ON AIR DATE
2025.07.06
BACKNUMBER
  • J-WAVE
    EVERY SUNDAY 20:00-20:54


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当番組のPodcastは・・・
毎週日曜日の20時に最新版を
アップしています。

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TUDOR logo


『TRAVELLING WITHOUT MOVING』・・・
「動かない旅」をキーワードに旅の話と、
旅の記憶からあふれだす音楽をお届けします。
ナヴィゲーターは世界約50ヶ国を旅した野村訓市。


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--- 文月の“お便り”ナイト ---

リスナーの皆さんから番組宛に届いた
“お便り”から訓市が独断でセレクトして紹介。

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「旅」と「音楽」に関するエピソードや
思い出の“お便り”をお待ちしています。
「旅先で聴きたい曲」のリクエストも大歓迎!

そして、旅の話だけでなく、仕事、進路、
人間関係から恋愛、夫婦・親子関係まで
全ジャンル、全テーマにご対応!
曲のリクエスト、選曲のオーダーにもお応えします。

番組サイトの「MESSAGE TO STUDIO」から
“お便り”を送信してください。

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2025.07.06

MUSIC STREAM

旅の記憶からあふれだす音楽。
動かなくても旅はできる。
ミュージック・ストリームに
身をゆだねてください。
1

(Love Is Like A) Heatwave / Martha Reeves & The Vandellas

2

Me & You Together Song / The 1975

3

Marechia / Nu Genea

4

Face / Ovrkast feat. Navy Blue

5

はじまりはいつも雨 / Aska

6

忘れない! / グッナイ小形

7

Prism / Friday Night Plans feat. STUTS & JJJ

8

満ち汐のロマンス / Ego-Wrappin'

9

Inside And Out / Feist

2025.07.06

ON AIR NOTES

野村訓市は、どこで誰に会い、
どんな会話を交わしたのか。
何を見たのか、何を聞いたのか。
その音の向こうに何があったのか。



KUNICHI was talking

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★From RN:新品の枕 さん
リスナー歴3年の23歳男です。はじめてお便りを送らせていただきます。私には異性の親友がいます。彼女とは小学生の頃に出会い、中高は同じ学校に通っていました。高校卒業後、別々の大学に進学しましたが、話す頻度は寧ろ増えお互いの悩みや喜びを共有し、信頼し合える大切な存在になりました。そんな関係だからこそ、彼女から恋愛相談を受けることもあるのですが、その度に「彼女にはいい人を見つけて幸せになってほしい」という想いと、「自分が彼氏になって彼女を幸せにするべきなのでは」という思いが心の中でせめぎ合います。どちらも本心ですし、上手く行けばどちらの関係性も幸せなものだと思います。ただ、もし後者を選ぶなら今がその1歩を踏み出すタイミングなんじゃないか。そんな直感もあります。人生経験豊富な訓市さんなら似たような話をたくさん聞いてきたと思うので、何かヒントをいただけたら嬉しいです。

☆KUN:
何この甘酸っぱい、漫画の『タッチ』みたいな、身近な幼なじみを意識しつつ悩むっていう・・・なんですかね。こういう話を相談されたこと、もちろんありますけどもどっちなんでしょうね。でもそれはきっと“新品の枕さん”が知ってることなんじゃないんでしょうか。そんな直感があるというならば、今年亡くなってしまいましたけど長嶋茂雄監督。「直感通りに行け」って長嶋さんなら言うんじゃないんでしょうか。そして上手くいかなかったら、「素振りしろ。当たるまで振れ」。長嶋さんの話といえばやっぱり僕が印象深いのは中畑さんだっけな。長嶋監督が最初に監督になった時の4番打者ですけど、ヒットが打てなくなって監督に相談したら素っ裸で素振りをしたっていう話があるんですけどね。バチンバチンって別のバットがビシッと体に当たると腰が振れてるっていう、そんな話を聞いたことがありますが本当なんでしょうか。


★From RN:ライコネン
車好きの社会人3年目の者です。ドライビングソングを募集していると聞いたので投稿させていただきました。2年前の9月、レンタカーで山陰から山陽を経て四国は愛媛まで旅をしました。『TOP GEAR』というイギリスの自動車番組の影響を受けて「スポーツカーで旅をする」というこだわりのもと、レンタルしたのはマニュアルの青のクーペ。レンタカー屋があった呉から100km離れた出雲、しまなみ街道を経て今治と。教習所以来、3年ぶりのマニュアル車で駆け抜けました。最初は坂道やエンストに苦労しましたが、なんとか目的地に辿り着けました。そんな話を出雲の居酒屋で、たまたま席の隣にいた夫婦に語ったら「いい度胸を持った若者だ」と誉めてくださり1杯著っていただいたのは良い思い出です。

