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3年連続全国1位! あしかがフラワーパークのイルミネーション、人気の秘密とは?

3年連続全国1位! あしかがフラワーパークのイルミネーション、人気の秘密とは?

J-WAVEで放送中の番組『STEP ONE』(ナビゲーター:サッシャ・寺岡歩美)のワンコーナー「BEHIND THE SCENE」。この週は4日に渡り、私たちの年末年始を支えるお仕事の裏側に注目しました。12月13日(木)のオンエアでは、イルミネーションの仕事に注目し、栃木県・あしかがフラワーパーク管理部の長谷川広征さんにお話を伺いました。


■450万球で作られる圧巻のイルミネーション

この時期はクリスマスの準備からお正月の準備と忙しい時期ですが、450万球あるというイルミネーションのうち10万球は、なんと1球1球を手塗りで作業しています。

長谷川:80メートルある光のトンネルがあるのですが、そこの10万球を手塗りしています。「きばな藤のトンネル」という場所で黄色い藤をどうしてもLEDでは再現できないので1球、1球を10人で塗っています。1ヶ月はかかってしまいます。
サッシャ:塗り方にもこだわっているそうですが?
長谷川:お花の色は一色じゃなく白やオレンジが混ざり合ってできているので敢えてムラを出したり、白い部分を残したりして塗っています。イルミネーション自体は6月くらいから準備して10月末の点灯に備えます。

長谷川さんらスタッフは、普段は植物の管理をしています。造園業務の傍ら、イルミネーションの準備を行います。3年連続全国1位となった秘訣を訊きました。

長谷川:植物を管理しているので、本物の花を光で再現したいという思いがあります。リアリティを求めて、イルミネーション用に作った藤の花の形をした電球のキャップを被せて、そこに色が染まって光の花が咲くような工夫をしています。

ちなみに「大藤」と呼ばれるイルミネーションでは、30万個のキャップを手ではめる作業をします。その他にも草花やバラ、睡蓮など6種類のキャップを使用して、春や夏に本来花が咲いている場所で、冬はイルミネーションが楽しめます。長谷川さんは「冬は毎日が見頃です」と話しました。


■17年間かけて独学で培ったノウハウ

イルミネーションは、専門家が入ることなく長谷川さんが17年かけて毎年デザインを独学で改良してきました。「イルミネーションのデザインは光ってみないとわからないので、光を学びながら、どういう形にしたらきれいに見えるか、というのを考えながらデザインします」と明かします。苦労したことは「いつまでもアイディアが浮かばなかったとき」だそう。

あしかがフラワーパークのイルミネーションは、何度も楽しんでもらえるように、期間中3度に分けていることも特徴です。1度目は花とのライトアップ、2度目はクリスマス、3度目はニューイヤー・イルミネーションのテーマでやっています。



長谷川さんが「光で再現したイルミネーションを観て、本物の花にも興味を持ってほしいです。みなさんの心に光の花が咲いて、温まる思いをしてほしいという気持ちで作っています」と語る、あしかがフラワーパークのイルミネーション。都内から車でも比較的近く、今年新設されたJRのあしかがフラワーパーク駅から徒歩1~2分です。ぜひ足を運んでみてください!

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【番組情報】
番組名:『STEP ONE』
放送日時:月・火・水・木曜 9時-13時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/stepone/

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