J-WAVEで放送中の番組『GOOD NEIGHBORS』（ナビゲーター：クリス智子）。9月3日（月）のオンエアでは、歌手の松崎しげるさんが登場。9月5日（水）にリリースされるニューアルバム『たいせつなもの～Goodies～』について伺いました。
■7年ぶりの新曲を発表
松崎さんにとっては、実に7年ぶりの新曲だというアルバムのタイトル曲『たいせつなもの』。
松崎：松崎というとバラード、ラブソングというイメージがあるんですけど、ステージやスタジアムでみんなに歌うようなイメージの曲です。みなさんにとっての「たいせつなもの」は何かなと感じていただけたら。
クリス：年間、ステージも非常にたくさんふまれていて、その中で「ちょっと声の調子悪いな」ということはないんですか？
松崎：ないですね。僕はファルセットで歌わなくて、ふだん喋るときは倍音が多くてガサガサなので、調子悪くても聴いている人はわからないと思います（笑）。
クリス：微妙な歌声や加減が素晴らしいし、だけど『たいせつなもの』のようにサンバで歌う声量、パワー……。
松崎：ここ5年ぐらい、野球場やサッカー場などスタジアムで歌うことが多くて、そういう曲の感じを作ろうというのと、「たいせつなものは何か」というのを、もう70歳になるのでそろそろ考えたほうがいいのかと。ずいぶん遅いですけど（笑）。そういう部分で楽しく一緒にウェーブを出せたらいいなと。
クリス：久々、7年ぶりの新曲ですよね。
松崎：ずっとアルバムは出しているんですけど、人の曲ばかり歌ってました（笑）。昭和で自分たちが残していかなくちゃいけないというものをものすごく感じた頃で、7、8年くらい前から「この曲は絶対に歌い継いでいこう」という気持ちが強くて、そんなアルバムが多かったですね。
■歌い継ぎたい仲間や恩人の名曲たち
クリス：今回のアルバムも、新曲の『たいせつなもの』から始まるんですが、その他には山下達郎さん『RIDE ON TIME』、もんた&ブラザーズ『ダンシング・オールナイト』も。
松崎：もんた（よしのり）くん、僕の大親友なんでね。同じ世代というか同じ時代の芸能界を一緒に渡ってきた。そして好きなボーカリストなんですよ、あの自由な発想というのが。僕はどちらかというとアイドルで来たから（笑）。
クリス：そうですね（笑）。そういう気持ちで選んだり、尾崎紀世彦さんの『また逢う日まで』、坂本 九さんの『見上げてごらん夜の星を』、小田和正さんの『たしかなこと』。
松崎：紀世さんは僕より年上だったんですけど、デビューが1968年で一緒なんですよ。バンド生活をやっていたときからずっと一緒で、一緒のステージをやると「この二人が出ると大声コンテストだね」ってよく言われて。
クリス：尾崎さんも声量のあるシンガーですもんね。
松崎：いつも横で歌っていると「てめえはデカイな、声が！」って逆にいつも言われてましたね。
クリス：曲を選ぶときって、「歌い継いでいきたい」というのが一番大きいですか？
松崎：そうです。九さんにしても、芸能界ですごく可愛がってもらって、自分の恩人という感じでしたし。紀世さんは一緒に歌い継いだ歌仲間。遺していかなればならないものは僕たちが歌い継いでいくという、紀世さんの歌をスタジオで歌ったときに、なにか彼が降ってくるようなそんな感じにね、何回もそれを感じながら歌ってましたんで。
アルバムのジャケットは、自宅と同じ作りで、松崎さんが好きなものに囲まれている写真です。
松崎：僕は高校野球ですから、グラブとバット、ポール・マッカートニーのカール・ヘフナーのベース、オールドとキャバーンクラブ時代のやつと。ジョージ・ハリスンのグレッチと、それからジョン・レノンのリッケンバッカーのショートスケール。それがあるだけで、自分が部屋に帰ったときに原点にもどれるというか、原点にもどれるものがそこにあるということは、時代に流されない。「僕はこれをやるために、なにかやってきたんだ」と、だから50年以上やっているんだけど、全然昨日が今日に変わっていたくらいにしか感じていないです。
クリス：原点に戻ることは大事ですよね。
松崎：原点に戻るわりには後ろを振り向かないんですよ。猪突猛進でずっとまっすぐでね。
クリス：（笑）。原点があれば、あとあとゆっくり振り返ればいいですよ。
松崎：そうなんです。うしろをパッと振り返ると自分の偉大さにびっくりさせられると思いますね（笑）。やべえ！（笑）
■松崎しげるの日は「もうひとつの誕生日ができた感じ」
ちなみに、ニューアルバム発売日の翌日9月6日は「黒の日」ということで、日本記念日協会が「松崎しげるの日」と認定した日です。
