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当番組のPodcastは・・・
毎週日曜日の午後8時に最新版を
アップしています。
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『TRAVELLING WITHOUT MOVING』・・・
「動かない旅」をキーワードに旅の話と、
旅の記憶からあふれだす音楽をお届けします。
ナヴィゲーターは世界約50ヶ国を旅した野村訓市。
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--- “お便り"ナイト ---
皆さんからの“お便り”をまとめて紹介
曲のリクエストや選曲オーダーにもお応えします。
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「旅」と「音楽」に関するエピソードや
思い出の“お便り”をお待ちしています。
「旅先で聴きたい曲」のリクエストも大歓迎!
そして、旅の話だけでなく、仕事、進路、
人間関係から恋愛、夫婦・親子関係まで
全ジャンル、全テーマにご対応!
曲のリクエスト、選曲オーダーにもお応えします。
番組サイトの「MESSAGE TO STUDIO」から
“お便り”を送信してください。
MUSIC STREAM
動かなくても旅はできる。
ミュージック・ストリームに
身をゆだねてください。
Best Friend / 50 Cent
Brave / Momma
I'm Not A Girl, Not Yet A Woman / Britney Spears
Feeling Good / Michael Buble
友達の唄 / Bump Of Chicken
Shining / El Michels Affair
Outubro / Azymuth
What A Difference A Day Made / Dinah Washington
Castles Made Of Sand / Red Hot Chili Peppers
ON AIR NOTES
どんな会話を交わしたのか。
何を見たのか、何を聞いたのか。
その音の向こうに何があったのか。
KUNICHI was talking
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★From RN:parklife さん
45歳の2児の父親です。先日のラジオで久しぶりにモービーの「Ache For」が流れて、ニューヨーク出張前に良い曲が聴けたと思い、初めてメールさせていただきました。出張自体は弾丸で、なかなか自分の時間も取れなかったのですが、初ニューヨークだったので空き時間に少しでも街の雰囲気を味わうべく、どこに向かうでもなくホテルの周りを散策しました。当たり前かもしれませんが過去に行ったボストン、アトランタと異なり、まさに大都会の街で今度はプライベートで行きたいなと思った次第です。自分は国内外問わず新しい街に行く時には短時間でも目的無く歩くのが好きなのですが、訓市さんは新しい街を訪問する時に「こういう所に行くようにしている」とか、「こういうことをするようにしている」ということはありますか?
☆KUN:
ニューヨークは世界でも1番ぐらい、ぶらぶらするのにふさわしい都市だと思うんですけども、僕も必ず歩きますね。タクシーとかウーバーとかなんか乗ってしまうと何もその街を見ないうちに終わってしまうので、とにかく歩くっていうのと汚そうな感じの店だけど中に人がたくさんいるところには入りますね。と言うのは古くて汚そうなのに人がいるっていうことは美味しいってことじゃないですか。それでご飯がまずかったら絶対潰れてしまいますから。そういう地元の人が行くようなとこに行くのが楽しいなって思ってます。
★From RN:まさと さん
