SATURDAY 18:00 - 18:54 | NAVIGATOR Mao Sakaguchi & Ellie Toyota

GUEST

2021.09.25
益子陽介

Pizza4P’s 代表

ベトナムのホーチミンで2011年に創業したピザレストラン、
「Pizza4P’s」の代表をつとめる益子さん。

大学を卒業後、商社を経て、サイバーエージェントに入社後、
ベトナム投資事業部を立ち上げ、
インターネットサービス企業の投資に携わり、2010年に退社。

飲食店勤務の経験がないまま、ベトナムでオープンしたのがピザレストランです。
開店後すぐに、
TripAdvisorの「ホーチミン・レストランランキング」で1位を獲得。

今年で開業10周年を迎えた「Pizza4P’s」は、
カンボジアにも出店して、現在、ベトナムを中心に23店舗を構えています。
レストランのビジョンは、
「Make the World Smile for Peace」。

ベトナムで誰もが知るレストランを経営する益子陽介さんと一緒に、
あしたの選択肢と3年先の未来を考えます。

ON AIR DATE
2021.09.18
安居昭博

サーキュラーエコノミー研究家。
1988年生まれ。

「地球の未来を考える」キーワードとして、
海外でも日本でも、
いま、大きな注目を集めている言葉が、「サーキュラーエコノミー」!

具体的なもの、身近なもので、
「これが、循環する仕組み」というものにはどんなものがあるのでしょうか?

安居さんは日本で大学を卒業後、一般企業の勤務を経て、ドイツに留学。
キール大学で
「サステナビリティ」の修士課程を卒業しました。

その後、ドイツからオランダへ渡って、
サーキュラーエコノミー、つまり、「循環する経済」、を研究してきました。

7月には、著書を出版されたばかり。
タイトルは、『サーキュラーエコノミー実践: オランダに探るビジネスモデル』です。

AKIHIRO YASUI

TOPICS

ON AIR DATE
2021.09.18
プラスチックゴミから作るプラモデルが誕生!

日本全国の地域で「ゴミ拾い」活動をおこなっているNPOの「グリーンバード」が、
プラスチックゴミから作る「プラモデル」を作りました。
街や川、海でのゴミ拾いに取り組む中で、
「子どもたちが、楽しみながら、地球環境を考えるきっかけを作りたい」と立ち上げた、
「RePLAMO」、という名前のアップサイクルプロジェクトの一環です。
第1弾として発売したのは、
プラスチックゴミを「約50%の確率で餌と間違えて食べう」というウミガメ。

プラモデルは、全国のゴミ拾い活動で回収したプラスチックゴミを洗浄して汚れを落とし、
粉砕・成型・加工という行程を経て、
一つ一つ手作業で作るために色や柄が異なり、同じデザインはありません。

greenbird

VOICE OF THE WORLD

ON AIR DATE
2021.09.18
18/9/2021 ベトナム・ホーチミンからの手紙

こんばんは。ベトナムのホーチミンから「Pizza 4P’s」の永田悠馬です!
今日の話題は、「サステナブルな農業」についてです。

実は今年、 Pizza 4P’sは創業10周年を迎えました。この記念すべき年を祝うべく、これまでの感謝を込めた特別なピザを作りました。それは、長年Pizza 4P’sの野菜の仕入先として提携してきたオーガニック農園の野菜をふんだんに使った、「まるで農場を丸ごと食べているようなピザ」です。

今回コラボしたのはベトナムの高原地域ダラットで、十年前から有機農業を実践する「ティエンシンファーム」です。彼らは、農薬や化学肥料を一切使わずに、有機堆肥を使ったサステナブルな農業を実践しています。しかも、その有機堆肥は、自分たちで牛から飼育して、その牛糞から堆肥を手作りするという徹底ぶり。
さらに、この農園では地域の少数民族の人々を積極的に雇用していおり、なんと全従業員の7割が少数民族の方だそうです。ベトナムは急速な経済発展を遂げる一方、地方や山岳地帯に住む少数民族の人々の生活が経済成長から置き去りにされていることが社会問題となっています。ティエンシンファームはこうした人々に有機農業を教えることで、将来的に彼らが自立して自分たちで有機農業を実践できることを目指しているのです。環境への影響を最小限に抑えつつ美味しい野菜を育て、さらに地元の少数民族支援も行う素晴らしい農園がベトナムにもあるのです。

今回のピザには、ティエンシンファームのケールとバジルをペースト化した「グリーンソース」をベースに、空芯菜スプラウト、ケール、玉ねぎといった同農園の野菜をトッピングとしてこのスペシャルピザに使用しました。

そして、もう一つこのピザに使った重要な食材があります。それは牛肉です。「牛の一頭が高齢になったので、悲しいけど、せっかくの命なので、きちんとした場所で屠殺して、農園とつながりある人たちだけに販売して食べようと思っています」こんな話をティエンシンファームから聞きました。ここの農園の牛たちは、無農薬の野菜と牧草を食べ、広々としたスペースで健康的に育ち、もちろん抗生物質やホルモン剤も不使用。何より、農園のみんなからたっぷりの愛情を受けて育てられた牛です。ここでは牛たちをまるで家族のように可愛がり、大切に世話をしています。温暖化への影響から、牛肉は環境に悪いとも言われていますが、それでもこの農園の牛たちは本当に素晴らしいものだと、僕達は実際に農園まで訪問して感じました。そこで、この牛肉を使った生ハム「ブレザオラ」を作り、今回のピザにトッピングすることにしたのです。

ティエンシンファームの数々の野菜、Pizza 4P’sの自家製チーズ、そして、まるで花びらのように薄くスライスされた牛肉の生ハム「ブレザオラ」は、ピザの上でお互いに重なり合い、ついに一つのピザとして完成したのです。そして、今年4月に「10年間の感謝のピザ」として提供しました。

農薬や化学肥料による環境汚染、森林伐採や温暖化への影響、土壌の劣化や生物多様性減少など、農業は多くの世界的課題の原因となっています。だからこそ「では、サステナブルな農業って、どんなものだろう?」と、食べる人が思いを馳せられるようなピザを作ることを意識しました。もちろん、味もとっても美味しかったですよ。

ということで今日は、ベトナムのホーチミンから、「サステナブルな農業」についてでした。

REPORTER
永田悠馬

ケンブリッジ大学ビジネスサステナビリティ・マネジメントコース修了。2018年にカンボジアからベトナムへ移住。現在は、「Pizza 4P’s」のサステナビリティを担当している。

ABOUT ETHICAL WAVE

地球は今、人による自然資源の消費が地球生産力を超過する現実に直面しています。
目の前に突き付けられている現実は「解決した方が良い問題」ではなく、「解決しなければ後がない問題」です。

コンセプトは「3年先の生き方を探るエシカルな60分」です。

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