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Dec. 16 2016

会いに行きたくなる雑貨店

今回お話を伺うのは、雑誌『OZmagazine』の統括編集長・古川誠さん。
『OZmagazine』は、毎月12日に発売される月刊誌で首都圏に住む20代以上の女性読者を対象に、“日常を丁寧に過ごす”をコンセプトにしています。

現在、発売中の1月号の特集は、『東京雑貨店めぐり』。
そこで、今日は、古川さんに“会いに行きたくなる雑貨店” を教えてもらいます。

まず、今回の特集がどうして雑貨店だったんでしょうか?

「雑貨特集自体は、3年ぶりくらいで久しぶりなんですが、最近『OZmagazine』をくださっている方の傾向で、今週末使いたい、すぐに使いたいというのがニーズとして多かったので、散歩というのが1つテーマとしてあがってきていました。その中で、散歩しながら何するかというと、お茶飲んだり、なにか小さいものを買ったりということが楽しいじゃないですか。そういう東京の雑貨を楽しんで歩いてもらうという特集を作りたかったというのが1つ。そして日本のセレクトもそうなんですが、世界からいいお店が来ていたりと、いいお店がすごく増えているので。あともう1つあるのが、雑貨って買うとちょっと幸せになりますよね。年末ってちょっとしたプレゼントを用意する機会が多いので、そういった時に使って頂きたいなと思いますし、雑貨を買うことによって笑顔になるといか、そういうちょっと年末なので楽しく終わりたいなって気持ちもあって、雑貨特集を。物買って気分が上がる感じを出したいなと思って企画しました。」

古川さんがオススメの東京の雑貨店について聞いてみましょう!

「馬喰町にある『JAM COVER』が大好きで、超オススメです。今回もページを割いて作らせてもらっていますね。これは、群馬県の高崎と馬喰町にある雑貨のセレクトショップなんですが、店主の小沢さんが選んできたものだけを置いています。北欧雑貨から国内のものから小さなかわいいものが宝箱みたいにお店にギューッと詰まっていて、どこを見てもカワイイお店。ステーショナリーから洋服まで置いてあって、すべて小澤さんが選んだセレクトのものがそこに置いてありカラフルな雑貨が多い。JAM COVERにおいてあるものって、なくても生活の損にはならないというか、なくてもなんにも変わらないんですが、それがあることでちょっとクスッと笑っちゃったりとか、それが鞄に入っているだけで、嬉しいなっていうのも雑貨のいいところだと思うんですよね。」

そして、2店舗目は、ここ何年か注目を集めるヒガシ東京…
イーストトウキョウの蔵前の隣の鳥越にある雑貨店です。
おかず横丁がある鳥越エリアには、今いいお店がたくさん集まっていますが中でもイチオシはこちら。

「SyuRoというお店があるんですが、そこのセレクトも本当に素晴らしいのでとてもオススメです。どちらかというとクラフト系のものが多く、器とか革や布の小物など、どちらかというと日本のいいものが置いてあります。店主がセレクトして集めているものなんですが、本にも掲載している僕も使っている茶筒のような真鍮の茶筒なんですが、開ける時のフタの開け閉めが本当に絶妙で硬くもなく柔らかくもくちょうどいい閉まり具合なので、100回開け閉めしてももスーッて開くんです。これってリアルにすごいなって思っていて、そういう魂のこもったクラフトの職人さんのちゃんと作ったものが集まっていると思います。ここは、どちらかというと理由もなくかわいいではなくて、すべてに理由がある良さ、いいものが集まっているお店ですね。」

自分でこだわりを持って選んだものを側においておくだけで、生活の仕方が変わってきますよね。
最後に、古川さんは、こんなお話もしてくれました。

「雑貨店を特集して思ったんですが、インターネットでも、カタログでも物はどこでも買える。こうなってくると誰から買うかっていう時代になってきていて、誰が選んだものだから買うとか、誰が作ったものだから買うっていう、そのリアリティがセレクトのポイントになっていたなと結果的に思いました。ですから雑貨特集ではなく雑貨店特集にしたのはそこで、お店に行かなくてもSyuroに売っているもの別のルートでも買えますが実際にお店に行くことで、そこに置いてあるものの隣のものも見たくなるし、そういうコミュニケーションを大事にしたいと思っています。そうなってくるとそれを選んだ人ってだけだっけ?売っている人って誰だっけ?となりますよね。なので、ここに載っているのは、雑貨というよりも雑貨店。そこに人の気配、ストーリーの気配がするというのが雑誌的なのかなと思いました。」

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