★★★★★★★★★★★★★★★★★
当番組のPodcastは・・・
毎週日曜日の午後8時に最新版を
アップしています。
★★★★★★★★★★★★★★★★★
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
『TRAVELLING WITHOUT MOVING』・・・
「動かない旅」をキーワードに旅の話と、
旅の記憶からあふれだす音楽をお届けします。
ナヴィゲーターは世界約50ヶ国を旅した野村訓市。
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
--- フジロックが終わって、下半期スタート ---
訓市暦によれば「フジロック」を境に一年を区切り、
いよいよ、2025年の下半期がスタート!
8月の第一弾は「お便りナイト」
「オール和もの」選曲でお送りします。
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
「旅」と「音楽」に関するエピソードや
思い出の“お便り”をお待ちしています。
「旅先で聴きたい曲」のリクエストも大歓迎!
そして、旅の話だけでなく、仕事、進路、
人間関係から恋愛、夫婦・親子関係まで
全ジャンル、全テーマにご対応!
曲のリクエスト、選曲のオーダーにもお応えします。
番組サイトの「MESSAGE TO STUDIO」から
“お便り”を送信してください。
★★★★★★★★★★★★★★★★★
MUSIC STREAM
動かなくても旅はできる。
ミュージック・ストリームに
身をゆだねてください。
Freeze Moon / 尾崎豊
10 Years / 渡辺美里
プールサイド / Bloodthirsty Butchers
旅路 / 藤井風
夜の散歩をしないかね / RCサクセション
君は天然色 / 川崎鷹也
Pride / 奇妙礼太郎
Luv(sic) Pt.2 Acoustica Instrumentals / Nujabes
依存症 / 椎名林檎
ON AIR NOTES
どんな会話を交わしたのか。
何を見たのか、何を聞いたのか。
その音の向こうに何があったのか。
★From RN:なおはる さん
最近、私の友人から「誰が何と言おうと青春は夏にある!」と言われました。ボクは50代半ばなので、「青春がどこにあろうと、さほど人生には影響がない年頃」なのですが、それでも彼のコトバは少し胸にひっかかりました。友人の言う通り“青春が夏にある”のなら、逆に“夏には青春がある”のかもしれない。お盆休み、帰省で帰った時に偶然、地元のショッピングセンターで会えるかもしれないと期待していた昔好きだった女の子。10代から20代にかけて確かに夏は特別な季節で、特別な思い出もだいたい夏に起こったような気がします。今年の夏は地元の鳥取の倉吉市に帰省するので、地元のショッピングセンターなどをブラブラしながら、“青春は夏にある” のかどうか確かめてきたいと思います。
☆KUN:
確かに、僕らに青春があるのかどうかは分かりませんけども、夏に青春が夏にあるっていうのは事実だと思います。長い休みの暑い日々の中で、何か素敵なハプニングが起こるというのは間違いがないんでしょう。となるとですよ、我々に休みがあるのはほぼお盆だけですから、お盆に青春が落ちてるのかと言えば、そんなことはないですよね。渋滞の高速、暑くて外に行きたくない、コンビニ行ってアイスを食べたらあっという間に溶けて白いTシャツにこぼすとか。こぼしたのは最近の僕の経験ですけどもね。白い上下を着て新幹線に乗っていたんですけども、無性にチョコレートアイスが食べたくなったんですよ。今ってバーコードで頼んで持って来てくれるんですけど、新幹線のアイスクリームってなんでこんなに?っていうぐらい固いじゃないですか。蓋を開けて、まだかなまだかな、そろそろ柔らかくなったかなと思って待って、そろそろいいだろと思ってスプーンを突き刺したんですけど刺さらないんですよ。この野郎と思って無理やりすくった瞬間にそれがポーンって飛びまして、白いパンツの上に落ちました。青春だなあ。
★From RN:タイニーボアダム さん
