TUDOR TRAVELLING WITHOUT MOVING

--- 皐月の“お便りナイト”ol.2 ---

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『TRAVELLING WITHOUT MOVING』・・・
「動かない旅」をキーワードに旅の話と、
旅の記憶からあふれだす音楽をお届けします。
ナヴィゲーターは世界約50ヶ国を旅した野村訓市。

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番組リスナーの皆さんからお寄せいただいた
“お便り”の中から訓市が独断で選んで紹介

曲のリクエストや選曲のオーダーにも
お応えします

今の季節にピッタリとハマる
「ドライブソング」と、
その曲にまつわるエピソードも大募集中！

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当番組のPodcastは・・・
毎週日曜日の20時に最新版をアップします。
こちらも聴いてください〜

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「旅」と「音楽」に関するエピソードや思い出の
“お便り”をお待ちしています。
「旅先で聴きたい曲」のリクエストも大歓迎！

そして、旅の話だけでなく、
仕事、進路、人間関係から恋愛、夫婦・親子関係まで
全ジャンル、全テーマにご対応！
曲のリクエスト、選曲のオーダーにもお応えします。

手紙、ハガキ、メールで番組宛てにお願いします。
番組サイトの「Message」から送信してください。

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宛先は・・・
〒106-6188
株式会社 J-WAVE
TUDOR TRAVELLING WITHOUT MOVING 宛

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KUNICHI was talking

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★From RN：スマシガオ さん
私は大阪の大学に通う20歳の男子大学生です。先日、小学校時代からの友人と韓国へColdplayのライブを観に行きました。私たちが行った4月24日の公演はライブでは中々歌わない曲も歌ってくれて、思い出に残るライブとなりました。翌日、訓市さんのInstagramを拝見すると訓市さんも韓国にいらしてたそうで、どこかで会えたらなと思っていましたが、願いは叶いませんでした。韓国でここは行って面白かったなという場所があれば是非教えていただきたいです。

☆KUN：
そうなんですよ、京都行ってすぐ韓国に行ってたんですよね、2泊で。まぁそれは来週とか韓国についてお話しすればいいのかなと思いつつ、面白かったという場所・・・ 友達と歩いてたら煮干しばっかり売ってる市場に来ちゃったんですけど、ドライフィッシュって言うんですか。めちゃめちゃ匂いが煮干しだらけで、その海外で煮干しに囲まれる自分っていうシチュエーションにすごく酔ってしまいまして、いいなって。1匹も買わなかったんですけども次回は色んな煮干しを買ってみたいと思います。


★From RN：スティンピーにそっくり さん
大阪府在住の28歳男性です。私は昨年の10月2日に入籍し、4月末から妻とアメリカに新婚旅行で2週間ほど旅に出ます。10月2日、お聞きの皆さん、訓市さん、もしかしたら何の日かピンと来た方もいるかも知れませんが、「美術を楽しむ日」と言われている日です。私達は色々な美術鑑賞が好きで、毎月何かしら美術館やギャリーに出向いて鑑賞しており、もちろんアメリカでも沢山の美術館を周る予定です。僕は訓市さんのお知り合いでもあるアメリカ出身のバリー・マッギー氏やトム・サックス氏が作る作品が好きで、お金を貯めて手の届く所を集めています。最近この2人とも東京で展覧会を行っていましが、仕事が忙しかったのとなぜかまたいつかすぐに来るだろうと思ってしまい行かずに終わってしまいました。今となれば行かなかった事を後悔している日々です。このメッセージが読まれる頃にはニューヨークに滞在していると思うので、またそんな後悔を無くす為に訓市さんがNYでオススメの美術館やアートギャラリーなどあればお聞かせいただければ幸いです。

☆KUN：
ごめん、ごめん。4月中に読めば良かったんですが、5月になってしまいました。もうきっと帰国してしまっていると思うんですが、そんなあなたに朗報です。僕が韓国に行っていたっていうのは前のお便りで言ったんですけども、なんで行ったかと言えば、そのトム・サックスというニューヨークの僕の仲良しアーティストがものすごい大きい展覧会を開催しているからです。9月までやっているので、韓国…東京から飛行機で2時間じゃないですか。時間を見つけて是非行ってみてください。


★From RN：トンガリロ さん
4月からワーキングホリデーでニュージーランドに行っている27歳男です。現在はオークランドから少しずつバスで南下しています。バスが通る街を自由気ままに選び、バックパッカーズホステルに泊まる旅をしています。この前、ホームページで調べたら木彫りの像の写真しかない街「トコロア」 という田舎街で3泊しました。 確かに木彫りの像はありましたが、たまたま寄った公園には上半身裸で友達とラグビーをする少年たち。綱を使って木にぶら下がっている少女。娘を乗せた4輪バギーを爆速させてる笑顔のお父さん。 新鮮で本当に楽しそうで、僕も一緒にやりたいなと思いました。明日から移動して次は「ロトルア」という町に向かいます。ネットで見て行った気にならないで行きたい所は実際に行って感じる。 この旅は自分だけしかできない貴重な時間だと思いました。

☆KUN：
良いですね、1人で決めて行くっていうのは。さらに面白いのは行く前にネットで調べないっていうのも良いですけどね。調べるとしたら昔の古い版のロンリープラネットとか、英語版の『地球の歩き方』ですけど、20年前のとか使うのとか、さらに面白いかもしれないですよ。書いてることと目の前にあるものが全く違うじゃないかとなったら、それはそれで面白い気がしますがいかがでしょうか。限られた時間だと思うんですけどワーキングホリデーなんで、ぜひ有意義な1年を過ごしてください。


