SATURDAY 18:00 - 18:54 | NAVIGATOR Mao Sakaguchi & Ellie Toyota

GUEST

ON AIR DATE
2022.02.19
ウォーリー木下

演出家・劇作家

『東京2020パラリンピック』の開会式で総合演出を手がけた木下さん。

演劇を始めたのは神戸大学に在学中の1993年で、「劇団☆世界一団」を結成。
のちに、劇団は、「sunday」と改名し、
代表を務め、全ての作品の作・演出を手がけています。

2003年には、セリフを発しないパフォーマンスグループ
「THE ORIGINAL TEMPO」も結成。
自転車やカップラーメンを楽器代わりに演奏したり、
プロジェクションマッピングを取り入れた演劇を披露して、
世界三大演劇祭の『エディンバラ演劇祭』で
五つ星を獲得するなど、国境を超えて高く評価されています。

2022年2月17日(木)?28日(月)まで、
東京・銀座の博品館劇場で公演になる舞台
『僕はまだ死んでない』の原案・演出も手がけています。

TOPICS

ON AIR DATE
2022.02.19
ファーフリーな動きは、今年も加速!

ファッションブランドの「モンクレール」、そして、「ドルチェ&ガッバーナ」が、
今後、「動物の毛皮は使わない」ことを発表しました。

ドルチェ&ガッバーナは、
今後、すべてのコレクションにおいて使用しないと表明。
モンクレールは、
来年、2023年の秋冬コレクションをもってリアルファーの使用を終了します。

動物の毛皮をつかわない、「ファーフリー」。
いちはやく、1994年に宣言している「カルバンクライン」を筆頭に、
すでに多くのブランドが取り組んでいます。

VOICE OF THE WORLD

ON AIR DATE
2022.02.19
19/2/2022 フランスのエシカルトピックス

歴史あるハイブランドを数多く輩出するフランスで、
ファッションに関する新しい法律が施行されました。
今年の1月から、売れ残った衣服を廃棄することが禁止になったんです。
売れ残った新品の衣服は、
「寄付」をするか「リサイクル」することが企業に義務づけられ、
違反した場合は、
日本円で最大190万円の罰金が科されます。

食品以外の在庫廃棄の規制に踏み切った法律は、世界で初めてです。

今回の法律によって、廃棄物を最小限に抑え、
資源をできる限り再利用する「循環型経済」への転換を目指したフランス。

新品の衣服を廃棄することが禁止になること以外にも、
新しい規則、
今後も、次々、生まれる予定です。

たとえば、商品の情報を消費者に正しく伝えるために、
製品パッケージには「生分解可能」や
「環境に配慮しています」などの言葉を使うことができなくなります。
ほかにも、2023年には、
ファーストフードのお店で、使い捨てのお皿やカップの使用が禁止になります。

衣服の廃棄禁止に限って言えば、
フランスで始まった法律は、他の国にも広がっていきます。

スウェーデンは、2024年の1月から。
そして、オランダでは、来年から、この法律が導入される予定です。
そのほか、ブルガリア、イギリス、
さらにはスペインのカタルーニャ州でも法案が作成されています。

つまり、今後、数年のあいだに、複数の国で新品の衣服の廃棄が難しくなっていきます。
ヨーロッパのブランドを中心に、
アパレル業界でどんな変化が現れていくのか、注目です。

フランスで衣類の売れ残り廃棄禁止法がスタート 寄付・リサイクルを義務化

REPORTER
From『ELEMINIST』

ABOUT ETHICAL WAVE

地球は今、人による自然資源の消費が地球生産力を超過する現実に直面しています。
目の前に突き付けられている現実は「解決した方が良い問題」ではなく、「解決しなければ後がない問題」です。

コンセプトは「3年先の生き方を探るエシカルな60分」です。