石川県に本社を構える会社「桑木」が、エシカルな「薪」の発売を始めました。
名前は、「くまはぎの薪」。

森の中、熊が、水分を舐めるために、木の皮を剥がしてしまうこと。
これを「くまはぎ」と言いますが、剥がされた木は、腐ったり枯れたりするために、
木材としての価値がなくなり、廃材として捨てられています。
これらの木を、キャンプ用の「薪」として活用しようというのが、「くまはぎの薪」。

先月から応援購入サービスの「Makuake」で発売されています。

くまはぎプロジェクト

イギリスの高級ブランド、「バーバリー」が、
今後、エキゾチックスキンを使わない決断をしたと報道されています。
発表したのは、
国際動物愛護団体の「PETA」です。

エキゾチックスキンというのは、
「クロコダイル」、「ヘビ」、「トカゲ」、「エイ」などの動物の素材です。
さまざまな高級ブランドが、
バッグにしたり、財布にしたり、ベルトにしてしています。
ただし、ファッションのアイテムにするために、
ワニやヘビなどの生き物が劣悪な環境で飼育されていたり、
それこそ最後には、
苦痛をともないながら殺処分されていることも少なくなく、問題視されてきました。

動物福祉の観点からエキゾチックスキンや毛皮の禁止を訴えてきた「PETA」は、
ただ呼びかけるだけでなく、
ブランドの株主になって呼びかけてきました。

多くのファッションブランドが新型コロナの影響で売上が低迷した2020年、
「PETA」は、バーバリーやラルフローレンなど、20社近いブランドの「株式」を購入。
意見ある株主となって、
働きかけるという手法をとってきたんです。

そして、ついに、バーバリーがエキゾチックスキンの禁止を決定した、、、ということ。
これまでに使用禁止を発表しているブランドの中には、
有名なところでシャネルがありますが、まだまだ、多くはありません。

アパレルの世界では、毛皮製品を取り扱わない「ファーフリー」がトレンドですが、
エキゾチックスキンの使用禁止は、
それに次ぐムーブメントになるのではないか、、と、言われています。

「PETA」は、バーバリーについづいて、
ルイ・ヴィトン、フェンディなどの親会社であるLVMH、
そのほか、エルメスやグッチなどが、
このエキゾチックスキン禁止を決断するよう、今後も働きかけていくということです。

バーバリーがエキゾチックスキンの使用を禁止　毛皮廃止に続くムーブメントへ