ON AIR DATE
2025.03.16
BACKNUMBER
  • J-WAVE
    EVERY SUNDAY 20:00-20:54

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 Just relaxin'!
 Because it's Sunday night...

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TUDOR logo

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『TRAVELLING WITHOUT MOVING』・・・
「動かない旅」をキーワードに旅の話と、
旅の記憶からあふれだす音楽をお届けします。
ナヴィゲーターは世界約50ヶ国を旅した野村訓市。

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#545 --- “お便り”ナイト ---

リスナーの皆さんからお寄せいただいた
“お便り”の中から訓市が独断でセレクトして
紹介します。

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引き続き、毎週1名の方には、
「500回オンエア記念Tシャツ」をプレゼント中!
いよいよ、在庫僅少

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当番組のPodcastは・・・
毎週日曜日の20時に最新版をアップします。
こちらも聴いてください〜

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「旅」と「音楽」に関するエピソードや思い出の
“お便り”をお待ちしています。
「旅先で聴きたい曲」のリクエストも大歓迎!
手紙、ハガキ、メールで番組宛てにお願いします。
番組サイトの「Message」から送信してください。

訓市がセレクトした“お便り”の中から
毎週1通を厳選して、
「番組オリジナルTシャツ」をプレゼント!

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宛先は・・・
〒106-6188
株式会社 J-WAVE
TUDOR TRAVELLING WITHOUT MOVING 宛

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2025.03.16

MUSIC STREAM

旅の記憶からあふれだす音楽。
動かなくても旅はできる。
ミュージック・ストリームに
身をゆだねてください。
1

Town Called Malice / The Jam

2

Mint / Suchmos

3

冬の終わり / 松任谷由実

4

忘れられないの / サカナクション

5

住所不定無職低収入 / Mei Ehara

6

Smile In Your Face / Boo feat. MURO

7

TT2 オワリのうた / スチャダラパー

8

ヒーローは日曜日に眠る / 5lack

9

Traffic / Stereophonics

2025.03.16

ON AIR NOTES

野村訓市は、どこで誰に会い、
どんな会話を交わしたのか。
何を見たのか、何を聞いたのか。
その音の向こうに何があったのか。



KUNICHI was talking

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★From RN:うまい棒はサラダ味のまーくん さん
私は42歳、京都の信用金庫で働くサラリーマンです。去年の夏、妻と5歳と2歳になる2人の子供と家族4人で私の生まれ故郷である京都府北部の丹後半島を2泊3日で旅をしました。日本海が目の前に広がる宿に泊まり、海で泳いだり温泉に入り、ゆっくりと過ごすことができました。自分が子供の頃に過ごした小さな田舎の街を妻や子供たちと旅していることに不思議な気持ちになりながらも浜辺で綺麗な夕陽を見ながら、そっと幸せな気分に浸りました。 訓市さんは思い出の夕陽のスポットありますでしょうか?

☆KUN:
信用金庫で働く働き盛りの42歳。好きな「うまい棒」がサラダ味と書いてあるから信用できますね、ここは。「うまい棒」は発売当時は僕、ソース味が好きだったんですよ。そのあとに明太味っていうのが出て、みんなソース味から明太味に浮気したんですけどもね。その時に僕が虜になったのがサラダ味でした。サラダ味の方が絶対に美味いんですよ。間違いないですよ、「うまい棒」は。綺麗な夕日の場所ですか。海の家をやっていた辻堂のサンセットを「うまい棒」を食べながら見るのが好きでしたね。



★From RN:りさなの旦那 さん
群馬県在住の27歳、男です。昨年11月に5年振りの海外旅行に行ってきました。今回の旅は新婚旅行でフィンランドを縦断し、その後フランスのノルマンディ地域を経てパリを訪問する欲張りな行程です。バスの車窓から眺める永遠に続く白樺の林と雪原、極夜が近づき早々に沈みゆく夕日を眺めながらノスタルジックな感情になり、両親に連れて行ってもらった海外旅行や大学時代に訪問したフィリピンやカンボジア、NYなどの思い出が甦り、これからも様々な国を訪れたいという気持ちで溢れ、改めて旅の素晴らしさを感じています。訓市さんは今まで様々な国を訪れたかと思いますが、北欧に行かれたことはありますでしょうか?よろしければエピソードを聞かせて頂けますと幸いです。

