING WITHOUT MOVING』・・・
「動かない旅」をキーワードに旅の話と、
旅の記憶からあふれだす音楽をお届けします。
ナヴィゲーターは世界約50ヶ国を旅した野村訓市。

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--- “お便り"ナイト ---

皆さんからの“お便り”をまとめて紹介します


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「旅」と「音楽」に関するエピソードや
思い出の“お便り”をお待ちしています。
「旅先で聴きたい曲」のリクエストも大歓迎!

そして、旅の話だけでなく、仕事、進路、
人間関係から恋愛、夫婦・親子関係まで
全ジャンル、全テーマにご対応!
曲のリクエスト、選曲オーダーにもお応えします。

番組サイトの「MESSAGE TO STUDIO」から
“お便り”を送信してください。


2025.11.09

MUSIC STREAM

旅の記憶からあふれだす音楽。
動かなくても旅はできる。
ミュージック・ストリームに
身をゆだねてください。
1

Mad World / Lily Allen

2

Come Away With Me / Norah Jones

3

Someone Saved My Life Tonight / Elton John

4

The Fairest Of The Season / Nico

5

笑えれば / ウルフルズ

6

恋人はワイン色 / Chage & Aska

7

1999年、夏、沖縄 / Mr. Children

8

いかれたBaby (Live from 男達の別れ) / フィッシュマンズ

9

Take Me Down / Smashing Pumpkins

2025.11.09

ON AIR NOTES

野村訓市は、どこで誰に会い、
どんな会話を交わしたのか。
何を見たのか、何を聞いたのか。
その音の向こうに何があったのか。


KUNICHI was talking

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★From RN:ケイスケ さん
秋のニューヨークを歩くと今でも心がざわつきます。ブロードウェイではコーヒー片手に歩く人々が肩をぶつけ合っても誰も振り返らない。その無関心さの中に不思議な優しさと自由がある気がしました。夜になるとソーホーの近くにある 「BACCHANALES」というバーへ。 1人で訪れても隣に座った誰かと自然に言葉が交わる… そんな空気が心地よくて、気づけば時間を忘れてグラスを傾けていました。若い頃はただ遠くへ行きたくて地図を広げていましたが、今は、“戻る理由”を探して旅をしています。

☆KUN:
秋のニューヨークっていうのは確かに素敵ですよね。なんかみんなコートとか着て足早に歩いてて。大人の街に来ちゃったぞっていう気が、すごく若い頃はしていました。今、僕も立派なその大人なんですけども、大人らしい格好をしてニューヨークを歩いたことないですね。ロングコートでコーヒー片手に急いで道を歩くビジネスマンみたいな。歳をとってから専らダウン派になってしまいましたけど。「ダウンなんておじさん、おばさんが着るもので、俺は冬でも皮を着るぜ!」なんて思ってましたけど一択ですね、今。いつもこの番組で言いますけども洋服と性格は軽ければ軽いほどいい。負担が無いですからね。


★From RN:ホッケンミー さん
初めてお便りさせていただきます。独り身の60代、男性です。先日、久し振りの海外旅行でシンガポールに行ってきました。自動車レースの「Formula1」です。小さな国ですが経済発展はどこに行っても伝わってきます。建物、地下鉄、商店などの設備は立派で日本と遜色ありません。古い街並みも残っており、歩いていて楽しいです。「シンガポールGP」はナイトレースで、美しい夜景の中を疾走する車は優雅ささえ感じます。併設されているライブ会場ではBABYMETALも来ていたようですし、Foo Fightersやエルトン・ジョンも演奏していました。まさに、一夜の夢のようでした。

☆KUN:
シンガポールね。節税のために引っ越す人たちがいるっていうニュースを読む度に誰だって税金払いたくないんだけど、払わなかったら国がなくなってしまうわけで。でも自分がそれだけもし稼いでいたら馬鹿らしいと思って、やっぱり引っ越してしまうのかもしれませんけども。払った税金をちゃんとしたことに使ってるのかと思うと甚だ疑問ですからね。政治が大きく動きましたけど、シンガポールとかどうなんですかね。やっぱり政治家の方が優秀なんでしょうか。友達もいて、「来なよ来なよ」って言うんですけど、僕はやっぱりチューインガム間違って捨てたらムチで叩かれるみたいな国はなんか嫌だなって思っちゃうんですよね、どんなに綺麗でも。もっと自由な国がいいです。


★From RN:ピータン さん
9月の祝日に会社の有休をくっつけて4泊6日、ラオスに1人で行ってきました。目的は街全体が世界遺産だというラオスの古都「ルアンパパーン」。バンコクから夜行列車で国境を越えて「ヴィエンチャン」へ。そこからミニバスで「ルアンパパーン」へ向かうというスケジュールでした。以前から海外に1人旅をする際はなるべく夜行列車に乗るようにしており、今回もバンコクからルアンパパーンは飛行機で1時間ほどで行けてしまうところを、あえて夜行列車を選択しました。夜は心地よい振動に揺られながら眠り、朝は窓から差し込む朝日で目覚める。この夜行列車で味わえる経験は他では得られない特別なものだと思います。

