これまで数々の楽曲を生み出されてきた椎名林檎さん、
今回はそんな椎名さんはの楽曲制作の裏側を伺っていきました。
普段から思いついた時に曲作りというよりも
集中して曲作りされることが多いとのこと。
『そうしないとお題がある時は
外れちゃったりとか、当初、こういうものを残したいとか
集中していないと逸脱して自分でわかんなくなっちゃう。
最後まで目的を見失わないようにみたいなのは大事。
外れちゃった時は、またやり直しになるし。』
劇作家・演出家 根本宗子さんが作・演出を手がけた舞台『宝飾時計』、
こちらのテーマ曲「青春の続き」を椎名さんが書き下ろし。
そのほか、これまでドラマなどの映像作品の主題歌も手がけてこられました。
『2010年代から、いわゆるお芝居とか、映像とかに
あてがきする仕事をいただくようにしたの。
それまではこっちのプレゼンが終わらないから
「こういう仕事できまっせ!」っていう感じで・・・
三木聡監督のお仕事とか、朝ドラの仕事とかをお受けした時に、
どんどん面白くなって
そういう面白いものを書く、音楽通の監督が
「こういうのがほしいんです」っておっしゃっていると
絶対にお応えしたいと思う。』
書き下ろしの時や、ご自身や東京事変の楽曲を手掛けるときも
周りにどういう演奏をしてほしいかということを第一に考え曲を作られているそう。
『あんまり歌自体は元々そんなに好きではなくて、
東京事変っていうグループをやっていたのも
プレイヤーに何種類もいろんな特徴が出るとか
今まで聴いたことないようなものを出してもらうように
アンサンブルで考えるというのが楽しくて
それだったら続けられるかなと思ってやり始めたんですよね。
その後もソロの方でも、楽器とか、プレイヤー個人に
どういう仕事をしていただくかというところから取り掛かっているというか・・・』



