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当番組のPodcastは・・・
毎週日曜日の午後8時に最新版を
アップしています。
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『TRAVELLING WITHOUT MOVING』・・・
「動かない旅」をキーワードに旅の話と、
旅の記憶からあふれだす音楽をお届けします。
ナヴィゲーターは世界約50ヶ国を旅した野村訓市。
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--- 9月のシメは、“お便り"ナイト ---
皆さんからの“お便り”をまとめて紹介
曲のリクエストや選曲オーダーにもお応えします。
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「旅」と「音楽」に関するエピソードや
思い出の“お便り”をお待ちしています。
「旅先で聴きたい曲」のリクエストも大歓迎!
そして、旅の話だけでなく、仕事、進路、
人間関係から恋愛、夫婦・親子関係まで
全ジャンル、全テーマにご対応!
曲のリクエスト、選曲オーダーにもお応えします。
番組サイトの「MESSAGE TO STUDIO」から
“お便り”を送信してください。
MUSIC STREAM
動かなくても旅はできる。
ミュージック・ストリームに
身をゆだねてください。
Most Really Pretty Girls Have Pretty Ugly Feet / HNNY
Cuand A Caballo / Tomi Lebrero
Eyes Of Love / Quincy Jones
I Can't Let Go / Air Supply
Yawn / Air
Something To Sleep To / Michelle Branch
Sailing / Rod Stewart
A Song About Being Sad / Rex Orange County
Mysterious Vibes / Blackbyrds
ON AIR NOTES
どんな会話を交わしたのか。
何を見たのか、何を聞いたのか。
その音の向こうに何があったのか。
KUNICHI was talking
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★From RN:パンチョ さん
初めてメッセージさせて頂きます。 僕にはブエノスアイレス在住のバンドネオン奏者の友人がいます。 彼と知り合ったのは2011年に友人のインディレーベルが招聘した彼の来日公演を手伝ったことからでした。すっかり意気投合した私はブエノスアイレスの彼の家族旅行に同行したり、以後6 回に及ぶ来日公演を手伝って来ました。 初めて会って約15年、お互いに離婚や結婚、親との別れや新しい家族の誕生といった人生の様々な出来事を経験して、今や地球の裏側の家族のような存在となりました。お互いそれなりに加齢し頭も髭も白いものの方が多くなりましたが、不思議なもので見た目もどんどん同化しているように感じます。訓市さんも経験あるかと思いますが、海外から個人でアテンドするのって結構大変で、いろんな甘えが出たり、迎えるこちらも「せっかく休み取って、やってあげてんのに何だよー」となりがちなのですが、結局最終的には彼の可愛げで全て、「まぁ仕方ないな」となってしまうのも彼の才能なのかもしれません。 そんな彼から 「9月に、また日本に来るよ」と連絡があり家族総出で臨戦体制を取っています。
☆KUN:
良いですね。僕もこういう友達がたくさんいて、「訓市くんは有名な人とか訳の分からない子とかいろいろ連れてるけど、アテンドの仕事なの?」って言うけど、アテンドの仕事って僕したことないんですよ。お金貰ったことってまず無いですし。ただ、僕も向こうに行くと世話をしてくれるので、日本に来ると今度はこっちがご馳走する番だとか一晩飲もうっていうのが、相手がやたらと多いっていうだけなんですけどもね。結構予定潰されるんですよ。なんか、「2年ぶりに日本に行くから絶対会おう」って言われたら断れないじゃないですか。でも、そういう人が週に2日ぐらい来るんですよね。そうするともう2日潰れますから、いや〜もう今日はちょっとやだなと思っても、やっぱり向こうはすごい楽しみに「久しぶりに会えるから」なんて言われちゃうと断れないじゃないですか。そうこうしてるうちに、そういうやり取りがもう20年とか、それを超える人たちだらけになってきました。そのうちその子供を送り込まれたりとかですね、これまたちっちゃい時から知ってるから、やっと掴んだ話のわかるいいオジさんポジションを捨てるわけにはいかないじゃないですか。「親にも喋れないことをクンには話すよ」みたいな。そうかそうかっていう。なので、すごく気持ちは分かります。これがあと何年続くんだろうって思ったり。でも、こうやって地球の反対側みたいに遠い人たちとお互いに行き来できて会えるって本当に幸せだなって僕もいつも思ってます。