☆KUN:
北欧はスカンジナビアというかデンマーク、ノルウェー、スウェーデン、フィンランドっていうのが北欧だと思うんですけども、もちろん全部行ってまして。どの国もすごく素敵で、なんかデザインにすごい凝ってるんですよね、北欧って。北欧家具って言いますけど日本人が好きな感じのシンプルなものが多いっていうか、こうデコラティブなものっていうのは無いですよね。今のものですけどすごくシンプルで、食べ物とかはそんなにバリエーションがない感じですけど・・・。北欧の思い出と言えばやたらみんな酒を飲むんですが、外が異常に寒くて凍死するんじゃないかと。ホテルに行くまでに眠くなっちゃったりとか千鳥足がすごい、走馬灯を何度も見るぐらい滑って危ないっていうのと、1番の思い出は番組でもずいぶん前に話しましたが、バナナの皮で転ぶ人をスウェーデンで見たことです。今でもよく思い出します。



★From RN:PTG さん
今年で23になる男です。いきなりですが僕が訓市さんを知ることとなった“きっかけ”についてお話させてください。それは約2年前、留学先の韓国で知り合った友達が“きっかけ”でした。 その友達は韓国人なのにも関わらずコテコテな関西弁を使いこなす、服と音楽、そしてお酒が大好きな人です。彼とは出会った日から意気投合し、よく遊ぶ仲になりました。彼のおかげで様々な人たちと知り合い、韓国語はもちろんのこと、美味しいご飯屋さんや韓国のカルチャー、服についてなど沢山のことを学びました。訓市さんのことを知ったのもそんな彼がきっかけで、帰国後に訓市さんがラジオ番組をやっていることを知り、試しに聴いてみると訓市さんの魅力的なお話、そしてリスナーさんの旅についてのお便りや選曲に魅了され、すぐに番組リスナーになりました。12月の忘年パーティーにも参加させていただき、その際、中央線沿いの美味しくて安い東京の飲み屋をご教授してくださった訓市さんには本当に感謝しております。留学先の友達がきっかけで知ることになったこの番組は僕にとって新たな音楽と出会える場であるというだけでなく、新たな経験や旅へと導いてくれるガイドのようなものであると感じます。

☆KUN:
韓国の人に紹介されたんですね。結構不思議なもので、韓国に行くと男だけですけどね、声をかけてくるのは。割とたくさん声かけられますし中国でも声かけられて、それも男しか声かけてこないんですけどね。去年ロンドンに行った時もラジオを聴いてるっていう人にベーカリーで会って、ケーキまでご馳走になりましたからね。なんか買ったやつをくれたんですけど、その人も残念ながら男でした。イベントをやると半分ぐらいは女性の方がいるんですけどね。なぜかお便りをくれるのは男性のみという、それもいいのかなっていう感じですが・・・。そんな中央線沿いの飲み屋を教えたりしましたっけ?記憶に無いんですけども。適当なことを言ってないか心配なんですが、もし良いお店を僕が教えたのであれば本当に良かったです。



★From RN:ハル さん
長野県在住、今年45になるオトコです。 実は今年の4月で結婚10周年を迎えます。妻は家事も育児も完璧にこなしながら、どんな話にも耳を傾け、共感してくれる本当に素敵な人です。今は小学生になる2人の子どもたちの子育て真っ最中ですが、いつか子育てが落ち着いて2人の時間が増えたら日本中を一緒に旅するのが僕の夢です。 普段から「ありがとう」 は伝えているつもりですが、この番組を通して改めて妻に「愛してるよ」 と伝えたくてメッセージを送りました。

☆KUN:
めちゃめちゃ愛してるじゃないですか、奥さんを。まるでこれを読んでいて僕がハルさんの奥さんを愛してるような気分になってしまいましたけども。昔、「SILAS」っていうブランドがロンドンにあって、関わってる人たちは今「palace Skateboards」ってまた人気のブランドをやってたりするんですが、その「SILAS」を始めたイギリス人と僕すごく仲が良くて今でもやりとりするんですけども、彼は18とか20歳ぐらいで結婚して子供ができて、そのブランドやって働いて、40ぐらいで子供がもう大きくなって、そしたらリタイアしたんですよ。それで2人で奥さんとずっと歩いてイギリスを横断したりとか世界中を旅してて、なんか早く結婚して子供を産むとこんな人生もあるんだっていう目から鱗でしたけどね。なんか子供とクラブに行ったりとか、全然体力があるんで遊んでるんですよ。今ってまぁ若い時にお金が無いですから結婚なんかできないとか、子供を持っても育てられないっていう人たちがほとんどだと思うんですけど、彼らみたいになやり方、ラセルって言うんですけど、もう無一文だったって言ってましたけど、「なんとかなんだよ。若い時って」って言われて、なるほどなって思ったことがあります。



