ON AIR DATE
2025.03.09
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  • J-WAVE
    EVERY SUNDAY 20:00-20:54


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 Let's travel! Grab your music.

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TUDOR logo


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『TRAVELLING WITHOUT MOVING』・・・
「動かない旅」をキーワードに旅の話と、
旅の記憶からあふれだす音楽をお届けします。
ナヴィゲーターは世界約50ヶ国を旅した野村訓市。

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#544 --- “お便り”ナイト ---

リスナーの皆さんからお寄せいただいた
“お便り”の中から訓市が独断でセレクトして
紹介します。

旅の話はもちろん、仕事、進路、人間関係から
恋愛、夫婦・親子関係まで・・・
全ジャンル、全テーマにご対応!
曲のリクエスト、選曲のオーダーにもお応えします。

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引き続き、毎週1名の方には、
「500回オンエア記念Tシャツ」をプレゼント中!
いよいよ、在庫僅少

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当番組のPodcastは・・・
毎週日曜日の20時に最新版をアップします。
こちらも聴いてください〜

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「旅」と「音楽」に関するエピソードや思い出の
“お便り”をお待ちしています。
「旅先で聴きたい曲」のリクエストも大歓迎!
手紙、ハガキ、メールで番組宛てにお願いします。
番組サイトの「Message」から送信してください。

訓市がセレクトした“お便り”の中から
毎週1通を厳選して、
「番組オリジナルTシャツ」をプレゼント!

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宛先は・・・
〒106-6188
株式会社 J-WAVE
TUDOR TRAVELLING WITHOUT MOVING 宛

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2025.03.09

MUSIC STREAM

旅の記憶からあふれだす音楽。
動かなくても旅はできる。
ミュージック・ストリームに
身をゆだねてください。
1

Reckoner / Radiohead

2

A Whiter Shade Of Pale / Booker T.

3

So Long, Frank Lloyd Wright / Simon & Garfunkel

4

Introduction / Nick Drake

5

春夏秋冬 (Live Version) / 川村結花

6

Firebird / Covet

7

Imagination (Chilled Out Mix) / Deni Hines

8

Love In Outer Space / Sun Ra Arkestra

9

Ballad Of The Sad Young Men / Roberta Flack

2025.03.09

ON AIR NOTES

野村訓市は、どこで誰に会い、
どんな会話を交わしたのか。
何を見たのか、何を聞いたのか。
その音の向こうに何があったのか。



KUNICHI was talking

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★From RN:焼鳥ボーイ さん
僕はある老師との出会いから映画を伝える仕事をしています。この仕事を始めてから訓市さんのトークで節々に出てくる「訓市映画論」を楽しんでる自分がいて、新たなラジオの楽しみ方を覚えています。リクエスト曲はプロコル・ハルムの「A Whiter Shade Of Pale」です。映画『パイレーツ・ロック』 の挿入歌で、この映画はポップミュージックの規制が掛かった1960年代イギリスで海の上からラジオの海賊放送で24時間ロックを流す愉快な奴らの話です。そんなラジオが最高だし、訓市さんにも通じるものを感じています。

☆KUN:
この海賊放送ってすごく面白くて、まぁ日本でもやろうと思ったらできるんですよ。ただ、電波法ってものすごく厳しくて、それを調べてる総務省の人たちがいるらしくって、もし勝手に電波を使ってるのがバレて捕まったら、ちょっとそこらの犯罪よりかはるかに罪という。なんでそんなに電波を使うのが厳しいかって言うと公共であり、それだけプロパガンダっていうのが危ないっていうことだと思うんですよ。厳しいじゃないですか、日本って。だってテレビだって免許制で公共のものを貸し出してるだけで、「僕もテレビやりたいな。お金があるから電波ください」って言ってもできない仕組みになってる。ラジオも然り。今はSNSとかのおかげで誰もが発言できるようになりましたけども、その弊害も出てきていて、このメディアの力って何が自由で何が一番良い形なんだろうってのがものすごく難しいなって思うんですけども、昔のイギリスとか本当にロックもかけれなかったっていう、それもまた変な話なんですけども。すごい面白い映画なんで皆さん興味があったら是非見てみてください。


★From RN:踏切 さん
少し前ですが、ジェームズ・タレルについてのお話がありました。私は「金沢21世紀美術館」と新潟県十日町市の「光の館」の2つを経験しています。「光の館」は3回ほど宿泊しています。今は定年後ですが現職の高校教員時代、1年次に担任した生徒の卒業式後の卒業旅行で男女12人くらいと大雪の中、宿泊したのが印象に残っています。当日は雪模様で、1番のキモ、屋根の移動は叶わなかったのですが、夕方と朝の景色を模した光のプログラムには全員感動して見ていました。美術作品の建築物に宿泊するという、なかなか経験できないことを体験できた生徒も私も感動していた記憶があります。美術作品の建築物と言えばフランク・ロイド・ライトも好きで、日本の3作品の明治村の「帝国ホテル」、芦屋の「ヨドコウ迎賓館」、目白の「自由学園明日館」の全てに行っています。今回はぜひライトの作品についての感想もお聞きかせいただければ幸いです。

