■現代の名工に三線職人

卓越したものづくりの技能を持つ人として厚生労働大臣が表彰する「現代の名工」。
去年、はじめて、沖縄の三線を作る職人が選ばれました。
三線を作り続けて55年以上になる又吉章盛さんです。
職人としての一面だけでなく演奏者の顔も持ちあわせ、さらに、後継者を育てるため、塾を開いて三線作りの技術指導も続けています。

■西表島・エコツーリズム推進全体構想、スタート

おととしの7月、ユネスコの世界自然遺産に登録された、沖縄県の西表島。
観光利用の増加で自然保護における懸念が生じたことから、「西表島エコツーリズム推進全体構想」を竹富町が申請し、環境省が認定しました。

西表島の島内、5カ所で、1日の立入上限人数を設定したほか、「自然体験ゾーン」「一般利用ゾーン」「保護ゾーン」と、島を3つにゾーン分けして、それぞれに細かな観光の規定を設けました。
「観光」と「自然保護」、その両立を目指していく形です。

■島豆腐の“もったいない”を、スプーンに。
ゴーヤチャンプルーをはじめ、、、沖縄料理に欠かせない食材が「島豆腐」。
沖縄県民に愛され続けている一方で、その製造過程で大量に発生する「おから」の多くは、これまで廃棄されてきました。

「これをなんとかしたい」、、と声をあげたのが、琉球大学に通う二人の大学生です。

「食べられるスプーン」を開発する愛知県の会社に掛け合い、共同で、島豆腐から採れたおからを配合したスプーンを商品化しました。

クッキーのように食べられるスプーン。
その魅力が周知され、沖縄県内で、すでに多くの飲食店で取り扱いが始まっています。

これからの観光のスタンダードは、、どんなスタイルになるのか？
エシカルトラベルとはなにか。
沖縄へ行ったら、どんなことを体験したらいいのか？

「おきなわエシカルトラベル」をテーマにおこなった公開収録の模様をお届けしました。

「沖縄が好きな方」、たくさんいらっしゃると思います。
次の観光は、ぜひ、エシカルな要素を詰め込んで計画してみてください！

下記サイト「おきなわ みらいへ つなぐ旅 エシカルトラベル」をご覧いただくと、
具体的に、行きたい場所や体験したいアクティビティのイメージが湧くはずです。

『おきなわ みらいへ つなぐ旅 エシカルトラベル』