☆KUN:
そうですよね、昔は全部マニュアルでしたからね。1回オートマを知ってしまうとダメじゃないですか。なんですけど、よく最近高齢の方の起こす事故があるじゃないですか。で、だいたいアクセルとブレーキを踏み間違えたって気づいた瞬間に気が動転して、さらにアクセルを踏んでしまって大惨事というか悲劇が起こっているんですけど、マニュアルだとそれが無いっていうことなんですよ。そうですよね。ここは70歳以上とかになったら全員マニュアルにすればいいんじゃないんですか。そうすると踏み間違いしたり、びっくりして足離してもエンストするだけですし。でも特例で僕だけはもう死ぬまでオートマで行きます。


★From RN:Neymar.jr さん
20代後半にさしかかりそうな男です。 僕はアパレルのセレクトショップで働いております。働き出して数年経ち部下も入ってきて仕事に慣れてきた中、自分でアイテムをプロデュースしてリリースする事も増えました。自分の店ではオンラインストアもしているので、沢山の人が評価しお金を出して買ってくれるのを考えると凄いことだなと改めて思います。近々ではショーツをリリース予定です。「デジタルカモ」モチーフのオリジナル・グラフィックをNYのデザイナーに作って頂き、諸々ギミックを詰め込んで製作しました。当たり前の事だと思いますが自分がリリースするアイテムは売れる・売れない以前に、自分が着たい・カッコいいと思うモノを作りたいという思いがあります。

☆KUN:
なんですかね、物って格好いいとかそういうのってすごく抽象的じゃないですか。人によって格好いい物の定義も違うし、ましてや自分はこれが格好いいとかっていう気持ちがだんだん薄れて来てしまったというか。もうあんまり欲しい物もないですし。ただ、無駄な物は作りたくないですし、洋服とかよく誘ってもらうんですよ。「訓市くん、一緒にうちと何か作らないか」とか「Tシャツデザインしてくれ」とか「なんでも作るよ」とか。ありがたいんですけど、これ以上必要のない物を世の中に作っていいのかなとか。もう他所に良い物があったりする時に、ちょっと変えてわざわざゼロから作って、“僕が作りました〜”みたいなので人様のお金を取っていいのかって。キレイ事のように聞こえるかもしれませんが、本当にそう思うんですよ。たまたま安く、有りそうで無かった物で、なおかつ自分とか周りが必要だなって物を閃いた時は機会があれば作るようにしてますけど。なかなか必然性を感じないことの方が多くなってきました。それを考え出しちゃうとファッションとかオシャレって出来なくなっちゃうかもしれませんけども、何か作る時にこれは必要かとか、これがあったら本当に自分もいいと思うかっていうのは必ず立ち返って考えてみるのがいいのかなって思います。


★From RN:ファイヤーマンたかし さん
私は今年48歳になり、4歳の息子と共に28年間勤めた消防士を辞めて奥さんの実家・小樽に移住しました。新しい環境で家族と共に過ごす日々はとても充実しています。青春時代は恵比寿「みるく」に入り浸り、30周年を迎えることにとても感慨深い気持ちでいっぱいです。昨年、小樽に移住してきたこともあり、故郷・東京の思い出が蘇ります。

☆KUN:
恵比寿「みるく」ですか。リスナーの皆さんで知ってる人たちはいますかね。もともと湾岸に「GOLD」っていう大箱のクラブがあったんですけども、一言で言うと酒池肉林みたいな、そんな4階建て。そこが95年に閉まったと思うんですけど、そのチームが新しく作ったのが恵比寿「みるく」で、地下にあって、クラブにステージがあって、ライブバンドが出るっていうアメリカのニューヨークによくあるロックが主役になるクラブみたいな。もちろん僕も何度も行ったことがありますし、そこの名物ママだったルリさんという人とは今でも一緒に仕事もしています。先日、30周年だって言って当時の人たちが、まぁすごい格好してどんちゃん騒ぎしている写真をインスタで見まして、この人たちは一生変われないんだな、いや、変わっちゃいけないんだなっていう・・・大人こうあるべしっていう姿を見せつけられました。何やら今年30周年のパーティーを企画しているらしいので、どんな年の方でも包み込む物凄い包容力のあるいかれた大人たちですので、もしそのニュースを見かけたらぜひ遊びに行ってみてください。


