吉岡里帆 UR LIFESTYLE COLLEGE

2025.11.16

文芸評論家の三宅香帆さん!

吉岡里帆がナビゲート!
心地よい音楽とともに、より良いライフスタイルを考える
「UR LIFESTYLE COLLEGE」。
より豊かなライフスタイル、より良い生き方とは?
自然とのふれあい、生きた街の音、素敵な本や映画、音楽、
そして、人とのつながり・・・
様々なジャンルのゲストと考えていきます。

ゲストは、文芸評論家の三宅香帆さん!
そして後半は「GOOD LIVING COLLEGE」。
毎月3週目は、インテリアトータルプロデューサーのMAKOさんにお話を伺います。
今回のテーマは「間接照明」です。

三宅香帆さんは、1994年生まれ、高知県出身。
京都大学文学部を卒業後、大学院に通っていた時にブックガイド
「人生を狂わす名著50」でデビュー。
その後、会社員を経て、2022年に独立されました。


まず、文芸評論家という仕事について。
「本の魅力を伝える仕事」と三宅さん。
特に、本の魅力の中でも“世の中に問いを投げかけること”、
作品を通して議論のアジェンダを設定したり、
フィクションの中に現代社会の問いを見出したりする役割があると
おっしゃっていました。

“批評”と“批判”は異なります。
批評とは作品の本当の魅力を伝え、新しい見方を提示し、
より作品を面白く読むための手助けをします!

文章を書く際には、
「この本を読んでくれる人が増えたら…本の話をできる人が増えるかも…」
という気持ちを持って書いているとおっしゃっていました。

三宅さん、月に20〜30冊の本を読むそう…!
読書スピードが速い理由は、
大学院時代に大量の文献を読む訓練をした結果とのこと。
「大食いの人が何で食べられるのかわからないのと同じ」と例えられました…!

迷いがちな本の選び方について。
三宅さんは「ベストセラーの棚から見ない」ことをおすすめ!
ベストセラーの棚を見ると、
「みんなこういう本が受けているんだ」という気持ちに…
そのため、新書や文庫の棚から探すと自分のための本が見つかりやすいそうです。

そんな三宅香帆さん、ご出身は高知県です。
子どもの頃は外に出るのがあまり好きではなく
インドアで本を読むことが多かったとのこと!

中学生の頃は周りに本の話ができる友達がおらず、
インターネットのブログを通じて
“こんなに本を読んでいる人がいるんだ”と知り、
読書を続ける励みになっていたそう。

三宅さんのデビュー。
大学院時代に書店でアルバイトをしていた際、
書いていたブログが注目され、それが本になったことでデビューします。
初めはペンネームにすれば良かったと思う時期もあったそうですが、
今は本名で良かったとのこと!

今回、「2025年、推しの作品」をテーマに
おすすめの本をご紹介いただきました!

1冊目は、逢坂冬馬さん著
『ブレイクショットの軌跡』(早川書房)
一台の車を媒介に様々な人々の人生が繋がる群像劇のようなもので、
最後には大伏線回収もあり、一気読みできる小説とのこと!

2冊目は、東畑開人さん著
『カウンセリングとは何か 変化するということ』(講談社現代新書)
臨床心理士の方が書いた新書。
カウンセリング室で何が起こっているのかを物語形式も交えて説明した本!


そして、三宅さんのライフスタイル。
自宅には壁一面の本棚が二つあるとのこと。
一つは部屋の仕切りとして両面から使えるようになっているそうです。

また、いつか書庫をつくりたい!と三宅さん。
京都に書庫をつくることが夢だとおっしゃっていました。

ライフスタイルにおいて好きなことは片付け。
本棚をきれいにしておきたいとのこと!
一方、苦手なことは料理。
家では旦那さんが料理を担当しているそうです!

高知県

三宅香帆さんのご出身は高知県。

子どもの頃は外に出るのがあまり好きではなかったという三宅さん。
インドアで本を読むことが多かったとのこと!

プレゼント画像

メッセージをお寄せいただいた方の中から毎週1名様に、番組オリジナルグッズのハンカチをプレゼント

GUEST

インテリアトータルプロデューサー MAKOさん

Podcast配信中

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