
ハニーハンター
幼少期から絵を描くことに没頭していた緒方さん。
歯科医の一人息子として育ち、ご自身も、歯科医師を育成する大学に進学しましたが、4年生のときに中退。
画家・造形作家になります。
その後、29歳の時に訪れたカンボジアで野生の蜂蜜と出会い、衝撃を受けて、カンボジアに移住します。
そして密林の奥地へ入り、少数民族と共に蜂蜜を採取するハニーハンターとなります。
時間をかけて調合・熟成する蜂蜜を輸出して販売するほか、「現地の人たちと採った蜂蜜の良さをもっと広めたい」という想いから、石鹸やハニービネガー、コショウの蜂蜜漬けなどの加工品も手がけています。

番組が提携するウェブメディア「a・un エシカル百科店」からの話題です。
俳優・井浦新さんの思いが詰まった100%自然由来のシャンプーが誕生しました。
井浦さんが夫婦で取り組むブランドの名前は「Kuruhi」。
毎日使うものだから環境にやさしくて、それでいて、髪の毛もきしまない「石けんシャンプー」をつくるために、化粧品工場探しから始めたという井浦さん。
日本全国を巡る中で、鹿児島県で廃校になった小中学校を改修した小さな化粧品工場と出会います。
そこから徹底的にこだわって開発されたのが、「ボタニカル石けんシャンプー&トリートメント」です。
「a・un エシカル百科店」では、より深い物語を読めて、サイトでアイテムも購入できるようになっています。
【前編】
【後編】

拝啓
フランスの建国記念日は「カトルズ・ジュイエ」と呼ばれていますが、その7月14日が終わって、パリ市民の半分くらいはヴァカンスへと旅立った感覚です。
行先は、ギリシア、イタリア、南仏が多いのですが、今年は、連日の灼熱報道もあって、北へ向かう方も増えているそうです。
日本では、住まいには、必ず、冷房が備えられていますが、パリでは、自宅に冷房がある方は数えるくらいですからね。
ところで、EUでは、「エコデザイン」という言葉が浸透しています。
家電製品のメーカーは、「製品寿命を長くするための努力をしなければならない」というものです。
わかりやすくいうと、「簡単に壊れてしまい、壊れたら、すぐに捨てる」のではなく、そもそも壊れにくいように作られ、壊れたとしても、消費者が、簡単に修理できる設計にしておくということです。
先日は、欧州議会で、大きな動きがありました。
スマートフォンやパソコンをはじめ、すべての電子機器のバッテリーは、だれでも簡単に取り外せて、しかも、交換可能にすることを義務付ける、、という法律を可決したのです。
簡単にバッテリー交換できるようになれば、電子機器の寿命は、目に見える形で長くなると思うので、大きな進歩です。
そして、使い終わったバッテリーは回収され、その大部分は、再利用されるようになっていくはずです。
電子機器のバッテリーが捨てられてしまうと、埋め立てられた後で、化学物質が地下水に浸入して、土壌を汚染しているといったニュースも聞いていました。
少しでも循環されることで、暮らし方や環境に、よい変化をもたらすと思います。
よい夏をお過ごしください。
敬具
フランス・パリ在住。新しい才能に出会い、対話して、事業化をする人。
地球は今、人による自然資源の消費が地球生産力を超過する現実に直面しています。
目の前に突き付けられている現実は「解決した方が良い問題」ではなく、「解決しなければ後がない問題」です。
コンセプトは「3年先の生き方を探るエシカルな60分」です。