KYOCERA
TECHNOLOGY COLLEGE
21:40 - 21:50
毎月1名のゲスト講師が登場。週替わりのテーマで学生向けの授業を実施。
未来へのヒントが詰まったコーナーです。
▼10/1
初回の授業のテーマは「神経科学との出合い」。歯学部から神経科学への道を振り返りました。「顔がどういう風にできてくるか」を研究したことが研究のスタートだといい、その時「顔は中枢の表現系である」という言葉に出合ったことが心に刺さったそう。そこから「神経の発生」に引き寄せられていったといいます。
▼10/8
なりたいものがたくさんあったという大隅さん。そのうちの一つに挙げたのが「料亭の女将」。「私にとっては自分の研究室を主宰するというのは、料亭の女将と結構近いことなのかなという意識もあったりします」といいます。その共通項について「理系の研究室というのは大抵チーム。チームがそれぞれの持ち場でタスクをやっていきながら、全体としては『こういう方向の研究をやっていこう』というものを盛り上げていかないといけない」という、人との関わり・チームワークを理由に挙げました。
▼10/15
「装置をどんな風に開発するかなどについては、もっとデバイスとか得意な方達が学外にいらっしゃいますから、良い連携を図っていくのがこれからますます大事になっていく」と、今回は「学術と産業の結びつき」についての授業。ご自身が理事を務める、「脳に関するテクノロジーをいろんな方向からよく使っていきましょう」と研究者・事業者・投資家などが集結した「BTC=ブレインテック・コンソーシアム」についてのトークも。
▼10/22
大隅さんは「理系女性の人生設計ガイド 自分を生かす仕事と生き方」を共著。「理系に限らず、女性が何かキャリアを続けていく上でどんなことを気をつけたらいいか、いろんなロールモデルが出てくる」本とのこと。さらに大隅さんは「私としては、好きなことをお仕事にできると一番長続きするし、辛い時も耐えられるんじゃないかなと思います」という点と、女性だから・男性だからという「属性に囚われない、そういう社会になったらいいな」という点も言及しました。
▼10/29
今回は学生さんからの質問を。2年生の学生さんからは「今のうちからやっておくべきこと」について質問が。「一般論として言えることとしては、時間の使い方をうまくマネージメントできるようにする」こと。「どんなキャリアの場合でもすごく大事」と大隅さん。「みなさんそれぞれ個性を持っていて、どんなところが得意かは全部違う。何が唯一平等かというと1日24時間しかもっていない。希少な24時間をどんな風に使うか」と、優先順位付けや時間の見積もりの大事さについて語りました。
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