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CHOYA NATURAL BEAUTY

Jan. 13 2017

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冬に楽しみたい重ね着

今回お話を伺うのは、主婦と生活社から出版されている雑誌『ナチュリラ』の副編集長・大塚美夏さんです。
『ナチュリラ』は、3月、6月、9月、12月の春、夏、秋、冬、年に4回発売されている季刊誌です。

現在発売中の2016-2017冬号では『重ねてもすっきり冬のおしゃれ』を特集しています。
どうして、重ね着特集になったのでしょうか?

「大人になってくると暑い寒いは、オシャレ以前の死活問題。寒いことに関しては重ね着することで温かくすることはできますが、アイテムが増えると見た目もゴチャゴチャしがちだし、重ねることで動きにくくなったり着心地もいまいちに…と思ったのが最初のきっかけです。ではそれをどうすればいいのかなと思い下調べをしたところ、オシャレな方はそれを逆手にとっていて、冬だからこそ大人だからこそ楽しめる組み合わせの妙が分かってきました。寒いからこそ重ねなければいけないのですが、重ね着すると着ぶくれししてしまう…というマイナスから始まったテーマでしたが、実はそれを逆手にとって楽しむことができるのでは?というところにたどり着けたんです。そこで、1冊まるごと重ねてもスッキリみえるオシャレにしたら楽し特集になると思い、この特集に決めました。」

まずは、スッキリ見える重ね着のコツについて教えてもらいましょう!

「素材の質感や厚い薄いを見極めて丁寧に組み立てることなのかと思います。例えば、ざっくりしたニットの下には薄手の高機能インナーや夏に活用していたコットンTシャツを組み合わせるとか、大人だから手を出せる薄手のカシミアニットなら上からニットを重ねてもモコモコしないので、ニットONニットもステキなんじゃないでしょうか。また一番上のコートをシュッとみえるコートにするとか、組み合わせの仕方として、素材の質感、厚さ、薄さ、シルエットは重ねるうえでとても重要なポイントかと思います。」

大塚さん、最近お気に入りの重ね着コーデがあるそうですが、どんなものなのでしょうか。

「夫を見ていて、ざっくりしたニットの下にTシャツの襟を出すというのをメンズはされていると思うんですが、男性はその時に下がチノパンやジーンズだと思うんです。女性の場合ボトムをあえてスカートにすると、メンズライクなトップスとボトムで女性らしさが加わって楽しいんじゃないかなって。逆にふわふわのモヘアニットにトロッとしたシルクのブラウスを合わせて、その場合は、あえてボトムはジーンズ、デニムというのもこの冬楽しいなと思いましたね。」

最後に、重ね着のどんなところがいいのかということも聞いてみました。

「手持ちの服を総動員して今年らしく見える組み合わせや、今の自分ならこういう着方もありかもという新しい発見があることかなと思いました。あとは、何か一つ買い足すことでずっと着てなかったニットやコートが思わぬ復活を遂げることもあり、意外と合うというのが自分でも新鮮で、ずっと着てなかったものが今年これと合わせたらいいんじゃないかとコーディネートすることができました。オシャレを考えて組み立てるそういう一番楽しい作業が冬の装いにはあるんじゃないかなと感じました。」

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