☆KUN:
タレルのことを話したら結構お便りも貰いましたし、インスタとかにも書き込みで、あぁみんなやっぱりすごく好きなんだなって。「モルジブにタレルの作品があるなら行ってみたい」なんていう人もいましたけど、本当に素敵な作品?なんですかね。インタラクティブっていうか、本当に自分が作品の中に入って時間を過ごさないとその良さが分からないっていうのもすごく面白いっていうか、アイデアはシンプルなんですけど素晴らしい作品です。そしてフランク・ロイド・ライト。日本ではこのフランク・ロイド・ライトとコルビュジエが一番有名な海外の建築家だと思うんですけど、僕が一番最初に気になったのがこのフランク・ロイド・ライトで、小さい時、明治村に行って昔の帝国ホテルのファサードが残ってるんですよ、移築されて。それが自分が想像してたよりはるかにデコラティブって言うんですか、要はマヤの模様みたいなレリーフもすごくって、けがき模様のタイルもすごく素敵で、それがまず頭にあったのと、小さい時に『ブレードランナー』を観たんですよ。皆さんも観たことあると思うんですけどSFの傑作で、未来って明るいものだと思ってたのが、『ブレードランナー』を観て絶対こっちだと思ったんですよね。いっつも雨が降ってて、ネオン感がチカチカしてて新しいものと古いものが混ざってる。で、主人公のデッカード刑事ってハリソン・フォードが演ってるんですけど、彼が住んでるアパートの部屋がものすごくかっこいいと思ったんですよ。ハードボイルドだ!みたいな。それで当時ネットも無いんですけど調べまくって、そしたらどうもフランク・ロイド・ライトの「エニス邸」っていう個人邸があるんですけど、それをモチーフにしてデザインされてる。明治村の人が『ブレードランナー』と繋がるのかって、そっから無条件に好きになってしまいました。本物は多分レプリカだけで、ほぼ残ってないんですけども、まだ帝国ホテルの中のバーにそのデザインが少し残ってますので、興味がある方は帝国ホテルに行って1杯飲みながらその特徴を掴んでみてください。


★From RN:かわとうそ さん
今、私には結婚の約束をしている人がいるのですが、いつ入籍するか決められないでいます。と言うのも彼と私は同じ職場の同僚で、結婚となると、たぶん異動になってしまうのです。専門でないところへ異動となっても組織ですし仕方無いことではあるのですが、「それならば」と彼の方が現在転職活動中です。私も彼も割と根なし草ではあるのですが、誰かのために拠点を変えるという初めての経験をするかもしれず、家族になることのちょっとしたハードルを感じています。訓市さんは誰かのために仕事や住処を変えたことはありますか?

☆KUN:
まぁ、ハードルと思うか思わないかですけども、誰かのために仕事や住処を変えたことありますよ。って言うか、そもそも大人数で住んでましたからね、僕ずっと。「まさか、このまんまで生活する気?」って言われて、「嫌なの?」っていう。「嫌に決まってるじゃん」って言うので泣く泣く引っ越しましたからね。まあ、そうですよね、嫌ですよねっていう。自分1人で住んだことがなかったんですよね、ずっと居候してましたし。今度、じゃあ自分が友達と家を借りたらお返しだとばかりにオープンハウスみたいになってましたから、なぜか居候の方がリビングに住んで一番部屋が大きかったりですね、変な家でしたけども。まあ、あんまり深く考えなくても良いんじゃないんでしょうか。



★From RN:Down right temple さん
白銀の新潟から単身赴任先のさいたまに帰る新幹線の中からお便りを書いています。先日、人事異動の内示が出て2年間の旅がまもなく終わります。 あっ!と言う間の2年間。とは言うものの家族・子供・友人と離れた中での新しい仕事、土地になかなか適応出来ず、ツラい日々だったのを思い出しています。赴任したての頃、同じ新幹線の中から野村さんに「単身赴任がツラい」とお便りをしました。「色々なアーティストのライブを見に行くといいですよ」とアドバイスをいただいたのをキッカケにライブを観に行くのが新たな趣味になりました。大都会東京でのライブ、本当に楽しかった。おかげで仕事も頑張れたような気がします。厚かましいですが2年間の旅の締めくくりに、是非、番組オリジナルTシャツが欲しいです!

