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Let's travel! Grab your music.
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『TRAVELLING WITHOUT MOVING』・・・
「動かない旅」をキーワードに旅の話と、
旅の記憶からあふれだす音楽をお届けします。
ナヴィゲーターは世界約50ヶ国を旅した野村訓市。
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#537 --- “お便り”ナイト ---
リスナーの皆さんからお寄せいただいた
“お便り”の中からkyんうちが独断でセレクトして
紹介します。
旅の話はもちろん、仕事、進路、人間関係から
恋愛、夫婦・親子関係まで・・・
全ジャンル、全テーマにご対応!
曲のリクエスト、選曲のオーダーにもお応えします。
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引き続き、毎週1名の方には、
「500回オンエア記念Tシャツ」をプレゼント中!
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当番組のPodcastは・・・
毎週日曜日の20時に最新版をアップします。
こちらも聴いてください〜
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「旅」と「音楽」に関するエピソードや思い出の
“お便り”をお待ちしています。
「旅先で聴きたい曲」のリクエストも大歓迎!
手紙、ハガキ、メールで番組宛てにお願いします。
番組サイトの「Message」から送信してください。
訓市がセレクトした“お便り”の中から
毎週1通を厳選して、
「番組オリジナルTシャツ」をプレゼント!
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宛先は・・・
〒106-6188
株式会社 J-WAVE
TUDOR TRAVELLING WITHOUT MOVING 宛
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MUSIC STREAM
動かなくても旅はできる。
ミュージック・ストリームに
身をゆだねてください。
Columbia (White Label Demo) / Oasis
Only You / Ginger Root
Dime / Cake
The Distance Between / Marshall Crenshaw
夜の学校 feat. もののあわい / Odd Foot Works
New Slang / The Shins
Two Star / Everything But The Girl
Since I Told You It's Over / Stereophonics
Imagine / Dena De Rose
ON AIR NOTES
どんな会話を交わしたのか。
何を見たのか、何を聞いたのか。
その音の向こうに何があったのか。
KUNICHI was talking
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★From RN:ことどわたし さん
訓市さん、いつも楽しみに夫婦でラジオを聴いています。2月に結婚した43歳女です。「自分、おしゃれだろ?」「分かってる男だろ?」と言わんばかりに、こちらの番組を私に紹介してきた旦那さんの“ドヤ顔”が忘れられませんが、その日からこの番組を聴いている時間はとても大切で幸せなものとなっています。忙しい毎日に追われて、忘れがちな大事な想いが胸の奥から湧いてくる… そんな時間なんです。先日湧いてきた想いは「ルイス・ポールセンの照明が好きだ」という想いです。カルチャーを届けていただき、ありがとうございます。
☆KUN:
「夫婦で聴いています」っていう方によく声をかけられまして、もう先月末になりますが、忘年会パーティーをやったんですけども、その時も何組かに声をかけられまして…。だいたい声をかけてくるのが奥さんで、後ろに立ってるのが旦那さんっていう。で、まず、「一緒に写真撮ってください」って言うと必ず旦那さんが撮って、「次は僕も」っていう、なんか定番なんですけども。「車で聴いてるよ」って言うのが1番なんかしっくりくるんですけど、家にいてちゃんと聴いてくれるっていうのはどういうシチュエーションなのか。ラジカセみたいので聴いているのか、何で聴いてるのかがすごく気になるんですけど。
★From RN:柴犬 さん
