J-me CINEMA CIRCLEの部員のみなさんと一緒に創るシネマプログラム

CINEMA CIRCLE

JUNE 02 2017

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ダンスに魅了された作品!  「ザ・ダンサー」

今日のテーマは・・・「ダンスに魅了された作品!」です!

●もちさんから頂いたのは「ヘアー」
「1979年の映画ですね。『振り付けはトゥイラ・サープ。あの「ホワイト・ナイツ」や「アマデウス」でも振り付けを担当しています。「アクエリアス」に乗せてヒッピーが公園で踊るちょっと太極拳が入ったようなダンスは、自由なヒッピーのおおらかさを表現しているように感じます。そして「Let the sunshine in」での圧巻のメッセージ♪』その通りです。僕の頭の中に入っているのは1968年のブロードウェイの曲です。なので、ちょっと映画のイメージとは違うんですが・・・本当に色んな物議を醸し出しました。」(部長)

●メガネ番長さんから頂いたのは「山河ノスタルジア」
「『オープニングで、ペットショップボーイズの「GO WEST」に乗せた若者たちのダンス♪意味は分かりませんが、きっと中国バブル期の風潮かと・・・』、これオープニングだけじゃなくて、エンディングでもかかっていましたね。」(部長)

●SNOさんから頂いたのは「シャー・ルク・カーンのDDLJラブゲット大作戦」
「『インド映画名作といえば、ムトゥやオーム・シャンティ・オーム(OSO)とともに、この映画DDLJをあげなくちゃ。シャー・ルク・カーンとカージョールのロマンス、すてきです。恋の喜びをキラキラダンスで~♪揃ったダンス見事です。今見返すと、シャー・ルク・カーン、若いっです。菜の花畑で出会うふたり。ファンタジーです。やっぱダンスシーンがあってのインド映画の醍醐味です。』ということです。この映画は、日本では観ることができません。私はCDもDVDもインドで買ってきたので手元にあります。この映画はロンドン、ヨーロッパ、インドをまたにかけた大作です。」(部長)

●「ウエスト・サイド・ストーリー」には、ふたござうるすさん、mattsuankoさん他多数!
●「オペラ座の怪人」には、monchiさん、ゴマチンさん他多数!
●「雨に唄えば」には、クリ坊さん、monchiさん、cowboy heroさん他多数!

今週も、たくさんのご参加ありがとうございました!!

そして、今回部長が選んだ「ダンスに魅了された作品!」は「ザ・ダンサー」です!!

「舞台は19世紀末です。この時代背景がすごく大事。この頃は、絵画の世界ではキュビズム、印象派が華を咲かせていた頃です。そこに登場したのが、モダンダンスの先駆者としてヨーロッパで一世を風靡した女性、ロイ・フラーです。そのロイ・フラーの実話が映画化されました。
ロイ・フラーは、アメリカでは最初はやる事なす事上手くいかないので、ヨーロッパに渡ります。当時は女性のダンスは卑しいとされていた、つまらない。ところがロイ・フラーはすべてオリジナルにこだわる。ドレス、光、鏡を用いたまったく新しい創作ダンスです。目の前で今見せられても鳥肌が立つくらいだと思います。身体性の重要さをすごく感じる映画です。体を使っているなって、ここまで踊れるってどういうことなんだろう?って。体を使って表現することは一番人間感動する。ロイ・フラーをミュージシャンで女優のソーコが演じているのですが、よくここまで踊れたものだと、とんでもなく体力を使うダンスです。ビックリしますから。もう一人、ライバルとなるダンサーが出てくるのですが、ジョニー・デップとバネッサ・パラディの娘、リリー=ローズ・デップが演じています。キレイじゃないわけがない!この子を見に行くだけでもありかも!」(部長)

映画「ザ・ダンサー」は6月3日(土)公開です。

そして、この番組と連動した映画のコラムも毎週アップしていきます。今回は、「ローマ法王になる日まで」について書いています。コラムもぜひ読んで下さい!

さて、次回は「カンヌで賞を取った大好きな作品」をテーマにコメントを募集します!
どれでもかまいません、ぜひあげてみて下さい!
みなさんのご参加、書き込みお待ちしています!!

そして、大事なお知らせです。J-me Cinema Circleの部員の皆さんと一緒に創るシネマプログラム「Cinema Circle」ですが、番組リニューアルに伴い6月いっぱいをもちまして終了となります。
つきましては私が部長を務めるJ-me Cinema Circleも終了となります。
Circleは終了になりますが、J-meは引き続き存続いたします。
ご参加いただいたメンバーのみなさん、ありがとうございました!

これまでご参加いただいた感謝の意味も込め、J-me Cinema Circleの皆様には、ポイントに応じてバーチャルバッジを差し上げます。さらに、私がこれまで紹介した映画作品の中からDVDを100本プレゼントいたします。 詳しくは、J-me Cinema Circleのサイトをご覧ください。
「Cinema Circle」残り4回、最終回の6月30日の放送分まで、引き続きよろしくお願いします。

ザ・ダンサー

バレエの殿堂であるパリ・オペラ座で踊るという夢をかなえるため、ひとりアメリカからフランスに渡ってきたロイ・フラー。光、鏡などを用いて創作した新たなダンスに、パリの観客は驚き、またたくまにスターになる。モダンダンスの先駆者ロイ・フラーの実話です。
ロイ・フラーを演じたのは、ミュージシャンで女優のソーコ。フラーのライバルとなるダンサーを、ジョニー・デップとバネッサ・パラディの娘として知られるリリー=ローズ・デップが演じている。

6月3日(土)より新宿ピカデリー、シネスイッチ銀座、Bunkamuraル・シネマほか全国公開
配給:コムストック・グループ
公式サイト:http://www.thedancer.jp/
(C)2016 LES PRODUCTIONS DU TRESOR - WILD BUNCH - ORANGE STUDIO - LES FILMS DU FLEUVE - SIRENA FILM

大倉眞一郎 おおくらしんいちろう

1957年熊本生まれ。
80年慶應義塾大学文学部東洋史学科卒業。大学では印度哲学を独学。同年、広告代理店電通に就職。88年J-WAVE開局に関与。その後97年までロンドン駐在の後、電通退社。同年10月からアジア各地をカメラ片手に旅して回る。その後、広告会社「タイノス」を設立。ユニクロのすべての広告活動を手がける。2007年9月タイノスを解散。再びアジアをプラプラすることになる。ヨーロッパ勤務中に身につけた世界市民的視野に期待。2003年09月に木楽舎より写真旅行記「漂漂」を出版。怒れるオヤジと称されるが、その語り口はソフトで定評がある。