
歌舞伎役者
山形県鶴岡市出身。18歳で一般家庭から歌舞伎の世界に入り、歌舞伎座を中心に全国の劇場で活躍しています。今まさに、八月歌舞伎座 出演中です。
屋号は、成駒屋。
歌舞伎を通して学んだことを惜しみなく披露する「なりきり歌舞伎体操」は、このコロナ禍、長い「おうち時間」の運動不足解消法として話題を呼びました。
ほか、「歌舞伎ワークショップ」など、日本文化を身近に学ぶ講座なども、多数、おこなっています。
中村橋吾さんを迎えて、「あしたの選択肢」と「3年先の未来」を考えます。

普段の買い物で「オーガニック」なアイテムを見かける機会は増えていますが、日本の場合、すべての耕地面積に占める有機農業の割合は「0.5%」にすぎません。
化学肥料や農薬を使わない、有機農業。農林水産省は、2050年までに、全体の25%に高めたいという目標を掲げていますが、そのヒントになりそうな都市が、、、インドにありました。
インド北東部のシッキム州です。2014年に、州の中で、化学肥料や農薬の販売と使用を全面禁止する法律を制定して、現在では、6万6,000世帯以上の農家の「100%」が、有機農業になっています。
有機農業への完全な移行は、シッキム州に、思ってもみなかった恩恵をもたらしました。
それは観光業界です。
「オーガニックな町」というイメージが定着して、2014年から2017年の間で、観光客が50%以上増え、、農家だけでなく、地域全体が潤いました。
「有機農業100%」を達成した鍵は、政府が、「明確な目標とそこに至るまでの計画」を立てたこと、、と言われています。
土壌の調査からはじまって、有機農業への理解を深めるために、836人の失業者に教育機会を提供しました。
現在、そのうちの695人が、「有機農業の現場監督」として雇用されているといいます。
世界を見渡せば、アメリカも、今年に入ってから、有機農業へ移行する生産者に、最大750ドルを負担して支援をすると発表しています。
「環境負荷の少ない商品を選びたい」という消費者が増えている中で、2050年になったとき、日本の有機農業の割合は何%になっているでしょう。
インドで100%有機農業を実現した州とは 他州も有機農業への移行を支援
地球は今、人による自然資源の消費が地球生産力を超過する現実に直面しています。
目の前に突き付けられている現実は「解決した方が良い問題」ではなく、「解決しなければ後がない問題」です。
コンセプトは「3年先の生き方を探るエシカルな60分」です。