ON AIR DATE
2025.10.12
BACKNUMBER
  • J-WAVE
    EVERY SUNDAY 20:00-20:54

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当番組のPodcastは・・・
毎週日曜日の午後8時に最新版を
アップしています。

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TUDOR logo

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『TRAVELLING WITHOUT MOVING』・・・
「動かない旅」をキーワードに旅の話と、
旅の記憶からあふれだす音楽をお届けします。
ナヴィゲーターは世界約50ヶ国を旅した野村訓市。

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--- 神奈月の“お便り"ナイト ---

皆さんからの“お便り”をまとめて紹介
曲のリクエストや選曲オーダーにもお応えします。


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「旅」と「音楽」に関するエピソードや
思い出の“お便り”をお待ちしています。
「旅先で聴きたい曲」のリクエストも大歓迎!

そして、旅の話だけでなく、仕事、進路、
人間関係から恋愛、夫婦・親子関係まで
全ジャンル、全テーマにご対応!
曲のリクエスト、選曲オーダーにもお応えします。

番組サイトの「MESSAGE TO STUDIO」から
“お便り”を送信してください。


2025.10.12

MUSIC STREAM

旅の記憶からあふれだす音楽。
動かなくても旅はできる。
ミュージック・ストリームに
身をゆだねてください。
1

Thumb / Dinosaur Jr.

2

Come On In / Sam & Dave

3

Father And Son / Cat Stevens

4

When Sunny Gets Blue / Carmen McRae

5

Drive / スーパーカー

6

Little Sister / Kacey Musgraves

7

Looking Forward / Crosby Stills Nash & Young

8

These Foolish Things / Ella Fitzgerald

9

Looped / Kiasomos feat.The Durutti Column,Tariq Al-Sabir,Caroline Polachek & Daniel Caesar

2025.10.12

ON AIR NOTES

野村訓市は、どこで誰に会い、
どんな会話を交わしたのか。
何を見たのか、何を聞いたのか。
その音の向こうに何があったのか。


KUNICHI was talking

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★From RN:ハンス・カストルプ さん
今週は出張先の長野県塩尻市で番組を聴いています。塩尻と言えばワインが有名ですが、駅裏がサントリーの工場に面しているせいか街路樹が葡萄棚になっていて、季節によってはちょっと手を伸ばすと美味しい葡萄がもぎ放題で食べられるという素敵な街です。また、今では長野名物となった感のある「山賊焼」の発祥の地でもあり、その名も「山賊」という居酒屋で食べたその一品はこれまで食べたものとは一線を画す美味しさでした。塩尻、ちょっといい町です。好きな仕事とはいえ国内で家族持ちのサラリーマンをやっていると海外に行くことは結構ハードルが高く、せいぜい年に1度、弾丸旅行をするのが関の山という年月を送っていますが…。でも、“ここにいても旅は出来る”・・・そう自分に言い聞かせて今の生活の充実に努めています。

☆KUN:
“塩尻”といえばワインが有名だったんですね。塩尻って湖がありましたよね。ちゃんと行ったことあるかなっていう感じなんですけど、僕ももっと本当は国内出張がしたいんですけどね、なかなか無いんですよ。内装の物件を手がけると言っても、ある程度、便があって通えないと厳しかったりですね、あとは編集だなんだっていうとやっぱ国内担当の人たちがいますからね。よっぽど変わったことで、「訓ちゃん、これ詳しくない?」っていうことじゃないと話も来ませんですし、僕が海外行くのが多いっていうのは英語を喋るっていうのがやっぱり多分大きくて。日本語も喋れるんですよっていう感じなんですけども、もっともっとちゃんと見たことの無い街に行ってみたいなって思います。


★From RN:ゆで太郎でザゼンくみ太郎 さん
毎週月曜日の朝に聴いています。先日のラジオは突然、写真家の小浪次郎さんが登場しびっくりしてしまいました。私は小浪さんの写真が大好きなのでシャッターのカシャカシャという音だけでゾクゾクするものがありました。広告や雑誌などの写真も素敵ですが、やはりパーソナルな写真にグッと来てしまうので、写真集『父をみる』や、その増補版というか続編とも言える『黄色い太陽-Burning Drop-』が本当に素晴らしくて宝物です。もちろん、野村さんがモデルとして登場する小浪さん撮影による『WACKO MARIA』の写真集も大切にしています。