★From RN：Mackey さん
豊洲市場で働いてることもあって普通の人と起きる時間がズレていますが、いつもより遅めの起床の午前5時。日曜日の朝に洗濯機を回しながら、コーヒーをミルでガリガリやり、苦いブラックコーヒーの飲みながら番組をスタートさせ、まだ頭スイッチが入らないボーとした時間を過ごしながらタバコを吹かしこの番組を聴くのがルーティン的な感じになり、日曜日の朝はずっとこの生活です。知り合いでこの番組を聴いている仲間も多く、1週間遅れで聴いてるのもあって、番組で自分の出したメッセージが読まれたりすると、「またメッセージ読まれたよ」とか「読まれてたけど、今回もTシャツダメだったな」とか連絡は来るのですが、聴きたい気持ちを我慢して1週間遅れの日曜日の朝のこのルーティンは崩さず過ごしてます。52歳になった今、テレビも見ることが少なくなり、ラジオとの付き合いが居心地の良い関係性だなって思ったりもしてます。番組内でかかる曲で発見があったり、自分でリクエスト曲を考えたりするのが好きなのもあって。この番組がずっと続いて素敵な日曜日の朝のルーティンが続く事を願います。(笑)

☆KUN：
わざわざ1週間遅れの日曜日の朝に聞くっていうのがすごい不思議な気分といいますか、合うんですか？日曜の朝が。それが続きますように、これからも頑張って続けたいとは思いますが・・・ そうですよね、Tシャツ。もう新しい柄にしてまた出したいと思ってるんですけど、何しろ割と今忙しくって、こういうデザインにしようっていうのは決めてるんですけど実際にそれをやる暇が全くないんですよ。まあ、Tシャツで出かけられない、上に着ないと寒くて死にそうっていう時期にあえて始めようかなって思ってます。


★From RN：17iscream さん
私には怪しげ光を瞳に宿した友人がいます。 私自身は今年の2月に初めての社会人として社会に飲まれ、なんとか一般人に溶け込もうとうんざりした毎日を過ごしています。 こんな自分を愛してくれる彼女と結婚する為にも、まともになろうと思った社会人。過去を振り切ってあくせくと日々を過ごしているのですが、脳裏にはあの友人がちらつきます。私は誰よりも心の中で彼を尊敬している分、社会から外れた彼のような生き方を誰よりも羨望しているんだと思います。訓市さんも私の中では彼と同じ色をしているように感じます。訓市さん、社会とは一体何なんでしょうか？自分を殺すことも出来ず、かと言って生かすことも出来ない自分に時折、酷く憂鬱を感じます。

☆KUN：
僕は26歳ぐらいまで働かなくて、「すごく訓市は楽しそうで、自由でいいね」って言われてましたけど、だんだんだんだん、すごく自分は不自由になってきて。何がしていいか分からない、だけど諦めて社会に入る。要はまぁ普通に働き出すってことは自由を放棄するようなものだと思って、どこか抗ってたところがあったんですよ。人から言われる“そういう見かけ”にこだわったところもあったのかもしれませんけど。ですが、自由とかそういうのって本当に好きな時間に起きて、定職就かないから自由だとかそんなことでは決してなくて、毎日会社勤めで9時から5時まで働く人の中でも人によっては定職就かなくて好きなことしかしてないように見える人よりか遥かに自由な人っているんですよ。それって心の持ち様だったり、時間の過ごし方だったり、仕事への取り組み方だったり。たぶん、17iscreamさんは今自分がやってることに自信がなかったり、楽しくないっていうところで隣の芝が青く見えてるんだと思うんですけど、長くやってたら違う景色が見えてきたり、逆に自由に見えてた友達っていうのが1、2年後にすごく不自由に見えたり。あんまり決めつけずに、それこそ自由に物事を見るっていうのが大事なんじゃないんですかね。答えはないですけど。17iscreamさんが生まれてから24年間、すでにずーっと記憶がある間中社会に生きてるんですよ。自分が生きてきた場所、それが社会だと思います。なんつって。


★From RN：パタゴニアンレッド さん
今年ももう中盤に差し掛かりましたが5月は私にとって特別な1ヶ月です。2015年5月に妻を喪いました。早いもので丸10年になろうとしています。結婚期間が20年余りでしたので、その半分を独りで生きてしまったのかと思いました。5月24日が命日なのですが、その日お墓参りをした後、私は船で北海道に行くことにしています。 1週間、人の少ない道を車で巡ってくる予定です。 5月25日の日曜日、もしこれを読んでいただければ、私は厚岸の海のそばで聴かせてもらっていることでしょう。 妻とはいつか北海道を自分たちの車で周ることを夢見ていましたが、叶いませんでした。北海道にはそのあと度々1人旅で来るようになりましたが、旅の間、不思議なことに助手席に彼女を乗せて走っているような楽しい瞬間が必ずあります。道東の旅で私のリクエストを彼女と聴きたくて、Keith Sweat　「I'll give all my love to you」をお願いします。

☆KUN：
奥さんを喪って丸10年ということは、この番組が始まって半年後ぐらいということで、そう言われるとあっという間でしたけど、この10年ってすっごい長かったな。コロナもありましたしね。あれがなんか時空をねじ曲げたというか、今までの毎年の過ごし方とは確実に違う過ごし方っていうのを最低2年半ぐらいはしましたよね。とは言え本当にその10年間を1人で過ごすっていうのはまあ大変だったと思いますけど、亡くなった人の最大の供養というのはいつも言いますが“忘れないこと”。と言うことで命日、1人北海道で旅をしているというパタゴニアンレッドさんのリクエストをもちろん聞きたくて、キース・スウェットをかけさせていただきます。