
ユートピアアグリカルチャー 代表/北海道コンフェクトグループ 代表
北海道・札幌の洋菓子店「きのとや」の創業家に生まれ、子どもの頃から、北海道素材のスイーツを食べて育った長沼さん。
2013年にお菓子のスタートアップ「BAKE」を創業します。
チーズタルト、カスタードアップルパイ、バターサンド・・・。
数々のスイーツを生み出し、ヒットさせて大きな話題を呼びました。
その後、会長職を経て、BAKEの経営から離れたあと、2020年に「ユートピアアグリカルチャー」の代表に就任します。
保有する放牧酪農牧場では、80頭の牛を放し飼いにして育てています。
また、鶏の平飼い飼育もおこない、そこで作られる牛乳や卵を使ってさまざまなお菓子を作っています。

福岡県宗像市の小さな島「地島」で去年「合成洗剤を使わない」という実験がおこなわれました。
この話題、、、エシカルウェーブでも、以前、ご紹介しましたが、「山口大学大学院」や「シャボン玉石けん」などによる共同の実験です。
3か月間、島に暮らす住民「およそ140人」全員が「無添加のせっけん」だけを使うというもので、この取り組みをおこなった期間、「海に放出される汚れが少なかった」という成果が、先日発表されました。
また、島民へのアンケートでは環境問題に「関心がある」と答えた人の割合は、実験の前と比べて20パーセント近く増えたということです。

イギリスの航空会社、「ヴァージン・アトランティック航空」が、従業員の制服にかかわる新たなガイドラインを、今年の9月に発表しました。
名前は、「ジェンダー・ニュートラル・ユニフォーム・ポリシー」。
性別に関わらず、すべての従業員は、これによって、制服を自由に選択できるようになりました。
具体的には、赤色とワインレッドのカラーが用意されている「スカート」か「パンツ」、だれでも、希望する方を選べます。
また、自分は「She」と呼んで欲しいのか「He」と呼んで欲しいのか、希望すれば、「She」もしくは「He」もしくは「They」、と書かれた、代名詞のバッジを胸につけることもできます。
そして、性転換治療をする方には休暇制度も用意。
それだけでなく、自分が認識する性別にあわせて更衣室やシャワーを使えるようにもなりました。
また、従業員だけでなく顧客に対する取り組みも始まりました。
例えば、パスポートの性別を、「X」や「U」など、、「ジェンダーニュートラル」と選択する顧客に対して、パスポートと一致する性別で、航空チケットを発券することも可能になりました。
これまでも、メイクをするかしないか、ハイヒールを履くか履かないか、自由に選択できる制度を導入してきた「ヴァージン・アトランティック航空」ですが、ジェンダーに配慮した取り組みが、さらに、アップデートされた形です。
性別によらず好きな制服を着用可能に ヴァージン・アトランティック航空
地球は今、人による自然資源の消費が地球生産力を超過する現実に直面しています。
目の前に突き付けられている現実は「解決した方が良い問題」ではなく、「解決しなければ後がない問題」です。
コンセプトは「3年先の生き方を探るエシカルな60分」です。