☆KUN:
まさにバシャバシャやっていた時はその『WACKO MARIA』というブランドのルックを撮るというので、収録中に写真を撮って音だけするのも変だなと思ってそのまま巻き込んで喋らせてしまいましたけど、結構珍しくよく喋って僕も楽しかったんですけど。彼との付き合いは本当に長くて、最近ちょっとできてないんですけど昔は月に1回、必ず新人とかの編集とかカメラマンに会ってブックを見たり仕事を見て、「なんかアドバイスくれ」って言ったら仕事を振ったりしてたんですよね。そんな時に知り合いから「絶対、訓ちゃんが気に入るような男の子がいるから会ってあげてくれ」って言われて、その時、結構海外の出張とか立て込んでめちゃくちゃ忙しかったんですけど、すごく言ってくるんですよ。じゃあそんなに言うならなんとか会おうかって言って会ったのが20歳そこそこの小浪くんで・・・。自分が撮ったプライベートの写真とかお父さんを撮った写真集『父をみる』に入ってる写真とかを見せてくれて、すっごくやる気があるっていうかギラギラした目をしていて、写真はそんなに偉そうなこと言えませんけど、「この子は絶対撮り切るだろうな、長く」と思って、写真を見て仕事を振らしてもらったのが最初で。彼が来年で40ですからね、もう20年ぐらいになっちゃいますね。彼が出てきた時は若手ですごい面白いのが出てきたって、それからあれよあれよという間に活躍してニューヨークタイムズで撮ったり、ラルフローレンの広告を撮ったり、はっきり言って僕より全然稼いでるはずなんですがニューヨークから帰ってくると「ご飯」と言われて、なぜかご馳走してます。いつか彼にご馳走してもらうのが僕の夢です。


★From RN:ハチさん
リスナーの皆さんの素敵な旅のエピソードを聴いて、”どこか旅に出たいな..." と思いながらも、なかなか行動に移せないでいます。コロナ以前は友達と音楽フェスに行ったり、年に1回は国内旅行に行っていました。 しかし親の病気・介護が重なり、なかなか自分で自由に動くことができなくなりました。行きたい場所があっても色々なことを諦めてきたここ数年でした。 たくさん旅をされている訓市さんは「この場所、なかなか行けない所だけど、もう1度訪れたい」と思う所はありますか?

☆KUN:
どこですかね、あそこにまた戻りたい。ただ場所に戻りたいっていうより、あの年のあの場所に行きたいとは思いますよね。世界って本当にネットとかスマホが出来て様変わりしちゃったじゃないですか。それは生まれた時からある人たちには分からないと思うんですけど、小さい頃から20代の中盤ぐらいまでって、もちろん毎年いろんなものが進歩していきましたけど、なんか想像内の進歩だった気がするんですよ。この世の中の仕組み全部が変わってしまうようなものではなかった気がしますが今は変わってしまって、もう秘密とかってないじゃないですか。その場所に行かないと分からないものとか探しても情報とか写真が見れないもの・・・今って何でも見れてしまうんで。例えばよく行くニューヨークとかでも初めて行った80年代とか90年代のあの危ないニューヨークとかもう1度見てみたいなとか、そういうことはすっごく思いますね。


★From RN:シャム猫 さん
今日は私の心配事を相談させてください。 つい最近、妹から突然「妊娠した」 と報告を受けました。まだ結婚の話も出ていない段階だったので正直かなり驚きました。お相手は付き合って半年のマッチングアプリで出会った15歳年上の開業医だそうで、妹は「頼りになる人」と言っているのですが、姉としては不安でいっぱいです。と言うのも妹は1人で親に報告を済ませたのですが彼氏さんは「実家が遺産相続でゴタゴタしているから」との理由で、うちの両親に会おうともしないんです。大人同士の付き合いですし忙しい仕事であることも分かりますが、命を授かった以上、まずは誠意を持って家族に向き合う姿勢を見せてほしいと思ってしまいます。 妹は「大丈夫、大丈夫」と笑っていますが本当にこのまま進んでしまって良いのか… 私は心配でなりません。野村さんならこの状況をどう受け止められますか?

