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Nulbarich・JQにとって「教科書」になった3曲とは?

Nulbarich・JQにとって「教科書」になった3曲とは?

J-WAVEで放送中の番組『SONAR MUSIC』(ナビゲーター:あっこゴリラ)。「SONAR'S ROOM」のコーナーでは、月曜から木曜まで日替わりのアーティストたちが、今の自分たちの音楽に影響を与えたカルチャーについて語ります。4月8日(月)のオンエアでは、月曜担当のNulbarich・JQが登場。今の自分に影響を与えた音楽カルチャーについて語りました。


■JQの教科書になった3曲

高校生を終える頃に「DJやトラックメーカーをやっていくなかでプロデューサーになりたいと思った」と言うJQが、多くのことを学んだ“教科書”としての3曲をピックアップして解説しました。

【radikoで聴く】Nas『N.Y. State of Mind』

JQ:Nasは90年代ヒップホップの外せないひとり。僕はプロデューサーになりたかったので、90年代ヒップホップを支えたDJ Premierがプロデュースした曲をたくさん掘った記憶があります。DJ Premierが作っている曲はMPCという機械でサンプリングされているんですけど、チョップする箇所とサンプリングされる場所、チョップのリズムがすごく独特で、どのインストでもDJ Premierが作ったとわかるくらい、神とされるプロデューサーです。そのなかでも、Nasのアルバム『Illmatic』は超名盤中の名盤。ジャケットとかもいろいろな人がサンプリングしていて伝説的なアルバムなので、まずはこの曲を聴いてもらおうと思いました。Nasは汚い言葉のなかにインテリなリリックが入ってくるので、そこもオシャレでジャジーヒップホップと合う感じがするので、ぜひチェックしてください。

【radikoで聴く】Lenny Kravitz feat. Jay-Z『Storm(Just Blaze Remix)』

JQ:僕が衝撃を受けたJust Blazeというプロデューサーがリミックスをしているんです。僕がトラックメーカーを目指していたときに世界で活躍していたプロデューサーが、Jay-Zの周りにいっぱいいた時期で、Pharrell Williams、Kanye West、Timbaland、同時期にThe Black Eyed PeasのWill.i.amとかもいたので、2004年はプロデューサー全盛期といっても過言ではない時期です。Just BlazeもMPCで作る方で、サンプリングがすごく上手。ビートが特徴なんですけど、Just BlazeとTimbalandはキックとスネアだけで「ハットレス」という手法で、パーカッションとキックとスネアでグルーヴをしていく。それが流行った時期かなと思います。

【radikoで聴く】N.E.R.D.『Sooner or Later』

JQ:僕は生粋の“Pharrell Lover”です。僕がPharrellを知ったのはラッパーだったんです。そこからメロディを起用してボーカルとして。彼がプロデュースするものに彼がコーラスで入ったりしながら、他のトラックメーカーにはできない売り込み方で、「俺が全部プロデュースするからコーラス入りさせろ」なのかわからないですけど、そういうのがけっこう多かったかなと思います。Pharrellは特徴的な音で、この曲が入っているアルバム『SEEING SOUNDS』のミックスバランスも特徴的。最初に聴くと大丈夫かなと思うけど、何回も聴くと中毒性が増して、世界がその音に気付く。このアルバムでPharrellの今の像が出来上がったのかなという気がしています。ハードな曲が多かったんですけど、この曲はバラードで「いずれ全部が終わっちまうんだ」という歌詞も、ぜひチェックしてみてください。

JQは最後に「あっこゴリラのルーツを知りたい」とリクエスト。あっこゴリラはルーツミュージックとしてM.I.A.『Pull Up The People』を挙げました。

【この記事の放送回をradikoで聴く】
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【番組情報】
番組名:『SONAR MUSIC』
放送日時:月・火・水・木曜 21時-24時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/sonarmusic/

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