ドイツで、電車やバスなどの公共交通機関に、
月額9ユーロで乗り放題になるサービスが始まりました。
6月から3カ月間限定の取り組み！
乗り放題で、月額、日本円でおよそ1200円です。

エネルギー価格の高騰を受けた政府による取り組みですが、
気候変動対策も兼ねているとしています。
ローカル線を乗り継げば、
ドイツ国内全土を、1200円で、旅行することも可能です。

ヴィーガンフードの広がりを受けて、、、
世界中で、さまざまな代替肉が開発されています。
肉ではない肉。
その多くは「大豆」を原料にしていますが、
このたび、原料は空気、という代替肉が開発されました。

実現したのは、アメリカ・カリフォルニア州のスタートアップ企業「Air Protein」です。

空気から肉を作る、、、という斬新なアイデア。
その発想の原点は、1970年代にまでさかのぼります。
NASAが行っていた宇宙食開発です。
科学者たちは、炭素を変換して宇宙食をつくるという方法を研究していました。

このNASAの技術をベースにして、
空気中に存在する炭素などの成分をタンパク質に変換。
それを精製・乾燥させて、
パウダー状になったタンパク質から、代替肉をつくることに成功したんです。

そうやって生まれた商品の名前は「Air Meat」。
つまり、空気のお肉。
「鶏肉味」と「ホタテ味」の２つがあり、
その味は「代替肉と言われなければ気づかないレベル」とのこと。

さらに、この「エア・ミート」は９種類の必須アミノ酸をすべて含み、
その含有量は大豆の２倍！
ビタミンとミネラルも豊富で栄養価が高いのが特徴です。

おまけに、畜産や農業のように広い土地も必要としないため、少ない資源で製造可能。
牛肉と比較すると、
エア・ミート１kgあたりで使う土地は52万分の１、使用する水は11万分の１。

製造にかかる期間は、わずか４日です。
少ない資源かつ短期間で製造できる、このエア・ミート、、、
現在はまだ市販はされていませんが、
今後、食糧危機が叫ばれる未来の鍵を握る存在になるかもしれません。

わずか４日で製造できる　空気からつくる代替肉「エア・ミート」