★From RN:ハンス・カストルプ
無事、釧路での調査を終え東京に戻ってきました。私の仕事では大量の観測機材を現地に運搬する必要があるため、どこへ行くにも大抵、車を運転しての移動になります。今回は東京から仙台経由で青森の八戸まで車で移動、八戸から苫小牧まではフェリーで移動して、苫小牧から釧路まで再び車で移動。片道1500km近い大移動でした。今年は例外的な暑さとはいえ道東の釧路はやはり涼しく、朝晩は秋の気配を感じるほどでした。そこから2日かけて戻ってきた東京で車から降りた瞬間、口をついたのは 「北海道に帰りたい…」 の一言でした。思わず、「よくこんな暑い所で呼吸していられるな…」と2週間前まで都内に居たことを棚上げして悪態をついてしまいました。
☆KUN:
暑い暑いって毎年思ってますけど、今年はちょっと別格でしたよね。朝起きたらもう30度超えてるとか、昼の時間とかってエアコンの室外機の空気を胸いっぱいに吸い込んでるような気がしませんでした?ほんとにこのまま行ったら住んだり、学校行ったり、仕事に行くっていうのが難しくなるんじゃないかっていうぐらいの暑さだったと思います。都はお金があるんですよね。電柱を地下に埋めるとかもちろん大事ですけど、一番最初にやらなきゃいけないのはやっぱり汐留のビルを買い占めて更地にすることなんじゃないんでしょうか。以前も言いましたけども、あそこが東京湾からの風の入り口で、涼しい風をブロックする為に気温が上がっているそうです。もしあそこが公園とかで海風が入ってきて、それが23区内を冷やしてくれる。そのためだったら、もし僕があそこの不動産主だとしても喜んで手放すんですけどね。はい。
★From RN:YutaManhattan
今から約1年前、高校の時の同級生とフィリピンへと旅に出ました。マニラに入り、そこからフェリーで約2日かけてセブ島へと行きました。 その同級生とは高校のワンダーフォーゲル部で知り合い、高校の時はキャンプ、大学に入ってからは東南アジアのバックパック、そして社会人になってからも予定を合わせては長短の旅や登山をする仲です。時々思うのですが旅に出ようと思った時は1人の方が足軽で気も楽な気がします。ただそれでも自分ではない誰かと一緒に行程を共にするという経験、苦楽を共にするという感動は何にも変え難く、そのような仲間に10代で出会えた事は奇跡と言うべきなのかもしれないと思っています。
☆KUN:
そうですね。僕らの時は結構旅が長かったりして出発が1人で、途中で友達と合流してまた別れて1人になって、旅先でまた違う友達と合流したりとか色々ありましたけど。僕が今、内装・インテリアの仕事をする時は会社でやってるんですけど、その一緒にやってる仲間っていうのは同い年で、それこそ旅仲間で。一緒にいだしてもう30何年になりました。この世で誰よりも顔を見てる相手とまだ喧嘩しないで仕事ができてるっていうのはすごい恵まれてるなって思ってます。
★From RN:チョコホリック さん
本日、ここ半年くらいで通うようになった町医者にかかってきました。そこで私のTシャツを見た先生が「ドナルド・フェイゲンだ。80年代だったかな。懐かしいな」 とおっしゃったのです。私も思わず、「ですね。家に、このアルバムあります」と返しました。訓市さんのチャリティTをよく着て出かけるのですが、反応されたのは初めてです。それで嬉しくなり早速投稿しています。まだまだ仕事に育児に家庭に自由な時間は殆どありませんが、Travelling Without Movingでささやかな非日常を過ごすのを楽しみにしています。
☆KUN:
チャリティーTやりましたね。またやらないとですね。夏の間もインスタとかSNS見てると色んな広告が出てくるじゃないですか。学校が休みになって給食が無いとご飯が食べられない子がたくさんいるとか。世界に寄付をするのも大切なんですけど、先に国内の満足に食べられない子とかにご飯とかってなんとかできないものですかね。
★From RN:イームズ・ネルソン さん
私は今、苫小牧港から八戸港行きのフェリーが出港するのを待っています。指導している野球部の合宿で新潟→北海道、青森→宮城を1週間で転戦する、中々ハードなものです。新潟から北海道へは約20時間かけての船旅でした。何事にも早さと効率性が求められる現代において、長時間かけて移動する経験は生徒たちに人間らしい時間の感覚を取り戻させてくれるものだったかもしれません。訓市さんは長い船旅をされた経験はおありですか?