横浜在住の41歳、独身、男です。僕の人生は本当に色々なことがありました。20代からは自分で商売をし、死に物狂いで仕事をして来ましたが30半ばで結局失敗。その後どこかに就職することもせず、かと言って諦め切ることもできず首都圏に居座り、中途半端なその日暮らしのような生活がもう5年ほどになります。もう1度なにかをやる時の資金として、そして、もしもの時のためにとコツコツ貯めていた少しの貯金があります。半ばやけくそ、この際この貯金を全ベットして中年バックパッカーとして1人旅に出ようと計画しております。時期は年末、仕事も辞め自宅も全て引き払って1年以内の期間で、まずはユーラシア横断旅をしてみるつもりです。自分の中のトキメキとワクワクを信じて。しかし独身とはいえ中年男が生活を捨てて旅に出て、戻った頃には無一文。もう2度と社会には戻れなくなるような、とてつもない不安も感じております。それでも訓市さんが番組内でおっしゃっていた「人生は長距離走だ」というお話が最後の後押しとなり旅に出る決意をしました。そこで訓市さんにお願いがあります。バックパッカーの心得を1つと、「びびってんじゃねーよ!行ってこい!」と喝を頂ければ幸いです。
☆KUN:
良いんじゃないんでしょうか。1年行って無一文になっても何か絶対得るものあると思いますし。今なんか旅行しながらYouTuberやったりとか色んな手立てでマネタイズする方法があるじゃないですか、すごいなって思うんですけど。僕らの頃っていうのはやっぱりとにかくアルバイトしてお金貯めて、それを持って資金が尽きるまで旅をするっていう感じでしたけど、基本的に。今ってその旅自体を売り物にして資金を稼ぐ人もいるわけで、もしかしたらまさとさんも41歳といってますがリアリティーがあって良いかもしれないじゃないですか。安い飯だけひたすら食べ続けるとか。“バックパッカーの心得”ですね。とにかく日本にいる時よりはるかにスリだなんだっているんですよ。大事な物は本当に隠しておくのも大事ですがカバンの下に入れてたりするとカバンの底を切られたりするので、そこはおすすめしません。あとダミーのお財布を持っていて、そこに500円とか1000円だけ入れて、もしもの際に「これが全財産だ」って言うとそれで済む。何も持ってないって言うと全部見せろってなっちゃうんで、そういうダミーを持っとくのがいいんじゃないんでしょうか。ビビって行って全然良いと思うんですよ。自分で対応を全部できるように無茶をせず楽しく過ごしてきてください。
★From RN:大天使ムニエル さん
先日の放送で「タクシー」について触れていたので思わずメッセージさせて頂きました。都内を流す44歳の現役タクシードライバーです。「ラジオをつけているタクシーが減った事」についてです。空車時にラジオを聞いていたとしても、ご乗車頂いた際はお客様への配慮として「ラジオを消す」、あるいは「ボリュームを下げる」のが主流かと思います。都内に約6万人程いるタクシードライバーが1番聞いているラジオ番組が何かは分かりませんが…僕はもちろんJ-WAVE一択です。野村さんのご乗車をお待ちしております。
☆KUN:
たまにタクシーに乗るとですね、行き先しか言わないんですが降りる際に「ラジオ聞いてます」ってレシートと共に言われたりします。住所で分かるんだってびっくりするんですけども、だいたい運転手さんたちが「一発で分かりますよ。あんまりこれほど低い声の人いませんから」って。まあ、だいたいタクシーに乗る時ってめちゃくちゃ急いでいる時かお酒のダメージでほぼ歩けない時か、2つに1つじゃないですか。そうするとまあ声が低くなりがちです。
★From RN:それぞれ さん
福岡在住、28歳の会社員です。この夏にブダペストへ1人旅してきました。旅の目的は何と言っても温泉大国ハンガリーでの「温泉巡り」です。浸かりながらチェスをしている光景が印象的な「セーチェーニ温泉」をはじめ素敵な温泉が沢山あり、温泉を愛する私にとって訪れねばならない国でした。日本の温泉との違いは「ぬるめの湯」が主流で、男女一緒に水着で入ることです。宮殿のような建物の中にはプールやサウナ、飲食スペースが併設されており、男女一緒に様々なスタイルで楽しむことができます。プールでひと泳ぎし、温泉にゆっくり浸かってからサウナへ。水風呂の後はイスに寝そべりながら空を眺める。ブダペストの空は青かったです。そして、読書。休憩に読書をしている人は多く、イスの場所取りとしてそれぞれの本が置かれている光景も素敵でした。日本にもこのような楽しみ方のできる混浴温泉が増えたらいいなと思います。温泉の他にも滞在中に開催されていた「シゲトフェス」「グヤーシュ」や「フォアグラ」、「ドナウの真珠」と呼ばれる美しい街並みなどホットな旅となりました。 アイ・ラブ・湯、アイ・ラブ・ブダペスト。
☆KUN:
