2024.4.6

Kan Sanoさんの1枚目

レコードをこよなく愛する方々をセレクターに迎え、ご自身のコレクションから、“アナログで聴きたい名盤”をセレクト。その中から1曲、実際にレコードに針を落としてお届け。
4月のセレクターは、Kan Sanoさんです。

●今日の1枚：「Si tu vois ma mère / Sidney Bechet」（2012）
「僕は元々レコードが昔から大好きなんですけど、特にこの数年前のコロナ禍で、自宅での時間をもうちょっと楽しく過ごすにはどうしたらいいかなって考えてた時に、改めてやっぱりレコードいいんじゃないかなって思って。子供の頃は親がレコード、やっぱりレコード世代だったので、家にはレコードがあったんですけど、自分で買うようになったのは学生になってからですか。大学生ぐらいの時とか、ジャズの学校に行ってジャズを勉強してたんですけど、そういう中でジャズのレコード買ってみようかなっていうところで、当時アメリカに留学してたんですけど、古いジャズのレコードが1ドルとか2ドルとかで売ってたりするので、そういうのをちょっと買い集めたりしてました。
レコードって盤を出してターンテーブルに乗せて針を落として。サブスクとかに比べるとひと手間かかるんですけど、そのひと手間がすごく楽しくてですね、便利なもので終わらせるんじゃなくて、あえてちょっと時間をかけて音楽を楽しむみたいなことに楽しさを見出すようになって、そこからさらにまた今レコードいっぱい集めているという状況です。」