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CHOYA NATURAL BEAUTY

JUNE 09 2017

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幸せが舞い込む指先になるネイルケア

お話を伺ったのは、様々なメディアでご活躍される『NAILS GOOW』代表で爪管理士の三和田恵さんです。爪管理士というのは「爪」を専門的に研究し、健康で美しく保つ施術やアドバイスをするプロのことで、三和田さんのもとには、スポーツ選手から一般の方が爪のケアに来られます。 そんな三和田さんが、今回は、“幸せが舞い込む指先になるネイルケア”についてお話をしてくれます。

まず、爪は体にとってどんなパーツなのか、お話を聞きました

「実は爪は、シールをはがしたりドアを開ける際にひっかけたりと、道具として使うことも多いんですが、実際には指の先である“指腹”を支えるためには重要なパーツ。もし親指の爪と人差し指の爪がなかったら、紙を1枚めくることができないくらい非常に重要な支えになっています。また指の先端は神経の折り返し地点で、非常に繊細な部分です。ここをカバーするために爪があると考えられているので、意外とたかが爪、されど爪という言葉があるくらい、体にとっては非常に重要な場所になります。そして爪には人間の体の結果もあらわれ、健康に保つバロメーターにもなります。その人の血液循環や血液の状態が爪に出てくるんです。爪の色の薄いピンク色というのは、あれは実際に透明な爪の下にある毛細血管がうつってピンクに見えています。血流結果がいい時は、薄い桜色のピンクが見えると思っていいかと思います。」

さらに爪をキレイに保つことには、こんな意味もあるそうです。

「甘皮のお掃除や、爪が健康的な色で汚が無いことは、ご自分の気持ちのバロメーターにもなります。鏡を見なくても爪は目に入ってきますので、まず爪が健康で清潔であることは気分がいいことですよね。また爪は、体の末端であり人の目に触れるところでもあるので、爪がキレイということは相手に不快感を与えない、つまり人への思いやりの気持ちを持つためにも、清潔で健康的な爪をキープすることは、私は良いことなのではないかと思います。人は意外に爪を見ているようで、例えばすごくおいしいお寿司を食べに行って良質なお寿司が出てきた時に、お寿司を出してくださった方の爪が不健康であった場合、どのような気持ちになるか…みなさんだいたい残念な気持ちになりますよね。一般的に営業職や、手が見えるお仕事をしている方は、ネイルケアだったり、清潔に保つことは非常に大切なことなんじゃないかと思います。」

爪には血流の色がでるというお話をしていただきましたが、つまり、健康的な桜色の爪にするためには、血行がいいことが大切になってきます。三和田さん流簡単マッサージ法は、まず、左手の人差し指を1本立て、それを根元から右手でギュッと握ります。そして、パッと離す。このように、中指、薬指、小指、親指と両手の指を1本ずつマッサージするといいとおっしゃっていました。
さらにこのマッサージの後には、爪にオイルを与えて下さい。ただし、この時にもポイントがあります。

「例えば良質の浸透性の高いオイルを裸の爪にすりこむと、爪自体に弾力性が生まれるので折れにくくなります。指周りにつけて頂くのが一番いいですが、忘れがちなのはちょうど爪と指の間です。考え方は爪の裏にオイルが行き届きにくくなるので、爪の裏に一滴ぽたんと落とすと毛細管現象といって、指の周りを伝わり甘皮にも伝わってくるようになります。ハケタイプは、ハケの雑菌が付きやすくなるので、ハケから落とす感じで構いません。裏から落として指周りに、爪周りにオイルが回ってくる感じで考えて頂くといいかなと思います。」

最後に、爪に負担をかけない爪切りの方法も聞きました。

「爪切は、一概にネイルサロンではやめてくださいということを言われると良く聞きます。これは爪には20度ぐらいの緩やかなカーブがあり、このカーブが乾燥している時にパチンと爪を切るとその刺激により、爪が割れる原因になります。もし爪切りを使われる場合は、白く伸びているところを1本に対して、5、6回に分けて切って下さい。1回に切る量を爪が伸びているからといって、一気に切ってしまうのではなく、少々面倒ですが数回に分けて切ります。落ちた破片が横2ミリ、縦が0.5ミリ程度の量を切ることにより、逆に血流を上げたりもしますので爪への負担が減ります。爪切りを使う時は、そうして頂くのが一番理想です。」

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