札幌に住む40代のサラリーマンです。いつも休日に妻と隣町の「うおはん」というスーパーマーケットへ向かう車の中でラジコを通して聴いています。 去年の7月にこのラジオから聴こえて来たBloodthirsty Butchersの「7月/July」の衝撃は凄まじかったです。このラジオで脳内にブッチャーズをインストールされてから、事あるごとに聴いています。昨年の夏の雨上がりに「札樽道」でプレイリストからかかって来た時はグッと来るものがありました。 ここに、こんなにも凄まじいバンドがいたのかと。 今年の札幌は既に30度近くになる日も多いです。
☆KUN:
僕も7月になると必ずBloodthirsty Butchersの「7月」を聞くんですけども。特にすごいのがYouTubeにまだあると思うんですけど、昔の「RISING SUN」でしたか、北海道のロックフェスでブッチャーズが出て演奏した時の「7月」が本当にすごくてですね、10分以上あるんですけど1回再生ボタンをポチッとすると最後までどうしても聴いてしまいます。こんなギターを弾く人が日本にいたのかと。亡くなって久しいですけども忘れないように毎年聴いています。
★From RN:きゅうり嫌い さん
初めまして訓市さん。27歳の男性です。先日GWを利用して人生で初めてのひとり旅に出かけました。 社会人6年目になり仕事や友人関係も順調ではあるのですが、ふと将来の自分を思い描いた時に「何となく退屈そうだな」と感じてしまって。何か刺激が欲しくなり、思い切ってスペイン、スイス、イタリアを巡る10泊12日の旅に出ることにしました。圧巻のガウディ建築、マッターホルンの朝焼け、ウズベキスタンの兄ちゃんたちと泳いだ「インターラーケン」の湖、ライトアップされた「ドゥオーモ大聖堂」を見ながら現地の人たちと地べたで食べたビックマックなど様々な経験をすることができ、本当に実りのある旅となりました。 ただ、その中で特に印象的だったのは「英語が話せないことの恥ずかしさ」や「他の国の人たちと比べて自分が歴史や文化に疎いこと」に気付かされたことです。かなり衝撃的でした。
☆KUN:
英語が話せないっていうのはまぁしょうがないっていうか、話したいなと思ったらそこは自分次第でどうにでもなると思うんですけども・・・。まぁアメリカの人よりか特にヨーロッパの人と出会って感じるのが海外好きの日本人に限って自分の国のことをよく知らないっていうのがあります。めちゃくちゃ聞いてくるんですよ、旅好きの人って興味があるから、「日本はどうだ。ああだ」って。若い頃の自分はそれに答えられなくて。「そんなに色んな国に行ってるのに日本は回ってないの?」って言われてすごくハッとしたことがあります。自分が知っているのは東京とか修学旅行とかそういうので行った街だけで、日本ってどういう国なのかよく分かってないんじゃないか。それがきっかけで全部回ってみましたけど。僕は本当に誰もが若いうちとか海外に行って2、3ヶ月は最低過ごして、異文化に触れながら外から日本を見るっていうのは大事だと思うんですけど、それと同時に自分の国をまず知ってから行くっていうのがすごく大事なんじゃないのかなって思ってます。ですので、きゅうり嫌いさん、次はぜひ日本の旅をしてみてください。
★From RN:ちび太 さん
26歳、男です。私事ですが7月12日に永らくお付き合いをしていた彼女と結婚をすることになりました。振り返ると家族や友だち、職場の人達など、たくさんの人に支えられている事に改めて気付かされました。また、人だけではなく大好きな音楽やカルチャ一、映画、本。色んな物がここまでの自分を作り上げてきてくれた事を再認識できました。まだまだ未熟でお金も無く、大変な仕事に追われている日常ですが、2人で乗り越えて行きたいと思います。僕たちに一言頂けると幸いです。
☆KUN:
一言ですか。おめでとう。
★From RN:みちお さん
人生の岐路に立たされている18歳、野郎です。私は今年、浪人が決まりました。それから3ヶ月ほどが経った今、親が 「受けろ」と推してくる公務員試験の受付が始まりました。自営業者である親からは「今の時代、安定した公務員が一番」とよく言われます。確かに…とも思いますが、なぜ今年受けなければいけなのかが理解できません。また、どこか自分の中ではムズムズしています。自分がやりたいことだと胸を張って言えないからです。野村さん、公務員試験を受験するべきだと思いますか?