☆KUN:
まずマッチングアプリっていうのを使ったことがないので、「アプリで会った人でいいのか?」って、ありとあらゆる人に言ってしまうんですけども、15歳年上の開業医と言うと本当でしたらすごくちゃんとしていて、なおかつ時間管理がちゃんとした人ですよね。遺産相続でごたごたしている?関係ない話だと思うんですが・・・。心配させたい訳じゃないですけども何かトラブルの匂いを嗅ぎつけてしまいましたが。シャム猫さんが妹さんと一緒にその開業医さんと会ってみるのはいかがでしょうか。取り敢えずはシャム猫さんが見てみる。どこにその病院があるの?って言って診察を受けてみるのも手なんじゃないかと思います。


★From RN:きなこ さん
私は41歳、リスナー歴1年ほどの自営業者です。この度、妻の許可をもらいニール・ヤングを観にLAは「ハリウッドボウル」まで2泊4日の弾丸ツアーを敢行しました。ステージからはだいぶ遠い席でしたが、憧れの初ニール・ヤングはとても渋くかっこよかったです。「ハリウッドボウル」の馬鹿でかい規模感にもかなり圧倒されました。また観に行けるように日々の仕事を頑張ろうと思います。

☆KUN:
ニール・ヤングはもう本当に格好いいですよね。って言うか日本での知名度よりはるかにアメリカとかでは知名度が高いっていうか、ナショナルヒーローの1人なんじゃないんでしょうか。昔の曲とかかかるとみんな歌えますからね、「Heart of Gold」とか。以前も番組で話したことがありましたけど、バックパッカー時代にヒッピーみたいな男の子と出会ってギターを持っていて、めちゃくちゃ上手いんですよ。で、「なんでも弾けんの?」「たくさん色んな曲弾ける。200曲ぐらい」みたいな。「じゃあ、あれを弾いてよ」って頼んだら「僕はニール・ヤングしか弾けない」って言われて。その代わりニール・ヤングのバック・カタログほぼ全てを弾いて歌えて、しかもアレンジが出来るんですよ。「レゲエ調にして」って言ったらレゲエになるし、そんな人を生み出してしまうぐらいすごいアーティストです。


★From RN:セブンスコード さん
先日、谷川俊太郎さんの手がけたプラネタリウム作品「夜はやさしい」を観てきました。実は12、3年前に1度見て大ファンになった作品で、今回再上映されると知りチケットを取りました。インドネシア・ドイツ・セネガル・ブラジル・アメリカ・オーストラリア…。6ヶ所の星空と各地の臨場感あふれる環境音。最高のTravelling Without Movingでした。どの国も行ったことが無いのでいつか本当に行ってみたいと思いました。谷川さんの詩を麻生久美子さんが朗読していて、自分や周りの人々・地球までも純粋な気持ちで、改めて大切だと気づかせてくれる作品でした。野村さんは色んな国に行かれていらっしゃいますが、印象に残っている「星空」や「プラネタリウム」のお話などあれば、ぜひ聞きたいです。

☆KUN:
「プラネタリウム」って今もたくさんあるんですかね。子供の頃はなんかもっと身近だった気がするんですけども。思い出深いのは渋谷駅、いま再開発でヒカリエという商業ビルになってますけど、あそこは昔映画館があって古い、その上に「五島プラネタリウム」っていうプラネタリウムがあったんですよ。小さい時は多分学校で行って、もうちょっと年をとってからは、「あそこで昼寝すると気持ちいいぞ」って友達に言われて一緒に行って、星空見ながら寝落ちしたことがありますけども、最近、都内だとどこにあるんでしょうか。