★From RN:高円寺のライノ さん
訓市さん、初めてメッセージさせてもらいます。先日、ビル・マーレーのお話を聞いていて、子供の頃に見た『3人のゴースト』を思い出しました。僕の中でビル・マーレーと言ったらこれ。とにかくハチャメチャな映画で、傲慢な社長ビル・マーレーに3人のゴーストが現れ諭して行く。それもクリスマスに。最後に画面を通して観客に問いかけながら「一緒歌おうぜ」的な終わり方も胸が熱くなったのを覚えています。"吹き替え"もまた最高でした。当時の吹き替えって何だか言い回しとか、もの凄く面白かったような気がしますが、子供だったからでしょうか。大人になりDVDを何枚か購入したのですが、当時の吹き替えに出会うことはできませんでした。

☆KUN:
昔は洋画をテレビで放送する時にその放送用に吹き替えをやっていたんですよ。なので、その時観てすっごく面白いと思って、そのあとレンタルビデオ屋でビデオをレンタルして吹き替えを観たりするとがっかりするんですよね。全然内容が違う。そんな中で僕が一番好きだったのは香港映画で『Mr. Boo!』っていうシリーズがあったんですよ。いわゆるジャッキー・チェンものとはまた違う香港映画でコメディーなんですけども、その吹き替えが広川太一郎さんという『プロ野球珍プレー好プレー』とかでもMCをやってた方なんですけど、話がほぼ彼の映画になっちゃってるんですよね。絶対言わないセリフを被せてくるんですよ、香港映画に。だって何かあった時に「それは序の口、甘口、溝の口!」とか言うんですよ。香港人が溝の口なんて言うわけないじゃないですか。ものすごく好きで、その吹き替えが良すぎて1回DVDボックスが出たんですよ、その広川版っていう。もちろんまだ持ってます。


★From RN:セブンスコード さん
先日、人生で2回目となるフェスに行ってきました。会場は自宅から車で15分程の「フラワーパーク」。小泉今日子とEGO-WRAPPIN'が来るというので、こんな近くで観られるなんて絶対行かなきゃ!とチケットを取りました。前日の悪天候が去ってくれて梅雨入り前のとても心地の良いお天気で、パーク内には薔薇とクレマチスが咲き誇っていました。キョンキョンは黒猫同盟というユニットで、ステージに出てきた時ビックリしてしまいました。とてつもなく可愛かったんです。眉上パッツンの前髪に真っ赤なリップ、黒猫の耳が付いていました。キョンキョンはキョンキョンでした。夕暮れに向かう時間帯、アコースティックバージョンのEGO-WRAPPIN'は最高でしかなかったです。大好きな曲を聴くことができて本当に嬉しかったです。長時間外にいることに慣れておらず疲れてしまって、途中、椅子に座って休憩しながらとなりました。野村さんはフェスのプロかと思うのですが、オススメのフェス疲れ対策がありましたら教えていただきたいです。

☆KUN:
EGO-WRAPPIN'最高ですよね。僕も昔、番組でよく話しますけど湘南の辻堂という所で海の家をやっていたんですが、始めたのが1999年。そこに99年だったか2000年だったか忘れちゃったんですけど、誰かがEGO-WRAPPIN'のCDを持って来たんですよ。「なにこれ」って言ったら「昭和歌謡とジャズと・・・」なんて言うんで、こじらせた音楽なのかと思い、かけてすっかりみんなファンになってしまいまして夏のアンセムとなった曲は数知れず。ライブにも随分行きましたし、ボーカルのよっちゃんとはたまにライブじゃないとこでもお会いして喋ったりするようになる縁がありました。死ぬまで聴けるバンドだと思っています。キョンキョンさんは最近あまりお会いしていませんが、めちゃくちゃ活躍してるなーと。また、長い長い飲みをしたいなって思います。みなさん酒豪ですからね、この年代は。飲んでてそれは気持ちがいいぐらいの飲みっぷりです。フェスの疲れ対策ですか。とにかく片手に持ってるプラカップの中を絶やさない。それに尽きると思います。絶やさないって言ってもビールはトイレが近くなるのでハイボール1択。これでもう飲み続けてゾンビのようになるしかないですよね。逆に座ったら動けなくなるから立ってたい。そう思うようになったら、もうネクストレベルですよ。