☆KUN:
ラオス、またすごい珍しいっていうか、僕らが若かった頃はなかなか行きづらいというか、行った人が周りにほぼいないような国でしたけども・・・。電車旅行ですね。金は無いけど時間あるっていう時に一番おすすめの移動手段だと思います。ヨーロッパでよく乗りました。ホテル代をケチるっていうのもあったんですよね。時間かけて行けば電車で一晩過ごせるわけじゃないですか。前の日に飛行機で1時間そこらで行って、そっからまた安宿を探すより遥かに楽だっていうのもあったんですけども、車窓の景色を見るっていうのがヨーロッパは楽しかったですね。国境線を超えると確かに景色が変わるんですよ。なんか文化が違うんでしょうね、やっぱり。家並みも変わってきますし。やっぱり日本って国境が無いから、その感じがどうしても掴めないところってあるじゃないですか。確かに色々違うっていうのは何度経験しても不思議だなって思います。


★From RN:ムーニーマン散歩 さん
バンコクのカオサンロードからメールしています。さっきまでタイの南の地域である「クラビ」にいました。クラビへは初めての訪問。行ったことがないタイを求めて出かけてきました。目的地は「ジェームス・ボンド島」です。映画『007/黄金銃を持つ男』で舞台になった場所。それなりに良い感じではあったのですが、何よりも天候が悪くて移動中のボートではスコールにやられて滝行のようだったので、行く道中で疲れてしまったというのがガッカリポイント。今回のタイ旅行で一番のびっくりは「チャゲアスが、リゾートに似合う」ということです。 島めぐりのツアーバスの帰路、路突然、頭の中で「恋人はワイン色」が流れ始めたので、Spotifyからヘッドホンで聴きました。最高に気持ち良かったです。ASKAさんのなめらかな歌も良かったし、シンプルなリズムも雨上がりで夕焼けが広がるタイのリゾートの空にピッタリでした。 この曲が降ってきたのは東京に置いてきた妻を思い出していたからかもしれません。 旅に出ていると突然、頭に降って来る曲ってありますよね?

☆KUN:
「クラビ」はいいとこですけどね。一昨年か…年末、友達に呼ばれてクラビの方で友達の友達の結婚式に関係無いのに参加しましたけど、とっても楽しかったです。やっぱりビーチの上で結婚式っていうのは最高でした。日本の曲、特に80年代とか90年代のシティポップみたいに言われてる曲ってバブルの頃もあるんで、歌がリゾート色があるというか。なんか、「夕日を見て、ジントニックがうんちゃらかんちゃら」とか、「赤い車のドア開けると、君の長い髪の毛がうんちゃらかんちゃら」みたいな。なんですかね、甘い都会生活の風景とかリゾート地の風景みたいのがすごく出てくるので、実はめちゃくちゃ相性が良いわけですよ。シティポップを聴くのに一番良い場所って実はこういう海外のリゾート地みたいな所か、もしくはやっぱり夜の首都高じゃないですかね。完全に自分が主人公になって、「これから空港で飛び立って、あなたのことを忘れて」みたいな気分になれると思います。


★From RN:こばとんぱん さん
28歳、社会人の男です。遅めの夏休みを利用して1週間の「沖縄ひとり旅」に出ました。こんなに長くひとり旅をするのは私にとって初めての経験です。こちらでは三線や指笛の教室に通ったり、日本最西端の与那国島でダイビングをしたり、ゲストハウスに滞在して、なるべく地元の生活に溶け込んでみたりと様々な体験をしました。特に与那国島で見た夕日やゲストハウスでの旅人同士での交流、そして深夜のカラオケバーで地元の同世代の男たちと歌ったBEGINのカラオケは一生の思い出です。今回の旅はまた会いたいと思えたり、「またいつか!」と心から言えた人にたくさん出会えた旅でした。それにしても訓市さんが以前話されていた通り、1人で飲みに出かけたり旅に出るとこんなにも自分の世界を広げられるのですね。 また、会いたいなあ。

☆KUN:
そうなんですよ。なんか友達同士で行って友達と思い出を作るっていう旅も最高だと思います。けれど1人で行って帰りにたくさん思い出を持って帰る旅っていうのもまた最高だなって思うんですけども。両方やれたら良いですよね、毎年。色んな友達と修学旅行の続きみたいなことをするのも楽しければ、1人で今まで出会ったことのないような人と会ったり、意気投合して一緒にお酒を飲んだりとか。大事なのは移動を続けるっていうことじゃないでしょうか。


★From RN:いい歯並び さん
初めてラジオのお便りを書きました、大学生の小娘です。私が中高生くらいの頃から両親がよく車で訓市さんのラジオを聞いていたので、私もハマってラジオを毎週聞くようになりました。番組が始まると「訓市さーん!」と歓声が車内に響く時もありました。ラジオきっかけで訓市さんを知ったため、どんな顔なのか声から予想して聞いていました。ひっそりと森に暮らしている髭を蓄えた木こりのような仙人のような人だろう。そう思い検索してみると、都会的で渋くてかっこいいおじさんが出てきたので、真逆だったと驚きました。私は今年から1人暮らしを始め両親と離れて暮らしていますが、両親が教えてくれた音楽やラジオを聴くと、どこかで繋がっている気がして夜が寂しくなくなりました。

☆KUN:
この定期的にリスナーの方、特にリスナーさんのお子さんですかね、顔を見ないで検索して「ギャー!」って言ったっていう人もいましたよね。こんなはずじゃなかったみたいな。だから、「声だけ聞いていて、顔を見てびっくりした」って言われるのは慣れたんですけども。ひっそりと森で暮らしている髭を蓄えた仙人…どんな感じですか、これ。そんな感じの声なんですか。僕って。