吉岡里帆 UR LIFESTYLE COLLEGE

2025.08.10

アニメーターの舘野仁美さん!

吉岡里帆がナビゲート!
心地よい音楽とともに、より良いライフスタイルを考える
「UR LIFESTYLE COLLEGE」。
より豊かなライフスタイル、より良い生き方とは?
自然とのふれあい、生きた街の音、素敵な本や映画、音楽、
そして、人とのつながり・・・
様々なジャンルのゲストと考えていきます。


ゲストは、アニメーターの舘野仁美さん!
そして後半は「GOOD LIVING COLLEGE」。
毎月2週目は、料理家・養生デザイナーの井澤由美子さんにお話を伺います。
今回のテーマは「海藻」です。

舘野仁美さんは、福島県生まれ。
1987年にスタジオジブリに入社後、
「となりのトトロ」から「思い出のマーニー」まで、
ジブリ作品の動画チェックを数多く担当されました。
その後、2014年にスタジオジブリを退職。
現在は、アニメーターの育成にも力を注がれていらっしゃいます。



2015年に発売された舘野さんの著書
「エンピツ戦記 - 誰も知らなかったスタジオジブリ」は、
「となりのトトロ」から「思い出のマーニー」まで
ジブリ作品のアニメーターとして、裏方に徹した舘野仁美による回顧録。
「スタジオジブリに嫁いだ」27年間を振り返って、
記憶の中にある宮崎駿監督、鈴木敏夫プロデューサー、
高畑勲監督、そして、スタッフさんたちのエピソードが綴られています。

著書の中では、宮崎駿監督や鈴木敏夫プロデューサーの知られざる一面も紹介。
プロデューサー 鈴木敏夫さんからは、
「私は宮崎駿のせいで結婚できなかった」と
一行目で書いてくれと打診を受けたそうですが、
その返答で舘野さんは、「鈴木敏夫も入れないと不正確です」と返したとか!
ジブリ制作チームの空気感も感じることができる1冊です。



舘野仁美さんの原点、小さい頃から絵を描くのが大好きで、
毎日のようにチラシの裏などに絵を描いているようなお子さんだったそうです。
アニメーターを目指そうと思ったのは、高校生の頃。
宮崎駿監督作品のTVアニメ『未来少年コナン』を見て、
作品の躍動感のある動きに魅せられ、
こういう作品に自分も関わってみたいと思い志しました。
その後、東京デザイナー学院アニメーションで学び、
卒業後、制作会社やフリーランスを経て、1987年にスタジオジブリに入社。
「となりのトトロ」からスタジオジブリに参加されます。

「となりのトトロ」以降、「魔女の宅急便」「おもひでぽろぽろ」
「紅の豚」「海がきこえる」「平成狸合戦ぽんぽこ」「もののけ姫」
「ホーホケキョ となりの山田くん」「千と千尋の神隠し」
「ハウルの動く城」「ゲド戦記」「崖の上のポニョ」「風立ちぬ」
「思い出のマーニー」と、数多くの作品に携わっていらっしゃいます。



2014年にスタジオジブリを退職。
退職後、アニメ以外の人生をはじめてみようと
ササユリカフェというカフェを西荻窪に開業。
カフェ営業と共にアニメ作品の展示を行うようになったそうです。
その展示が徐々に話題となり、ある時、
アニメーターの人生をドラマにするというお話が!
それが、NHK連続テレビ小説「なつぞら」のオファーだったそうで、
後に、舘野さんは「なつぞら」のアニメーション監修、
オープニングアニメーションや劇中アニメーションなどを制作を担当されます。
また「なつぞら」を制作されている中で、
若手の育成の必要性に気付き、アニメの動画研修所をスタート。
その延長として、若手を育成しながら NHK アニメ「cocoon ある夏の少女たちより 」
という作品でプロデューサー兼動画監督もされました。




そんな舘野仁美さんのライフスタイル、
快適に暮らすために心がけていることは、バラの鉢植えを育てること!

現在は、研修所やアトリエとして使用している仕事場のカフェに泊まることも多いそうです。
カフェの内装は、白で統一されていて、壁も漆喰、椅子も白、
テーブルトップはグレーに少しピンクが入ったような大理石なんだとか!
床は明るい茶のタイル張りで、南仏のようだと言われることがあるそうです!



本日のゲスト、舘野仁美さんの著書
「エンピツ戦記 - 誰も知らなかったスタジオジブリ」
中央公論新社から発売されています。
こちらも是非チェックしてみてください!

西荻窪

2014年にスタジオジブリを退社。
退社した後、アニメ以外の人生をはじめてみようと
ササユリカフェというカフェを西荻窪に開業されます。

プレゼント画像

メッセージをお寄せいただいた方の中から毎週1名様に、番組オリジナルグッズのハンカチをプレゼント

GUEST

料理家・養生デザイナー 井澤由美子さん

Podcast配信中

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