★From RN:ヒゲメン先生 さん
都内で小学校教諭をしている38歳、男です。いつも金曜夜に職場から自宅へ自転車を漕ぎながらタイムフリーで聴いています。2月2日の放送でsteady &co の 「stay gold」 が流れました。私はいつか自分がメッセージを送る時はこの曲をリクエストしようと思っていたので運命を感じこのメッセージを書いています。私は音楽が好きで、学校行事、とりわけ運動会では徒競走のBGMにハイスタやスカパラ、アークティックモンキーズをかけたり、団体競技や表現では子どもたちのテンションが上がるような曲を繋いだり、ノリやすいようにマッシュアップやリミックスしたりしています。自分の選曲・編曲で子どもたちが楽しそうに体を動かしているのを見ると嬉しさもひとしおです。訓市さんはお子さんの学校行事でこんな曲が流れたらテンション上がるなというものはございますか?

☆KUN:
良いですね、小学校の先生が音楽好き。自分たちの時とはもう雲泥の差ですよね。僕の頃なんて本当に運動会って何か流行りの曲とか自由な曲がかかるってことがなくて、今って中学とかでも体育でダンスの授業があったりとか、世の中変わったんだなって思うんですけども、学校行事でこんな曲が流れたらテンション上がるな…なんですかね、Kraftwerkとか。全然上がらないですか?「Tour de France」とかで子供がブレイクダンスとかしてたらめちゃくちゃかっこいいと思うんですけども、ダメですかね。 



★From RN:チャック さん
実際の旅とは少しずれてしまいますが自分の忘れていた記憶を旅した出来事があったのと訓市さんが雑誌でお話しされていて、僕の好きな言葉があったので、リスナーの皆さんにこの機会に共有したいと思いメッセージさせて頂きました。 以前、訓市さんが『BRUTUS』の雑誌の対談で「駒沢公園に“ディランもどき”が3人いる」というお話をされていて、何かと言うと「ディラン・リーダーが好き過ぎて、顔まで似てきちゃている若いスケーターがいる」というお話しが好きで、その冊子は今もたまに読み返していました。僕は今、美容師として生計を立てていて自身のお店も持てました。修行していたアシスタント時代、就職先の売れっ子スタイリストの先輩に憧れてその人のカットの仕方やタオルの扱い方、鏡の見かたなどアシスタントとして後ろに立ってチェックし、意識して真似ていた当時。 しかし独り立ちし何となく自信もついて、そんな事はすっかり忘れていました。先日、当時の同僚が髪を切りに来てくれた時、不意に「仕事の仕方、あの人に似てるねぇ」と言われ、とても動揺というか、あの頃の気持ちが熱く湧き上がってきて、「あぁ、俺もそーだったんだった。あの人に憧れていたんだった」と、何とも言えない温かい気持ちになりました。 訓市さんのその対談の中での僕が好きなもう一つのフレーズ、「もっと上手くなったら、その人ではない誰かになれると思うんだよね」。最近、新たに始めたサーフィンも頑張りますが、仕事である美容師も、誰かになれるように、もっともっと熱意を持って頑張ろうと思わせて頂きました。有り難いお言葉です。

☆KUN:
ディラン・リーダー、これは誰って思う方もいるかと思いますが、もう8年ぐらい前に亡くなってしまったんですけどもプロスケーターがいまして。彼は少女漫画から出てくる人が現実にいるっていうタイプの1人で、顔がいわゆる格好が良くってスタイルが良くて、服の着こなしも当時としてあんまり似た人がいなくて。そして、スケートボードをしたら、まあこんなにかっこよく滑る人っているのって、手の動かし方とかが他の人と違うんですよね。ナルシズム全開なんですけど、ギリギリキープできるっていうやつで。ま、僕も個人的に知ってたんですけども、これは反則だろうっていう。しかもそういう人に限ってこう、ストイックだったりするじゃないですか。女にモテるし彼も女好きっていう、もうとんでもないやつでしたけど、カッコいいって言って憧れる人がめちゃくちゃいたんですよね。若い子で。憧れるって、でもすごい素敵で、歳取ると誰かに憧れるとか、誰かに憧れていた自分っていうのをもう忘れてしまいますし、憧れがある時ってすごい毎日が楽しいじゃないですか。なんか同じものが欲しいとか着たいとか、聴いてる音楽が知りたいとか。今は何もないですからね、悲しいくらい。でもなんか人の真似なんてやだねって、歳取ったら思うと思いますが、みんな最初は何かを真似して、そっから自分を見つけていくものだと思うんですよ。なので、どんどん真似て、そっからやがて自分らしさというか、自分っていうものを作っていければいいんじゃないのかなって思います。