☆KUN:
たまにこういうお便りがあるんですよ。なんか訓市さんに言ったらこういう返事が来て、その節はありがとうございましたみたいな。申し訳ないですけど何を言ったのなんかさっぱり覚えて無くて申し訳ない気分になるんですけど、お役に立てたのならもう本当なによりじゃないですか。東京の良いとこっていくつかあると思うんですよ。嫌なとこも多いですけど。良いとこっていうのは探せばすごく安くて美味しいご飯屋さんとかが実はたくさんあるっていうか、世界で1番安くて美味しいんじゃないんでしょうか。あとはまあ音楽で言うと海外の都市の方がもっと色んなとこに箱があって色んな音をやってますが、日本で言えばやっぱり東京っていろんな音楽・ライブが見れる場所ですから、趣味が無いとか友達が少ないって言っても見に行けるじゃないですか、ライブって。1人で行った方が本当は良いんですよ。ライブ中に友達と喋ることなんかないっすからね。新潟に帰っても、ぜひTシャツを着てライブに行ってください。



★From RN:switch さん
先日、留学中の娘に会いに初めて韓国を訪れてきました。釜山から入り、テグ、ソウルと短期間ではありましたが、韓国を縦断。テグでは最大の目的であった娘の住む街と通う学校を見て廻り、本当にかけがえのない経験をしているのだなと実感することができました。渡韓する前はたどたどしかった韓国語もずいぶん流暢に話せるようになっており、「カムサハムニダ」しか話せないオヤジは娘に助けてもらってばかり。韓国ライフを本当に楽しんでいるようで、娘に親切にしてくれている韓国という国を、そして韓国の人々を好きになることができました。その証という訳ではありませんが、韓国国旗のステッカーを買いリモワに貼り付けて、オヤジの韓国旅行を終えました。

☆KUN:
僕らが若い時って「英語は勉強しろ、勉強しろ」って言われて、僕が大学ぐらいの時ですかね、先見の明のある人たちは今度、中国語とその次はスペイン語をやるっていう人たちがいて。僕の周りはそのカルチャー好きというか音楽とかサブカルみたいのが好きで、中国語覚えたってスペイン語覚えたって何しに行くの?みたいな。「馬鹿だな訓市は。世界で1番使われてる言語は英語じゃなくて、これからは中国語だ。ビジネスのことを考えたら中国だ。スペイン語もそうだ。南米はブラジルのポルトガル語以外は全部スペイン語で、スペイン語さえ覚えたら色んなところに行ける」。まぁどのぐらいの人たちが使うっていうことでどのぐらい国際的な言語なのか、それで学ぶ言語を決める人たちっていうのが多かったんで、韓国語を喋る人たちって日本よりか少ないと思うんですよ。なのに学びたがる人たちが多い。それはそれだけ今、韓国のカルチャーとかドラマとか映画とか音楽がグローバルになってるからだと思うんですけど、だからソフトの力ってすごいなって。今、日本、漫画がありますけど、もっとそのソフトを保護して海外にどんどんやれば日本語を覚えたいっていう人たちがもっと増えると思うんですけどね!っていう訳の分かんない話になりました。



★From RN:ワナビ さん
34歳弁護士、2児の父親です。2月に入り休みを取り家族で1週間弱の沖縄旅行に行きました。この旅行は私たち家族にとって念願の旅行でした。と言うのも昨年夏に予定していた海外旅行は2日前に上の子が急病で救急車で運ばれる事態となり直前にキャンセル。さらに今回の旅行も出発2日前に下の子が発熱するという緊急事態に見舞われました。 何とか発熱当日に病院に行くことができ、妻の看病の甲斐もあり、今回はみんな揃って元気に旅行へ行くことができました。 そんな中、印象的だったのは「今後、大きな旅行を予約すると直前に決まってトラブルが発生するというジンクスを作りたくない」ということで、妻が「看病は自分がするから」と言って私と上の子の2人で旅行に行くことを薦めてきたことです。妻は高校の同級生という長い縁なのですが、母になったというか、つくづく頼もしくなったなあ〜と感じました。野村さんには何か人生で良い悪い問わず、「ああすれば、こうなる」というようなジンクスめいたものはありますか。

☆KUN:
ジンクスってあんまりないですね。パッと思いつくのってまだ自分が海外に成田からよく行っていた時はとにかく毎月ほぼ行っていて、回転寿司屋に行って寿司を食うっていうのは、なんかお寿司を最後に食べてないっていうのがすごく嫌で、ジンクスみたいになってたんですよ。羽田が国際空港になってからはグルテンカットするまでは、今度それがつけ麺に変わったんですよ。なんか最後につけ麺を食べないと何かあった時に死にきれないんじゃないのかみたいな。なんかそれもなくなってしまって、今なんだろうな。ああすればこうなる…あります?そんなもの。ジンクスなんか気にしない方がいいですよ。