☆KUN:
どうすればいいのかって言われたら、僕には分からないと言うしかないんですよ。なぜならそれを知っているのも実行するのも、みちおさん以外いないわけで。そうじゃないですか。ラジオでも何度も言っていますけど僕も本当にやりたいことって見つからなくて、手出した物に好きなものがあったら、それをもう1度やれる機会をもらって、前回よりか良くしようとかっていうことを繰り返しながら新しい仕事をもらって、こっちも面白いぞ・・・そうやって、やる仕事が増えてきましたけど、26歳で日本に帰って来て、当時の自分には将来像も自分がやりたいことも見えなかったですし、やってみないことには分からない。それに尽きると思います。今やりたいことがないんだったら公務員試験を受けてみるのも良いと思うんですよ。ただもし受かってやるとなったら、やる以上、時間の無駄になるから何か自分の張り合いを見つけたり、やることに対してプライドを持つべきだと思うんですよね。恥ずかしがって「俺、公務員なんだよねー」っていう言い方じゃなくて、こういう公務員になってこうする。それってすごく大事なことだと思うんですよ。はっきり言ってこの世の中って不平等で、自分が夢見たり望んだ仕事をできる人ってほんの一部だと思うんです。ほとんどの人が途中で諦めたり、挫折したり、上手くいかなかったり、違う仕事に就くと思うんですけど、じゃあみんなその人たちが不幸せなのかって言ったらそうじゃないと思うんですよね。どうするかって言ったら、その自分の仕事にプライドを持ってやる。それがすごく大事なんじゃないのかなって思います。
★From RN:しゅづき さん
父にこの『TRAVELLING WITHOUT MOVING』を勧められ、見事にハマった19歳女です。ラジオを聴いていると1人で海外旅行に行ったり、たまたま行った海外で就職するリスナーさんなど、つい最近、初めてひとりでご飯を食べに行けた私にはとても大きな世界だなあと感じました。それと同時に私にも行動力がほしい!と思い、練習として少し離れたでっかいショピングモールへ1人お出かけしました。しかし、土曜日だったため人が多く、だいぶ疲れてしまいました。 疲れた時には必ず行くでっかい公園があり、夕方にそこで日記を書きました。私に映っている風景はバドミントンを楽しむカップル、シートに座りお喋りをする外国人、子どもを肩車するお父さん、それを見守っているお母さん、夕日がかかったでっかい木やでっかい空でした。それは人工的なでっかいショッピングモールとの対比を感じ、何より癒される空間そのものでした。これを感じるために今日、外に出たんだなあと。そして、この気持ちを記録したく日記を途中にし、今お便りを書いています。
☆KUN:
しゅづきさんにとっては初めて1人ご飯をしたことも大きいことだと思いますが、どんな人にもそれぞれ初めてがあって、僕も1人で最初に海外に行った時はドキドキしましたし、その初めての時って人生に1回しかないじゃないですか、全て。初めて食べるものとか、行くこととかやることとか、しゅづきさんの人生にはまだまだ初めてがたくさんあると思うので、それを大事に味わってください。そうですね、外に出ると対比っていうか、人間って対比の動物だと思うんですよ。比較でしか分からないことってあるじゃないですか。なので自分がちっぽけに感じたりする時は外に出て、その自分の気持ちと比較するものを見るっていうのもすごく良いんじゃないのかなって思います。
野村訓市
1973年東京生まれ。幼稚園から高校まで学習院、大学は慶応大学総合政策学部進学。
世界のフェスティバルを追ってのアメリカ、アジア、ヨーロッパへの旅をしたトラベラーズ時代を経て、99年に辻堂海岸に海の家「SPUTNIK」をプロデュース。世界86人の生き方をたったひとりで取材した「sputnik:whole life catalogue 」は伝説のインタビュー集となっている。
同名で「IDEE」よりインテリア家具や雑誌なども制作。現在は「TRIPSTER」の名で幅広くプロデュース業をする傍ら、ブルータス等の雑誌などで執筆業も行う。