栃木在住、38歳男です。1月の下旬に新婚旅行でイギリスを計画しています。昨今の円安で当初は国内かアジアを考えていたのですが、一生に1度のハネムーンということで、そこは「お互いが1番行きたい所へ行こう」ということで決断しました。私は初のイギリス、妻は学生時代に留学していて、それ以来になります。旅行の大半はロンドン市内で過ごす予定なのですが、妻がロンドンで行きたい所の筆頭として挙げたのがブリックレーンにあるベーグル屋でした。フィッシュ・アンド・チップスでもなく、スコーンでもなく、ベーグル?と、私にはあまりピンと来なかったのですが、彼女曰くそこのベーグルは学生時代の思い出の味らしいのです。そんな中、先日、神保町の古書店で旅行の予習にとロンドン特集のPOPEYEのバックナンバーを購入。ページをパラパラめくっていると訓市さんの記事が。腹ペコヤングのお腹を満たす名店として、そのベーグル屋を紹介しているではないですか。まだ出会う前の学生時代、腹ペコヤングの妻がベーグルを頬張る姿を想像して少し微笑ましくなりました。「噛めば噛むほど味のするスルメのような」というベーグル、ロンドンに行ったら是非食べてみようと思います。POPEYEの特集も9年前の情報とあって、調べてみると残念ながら閉業してしまっているお店も少なからず有りました。そこで今、ロンドンに行くならここに行っておけ!といった訓市さんのおすすめを教えていただけたら幸いです。
☆KUN:
懐かしいですね。そのブリックレーンってリバプール・ストリートステーションって山手線みたいなゾーンワンっていうのを走る地下鉄の1番東側にあった場所で、昔は全然おしゃれじゃなかったんですけど、いつからかですね?色んなお店ができたり、 一気になんかこう…ロンドンのブルックリンの方みたいな感じになっていたんですけども。そこにベーグル屋さんがあって24時間営業してたんですよ、確か。朝まで遊んで小腹が空いたっていう時にそこのベーグルがやたらと美味しく感じたものなんですが、今食べたらどう思うんでしょうね。きっと普通だって思うと思うんですが…。ロンドンのオススメ、昔からあるのですと「シーシェル」というフィッシュ・アンド・チップスの有名なお店で、ロールスロイスに乗った金持ちがフィッシュ・アンド・チップスを買いにやって来ると言われていたお店です。ここは油がピーナッツオイルで、確かアンコウとか色んな種類、タラだけじゃなくて他のも食べられます。それにモルトビネガー。イギリスはモルトを使って作ったビネガーをかけるんですけど、それがとにかく魚に合う。普通のお酢じゃダメなんですよ。モルトじゃないと。ぜひ行ってみてください。
★From RN:ハンス・カストルプ さん
58才の男性、物理探査員です。「自分のやりたいことをする決断をするために、寿命を知りたい」という方がいらっしゃいましたが、いつとは分からなくても必ず終わりは来る。その自覚があればいつでも自分のやりたいことに真摯に取り組めるはずなのに、と不思議な気持ちで聴きました。訓市さんもご自身のエピソードをお話しなさっていましたが、私も中高一貫の進学校から行きたかった東京外語大に進みましたが、思春期の多感な時期に佐野元春さんの影響でビートジェネレーションやソローの「森の生活」、ボブ・ディランなどに熱中して親を泣かせて中退してしまいました。その後は将来の不安にさいなまれた時期もありましたが、今は「技術士」という日本では工学系の最高の資格を取ってやりたい仕事に邁進できています。アントニオ猪木さんがおっしゃっていたように、「行けばわかるさ!」です。寿命が分かれば…などと言っていてはそれこそ寿命が尽きるまで何もできないように思えます。
☆KUN:
そうなんですけどね。結局生きていると、自分のことなのにどこか人のことのように感じちゃったりするじゃないですか。まあそれが、いつか地震とかが来るから備えとけよって言って、東京も絶対来るじゃないですか。台風も来ますし。でも自分のとこだけは平気だと思ってしまったり、切羽つまらないとどうも自分のことだと受け止めて動けないってことは僕も多いんですけども…。と言う訳で、今年こそ1年の計というやつで、思ったことを実行に移していくっていうのがいいのかもしれません。
★From RN:三角山 さん
最近番組を聞く際に息子に頼まれて夜のドライブに行くことが良くあり、妻も誘って1時間位をかけて自宅からほど遠い、決まって相模原方面の片田舎まで出掛けるのが週末の日課みたいな感じです。東に向けて車を走らせて、街灯の少ない暗闇の中を木々の多い景色を眺めながら、月曜日を迎える準備をするかの様に各々が無言ながらも心地良さを感じている車内が今ではとても大切な時間になっています。夜のドライブの際に決まって大きな川に掛かる橋を渡るのが常で、橋の道幅が狭く橋の上に他の車がいないか確認をしてから渡らねばならず、たもとに居る車は待つことを強いられ、渡り切った際にはお互いに会釈や手を振るなど挨拶をするのが何となく楽しく感じて、橋に差し掛かる手前でいつもワクワクしていました。しかし最近になり橋の下流側に新しい橋を建設しているのが分かり、この橋が役目を終えた時に、お互いを気に掛けて待つことや挨拶が無くなると気づいて少し虚しく感じていましたが、何気に息子も同じ気持ちでいたことが分かり、それが嬉しく、感謝している自分に気づいた次第です。