☆KUN:
新幹線とか飛行機に乗ってると実際どのぐらい移動してるのかっていうのを体感するのは難しいですから、自分の目・時間で感じられるっていうのはすごく良いことなのかなと思います。案外遠いんだなとか肌感でその地形を理解するっていうんですか。船旅の長いっていうのはそんなにないですね。クルージングになっちゃうじゃないですか、長い船旅って。そんなお金、全く無かったですから。ただ、飛行機をケチって島へ船で渡るとか、そういうのはもちろんあります。だいたい1泊で、ノルウェーに行った時には二泊ぐらいした気がしますけどフィヨルドを遡って行くっていう・・・良いですよね、船旅。国内で船旅やろうと思ったら全然できるんですよ。それこそ苫小牧って出てましたけど関東の方でしたら茨城県の大洗っていう港から北海道の苫小牧まで10何時間でしたっけね。自分の車で行けますから、降りたらそのまんま北海道を走り回れますし、晴海の方からだったと思いますけど鹿児島の方にも行けますし。全部運転しないで船で一発遠くまで行って自走して帰ってくるなんていうのもすごく良いんじゃないかなと思います。
★From RN:JAMIRINE さん
先日、会社の夏季休暇を利用して人生初の1人旅で3泊4日で韓国に行ってきました。 暮らすように旅がしたいと思い、後半2日間は大邱に住む韓国の旧友の家にも泊まらせてもらい、とても新鮮な気持ちで楽しく過ごしました。出発前は1人旅ということもありとても緊張していて、飛行機の出発時刻を何度も確認していましたが、帰る頃には段々1人にも慣れてきて緊張感も解けており、「あとは帰るだけだ」とやり切った気持ちで飛行機の搭乗ゲートに向かいました。すると空港の方に一言、「もう搭乗のご案内は終了しました」と。私は出発時刻と搭乗時刻を勘違いして、飛行機に乗り遅れてしまったのです。その日に韓国から日本に行く飛行機は全て終わっており、やむを得ず空港のスパに寝泊まりし、隣の方のいびきにうなされながら、翌日、日本に帰国しました。基本的にポジティブな私ですが、アラサーにもなってこんなミスをするのか。1人だとこんなことも出来ないのか。航空券を買い直したお金で買い物できたのに…と悶々としてしまい、なかなかに凹んでいます。
☆KUN:
飛行機の時間って勘違いすること多いですよ。僕も前、乗り過ごしましたけど、13時と15時っていう15時出発の便を何故か全員、他の人もいたんですけど5時と勘違いしたんですよね。実際は3時発ってことじゃないですか。カウンター行ったらもちろん「何を言ってるんだ」って。「今飛び立ったぞ」って言われましたし、実は先週お話した韓国に僕も行ったんですけども、出発時間をやっぱり勘違いしていて、やばやばってなって慌てて出発しました。13時とかあの辺の時間帯ってなぜか勘違いをよく起こすんですよね、僕は。なので皆さん、この時間だなって思い込まずに何度でも見返して、本当に時間が合ってるかっていうのはすごく大事な気がします。
野村訓市
1973年東京生まれ。幼稚園から高校まで学習院、大学は慶応大学総合政策学部進学。
世界のフェスティバルを追ってのアメリカ、アジア、ヨーロッパへの旅をしたトラベラーズ時代を経て、99年に辻堂海岸に海の家「SPUTNIK」をプロデュース。世界86人の生き方をたったひとりで取材した「sputnik:whole life catalogue 」は伝説のインタビュー集となっている。
同名で「IDEE」よりインテリア家具や雑誌なども制作。現在は「TRIPSTER」の名で幅広くプロデュース業をする傍ら、ブルータス等の雑誌などで執筆業も行う。


