
2025.12.14
毎月2週目は、
料理家・養生デザイナーの井澤由美子さんにお話を伺います。
井澤由美子さんは、季節の素材と
その特性を生かした様々な料理を提案。
体を健やかに保つ発酵食や薬膳、保存食作りをライフワークにし、
おいしくてヘルシー、体にいいレシピを考案されていらっしゃいます。
また、最新著書「心と体が整う ひとり薬膳せいろ」も話題です!
今回は「年末年始にオススメ、作り置きレシピ」をテーマにお話を伺いました。
みなさん12月に入りました。いかがお過ごしでしょうか?
年末は皆さんちょっと忙しいので、作り置き一つと、おせちにも使える卵料理をご紹介したいと思います!
塩麹は店頭によく売られているのですが、醤油麹は見かけない。ですが、醤油麹の方がとっても簡単に作れます。
麹200グラム、お醤油300ccくらい。もし乾燥麹を使われる方は、お醤油が380ccくらい。どちらも麹が、次の日に少し出ていたらお醤油を少し足してください。昆布や鰹節を入れるとさらに美味しくなるのですが、毎日1回くらい混ぜる。キッチンのあたたかいところなどで1週間から2週間混ぜていただくと醤油麹ができます。発酵メーカー、ヨーグルトメーカーなどを持っている方は、58度から60度くらい一晩かけていただくと次の日美味しい醤油麹になります。つぶつぶ感が少し苦手な方はブレンダーにかけてなめらかにしていただくとお料理に使いやすいのでいいかなと思います。
それから、普段のお弁当にもとっても美味しい、伊達巻きの作り方。伊達巻きは白身魚のすり身を使ってもいいです、ヤマトイモを使ったり、卵白を使ったり、ですが簡単に、はんぺんを使う方法を今日はご紹介します!
卵は2個、はんぺんが1枚110グラムくらいのもの。これに砂糖、私はてんさい糖が好きなので、甘さ控えめ、柔らかい味なのでこちらを使いますが、なんでも大丈夫です。大さじ1、お酒が大さじ1。本みりんが大さじ2。これをハンドブレンダー、ミキサー、あるいは泡立て器にかけてよく混ぜます。ない方はポリ袋に入れて上から揉むだけでもいい。ちょっとポツポツがあって、それはそれで可愛いので、そんなに気にしなくて大丈夫です。これを耐熱容器に入れて、トースターで焼いていただいてもいいし、魚焼きグリルも高さがあるんだったら、それでも大丈夫です。
そしてふっくら焼いていただいたら、巻きすがあれば巻きすにパタンと返す、手前からくるくると巻いていただいたらいい。巻きすの上に一枚濡らしたペーパータオルをひいて巻くとさらにきれいにできます。しっかり冷めてから切ったほうが美しく切れるので、縦に置いて余分な水分をとって、しっかり冷めたら1.5センチくらいの厚さに切るとお正月によくいただく、綺麗な伊達巻きができあがります!