ハンガリーに行ったのはもう20年ぐらい前になってしまったので、だんだん記憶がおぼろげになってきましたが、とにかく驚いたのが川を挟んで「ブダ」っていう街と「ペスト」という街があって、2つ合わせて「ブダペスト」だったことです。ブダペストっていう街じゃないんだっていう、それにびっくりしましたね。そして、フォアグラがめちゃくちゃ安くて、フォアグラ炒めっていうの頼んだら山盛りのレバニラが全部フォアグラみたいな。キャーキャー言って食べましたけど、途中からもうゲンナリして、大量に食べるものじゃないですよね、フォアグラって。でもすごく美味しかったです。あとは昔、報道カメラマンでロバート・キャパっていう有名な人がいますけど、彼の生まれがブダペストで、そこを訪ねに行った記憶があります。
★From RN:忘れないでもやし君 改め もやしくん さん
SeptemberからOctoberに今年もなりました 。まず、リクエストは Azymuth 「Outubro」でお願いします。今年は空冷2気筒ベルリーヌで北関東から鹿児島まで行きました。帰りは門司港から東京までフェリーを使いました。船旅も良かったです。秋のうちに相棒の2気筒と北海道に行きたいけど、どうでしょうね〜。
☆KUN:
このAzymuthの「Outubro」、Outubroはポルトガル語でOctober、10月という意味だそうで、10月最後の放送に滑り込み間に合いました。車の旅、本当にしてないですね。もう最後に大阪とか京都まで自走したのも10年以上経ってしまいました。今の時期って1番楽ですよね。そこまで暑くないですし、凍結して走れないっていうところもないですし。ドライブ日和がまだ続くはずです。皆さんも車旅いかがでしょうか。
★From RN:エミレーツ航空最高 さん
私は今、カンボジアの「プノンバケン遺跡」で夕焼けを待ちながら初めてのお便りを書いています。私は大学院に通っているのですが、夏休み最後の12日間を使って人生初の海外ひとり旅に出ました。行き先は香港、ハノイ、シエムリアップ、バンコク、そして台湾。最初の地に選んだのは高校時代にグレッグ・ジラードの写真を見てから憧れ続けていた「香港」です。3泊滞在しましたが3日目の夜に素敵な出会いがありました。その夜はタングステン・フィルムを入れたカメラを片手に雨のモンコックを歩き回り、疲れた頃にチムサーチョイの静かな通りにある古い小さなジャズレストランへ入りました。ところが人はまばらで演奏が始まる様子もなく、「最後の夜に店を外したか」と少し落ち込んでいました。けれど、やがてバンドメンバーらしき人々が現れ始め生音が鳴り出し、店が活気づいていきました。1stセットの終わり際、1人で入って来た韓国人の若い女性が私の前の席に座りました。店員のさりげないひと言から会話が生まれ、彼女と隣り合って旅の話を交わしました。お互いに香港最後の夜だったこともあり、この後ビクトリアハーバーへ行く約束をしました。2ndセットが終わり店を出ると、滞在中ずっと降っていた雨はすっかり止んでいました。彼女と夜景を眺めながら夜中まで語り合い、手を繋いで歩いた香港の夜は夢のような時間でした。訓市さんにお伺いしたいのですが、これまでたくさんの旅をされてきた中で特に印象的だった「出会い」はどんなものでしたか?
☆KUN:
ありがとう、と言いたくないような素敵なお便りですね。夜中まで語り合ったんですか、そうですかそうですか。それはさぞかしメモラブルな香港ナイトだったと思いますが・・・良いですよね、こういう映画のワンシーンのようなことっていうのは実際にあったりするんですよ。僕の特に印象的だった出会いですか?ま、それは今後始めるサブスクの方で課金して話しましょうかね。なんてことはしませんけども、秘密です。
野村訓市
1973年東京生まれ。幼稚園から高校まで学習院、大学は慶応大学総合政策学部進学。
世界のフェスティバルを追ってのアメリカ、アジア、ヨーロッパへの旅をしたトラベラーズ時代を経て、99年に辻堂海岸に海の家「SPUTNIK」をプロデュース。世界86人の生き方をたったひとりで取材した「sputnik:whole life catalogue 」は伝説のインタビュー集となっている。
同名で「IDEE」よりインテリア家具や雑誌なども制作。現在は「TRIPSTER」の名で幅広くプロデュース業をする傍ら、ブルータス等の雑誌などで執筆業も行う。