☆KUN:
こういう場所っていくつかありますよね。僕も知り合いの車屋さんに行く時とか、やっぱり車幅が無くて片側通行って言うんですか?譲り合わなきゃいけないんですけども。 パッシングしてきて、「先、どうぞ」とかやられると、すごく良い人に会ったなっていう気持ちになって、もちろん渡った時に挨拶をするんですけども…。逆にものすごい煽ってくる人とかもいるじゃないですか。車の運転ってすごく人の性格が出ると言うか、気がちっちゃそうな人が車に乗っていたらものすごい気が強い運転したりとか、なんですかねあれね。
★From RN:Gonz さん
自分はその時、そのシーンに合った曲を選ぶのが好きなのですが、たまに中々決まらない時もあります。1990年代にカリフォルニアに住んでいて、住んでいた部屋が禁煙だったため、タバコを吸う時はいつもパティオに出て吸っていました。その際は必ずその時の気分に合った曲を部屋の中で選んでかけて、外でタバコを吸いながら聴くのですが、たまに曲をかけ始めたものの、何か違うと部屋の中に戻って選曲し直す事も多々ありました。カリフォルニアの海岸沿いを車で走る際は素敵な景色をバックに、それこそ選曲が大変です。ただ、自分がEverything But the Girlに出会ってからは彼らのアルバム2枚、昼は『Amplified Heart』、夜は 『Walking Wounded』 で足りてしまう日々が続きました。リクエストはこの2枚のアルバムから野村さんが車で走るなら最初にかける曲をお願いします。シチュエーションはお任せしますね。
☆KUN:
Everything But the Girlはとにかく、確かにドライブにめちゃくちゃ合うというか。「Driving」っていう曲があるんですけども、ズバリの。その曲なんかもう、多分自分もものすごく車で聴きましたし、リミックスがまたすべて良いんですよ。ほぼすべてこの番組でリミックスバージョン含めかけてしまってるんですが、どれどれ、そんなに良いのかというリスナーの方がいらっしゃいましたら、ぜひ「Driving」って曲をリミックスも聴いてほしいんですが・・・。1曲決めましたので、『Amplified Heart』からかけたいと思います。
★From RN:私はアサヒの生派 さん
「ミラネーゼ」のエピソードの回、ご友人の話を聴きながら私は父のことを思っていました。父はセッタとアサヒの瓶ビールが好きで、趣味は熱帯魚の水草研究と帆船の模型造り。三姉妹の三女の私は毎朝、誰よりも早く起きて父の趣味部屋に遊びに行き、部屋の全面にいる熱帯魚にエサをあげる時間が大好きでした。そんな父は私が6歳の時に帰らぬ人となり、瞬間瞬間の画像としての父との思い出が私の中に残っています。あれから20年近く経ち、父の声がどんなだったかも思い出せず少し寂しくなる時があります。父との「音」の記憶が無いため、訓市さんに“父っぽい曲”をリクエストさせていただきたいです。会ったこともないのに“父っぽい”と言われても…と感じられるかと思いますが。2月の父の命日にはアサヒの瓶とともに、その曲を聴きながら、できればオリジナルTシャツを着ながら、また父に思いを馳せたいと思います。
☆KUN:
そうですか。お父さんの記憶っていうのがあんまり無いっていうのは確かに悲しくなる時もきっとあると思うんですけども、僕の周りは割とお父さんがいないっていう歳下の友達が多くて、なんだかんだ父親っぽい役割をやることが多いんですけども。なんか困った時に相談受けるとか…。「訓さん、歳的にはもうほぼ俺の親父だけど、俺の親父がいたら、こうやって朝まで飲んでたのかな」とか、そう言われるとついつい奢ってやりたくもなってしまうんですけども…。どんなお父さんだったか?今自分に照らし合わせて、きっとビールを水のように飲んで、バカスカ煙草を吸いながら模型でも作っていたんではないかということで、めちゃくちゃ声が渋いこの曲をかけたいと思います。
野村訓市
1973年東京生まれ。幼稚園から高校まで学習院、大学は慶応大学総合政策学部進学。
世界のフェスティバルを追ってのアメリカ、アジア、ヨーロッパへの旅をしたトラベラーズ時代を経て、99年に辻堂海岸に海の家「SPUTNIK」をプロデュース。世界86人の生き方をたったひとりで取材した「sputnik:whole life catalogue 」は伝説のインタビュー集となっている。
同名で「IDEE」よりインテリア家具や雑誌なども制作。現在は「TRIPSTER」の名で幅広くプロデュース業をする傍ら、ブルータス等の雑誌などで執筆業も行う。