松崎：認定されたときは僕もびっくりしましたよ。「黒の日」＝「松崎しげるの日」、「えっ!?」って思って。ちょっとくすぐったかったり恥ずかしかったり、でもそれがだんだん自分のもうひとつの誕生日ができたという感じで、その誕生日にみんなで集まろうと「黒フェス」というのを開催して今年で4回目ですね。
松崎さんのフェス「黒フェス2018～白黒歌合戦～」は、9月6日（木）豊洲PITで開催。出演者はももいろクローバーZ 、杏里さん、天童よしみさん、BiSH、Chageさん他となっています。チケットはすでに完売ですが、当日スタンディング席を発売するとのこと。詳細はオフィシャルページをご確認ください！
【この記事の放送回をradikoで聴く】
PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」（有料）なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。
【番組情報】
番組名：『GOOD NEIGHBORS』
放送日時：月・火・水・木曜 13時－16時30分
オフィシャルサイト：https://www.j-wave.co.jp/original/neighbors/
■7年ぶりの新曲を発表
松崎さんにとっては、実に7年ぶりの新曲だというアルバムのタイトル曲『たいせつなもの』。
松崎：松崎というとバラード、ラブソングというイメージがあるんですけど、ステージやスタジアムでみんなに歌うようなイメージの曲です。みなさんにとっての「たいせつなもの」は何かなと感じていただけたら。
クリス：年間、ステージも非常にたくさんふまれていて、その中で「ちょっと声の調子悪いな」ということはないんですか？
松崎：ないですね。僕はファルセットで歌わなくて、ふだん喋るときは倍音が多くてガサガサなので、調子悪くても聴いている人はわからないと思います（笑）。
クリス：微妙な歌声や加減が素晴らしいし、だけど『たいせつなもの』のようにサンバで歌う声量、パワー……。
松崎：ここ5年ぐらい、野球場やサッカー場などスタジアムで歌うことが多くて、そういう曲の感じを作ろうというのと、「たいせつなものは何か」というのを、もう70歳になるのでそろそろ考えたほうがいいのかと。ずいぶん遅いですけど（笑）。そういう部分で楽しく一緒にウェーブを出せたらいいなと。
クリス：久々、7年ぶりの新曲ですよね。
松崎：ずっとアルバムは出しているんですけど、人の曲ばかり歌ってました（笑）。昭和で自分たちが残していかなくちゃいけないというものをものすごく感じた頃で、7、8年くらい前から「この曲は絶対に歌い継いでいこう」という気持ちが強くて、そんなアルバムが多かったですね。
■歌い継ぎたい仲間や恩人の名曲たち
クリス：今回のアルバムも、新曲の『たいせつなもの』から始まるんですが、その他には山下達郎さん『RIDE ON TIME』、もんた&ブラザーズ『ダンシング・オールナイト』も。
松崎：もんた（よしのり）くん、僕の大親友なんでね。同じ世代というか同じ時代の芸能界を一緒に渡ってきた。そして好きなボーカリストなんですよ、あの自由な発想というのが。僕はどちらかというとアイドルで来たから（笑）。
クリス：そうですね（笑）。そういう気持ちで選んだり、尾崎紀世彦さんの『また逢う日まで』、坂本 九さんの『見上げてごらん夜の星を』、小田和正さんの『たしかなこと』。
松崎：紀世さんは僕より年上だったんですけど、デビューが1968年で一緒なんですよ。バンド生活をやっていたときからずっと一緒で、一緒のステージをやると「この二人が出ると大声コンテストだね」ってよく言われて。
クリス：尾崎さんも声量のあるシンガーですもんね。
松崎：いつも横で歌っていると「てめえはデカイな、声が！」って逆にいつも言われてましたね。
クリス：曲を選ぶときって、「歌い継いでいきたい」というのが一番大きいですか？
松崎：そうです。九さんにしても、芸能界ですごく可愛がってもらって、自分の恩人という感じでしたし。紀世さんは一緒に歌い継いだ歌仲間。遺していかなればならないものは僕たちが歌い継いでいくという、紀世さんの歌をスタジオで歌ったときに、なにか彼が降ってくるようなそんな感じにね、何回もそれを感じながら歌ってましたんで。
アルバムのジャケットは、自宅と同じ作りで、松崎さんが好きなものに囲まれている写真です。
松崎：僕は高校野球ですから、グラブとバット、ポール・マッカートニーのカール・ヘフナーのベース、オールドとキャバーンクラブ時代のやつと。ジョージ・ハリスンのグレッチと、それからジョン・レノンのリッケンバッカーのショートスケール。それがあるだけで、自分が部屋に帰ったときに原点にもどれるというか、原点にもどれるものがそこにあるということは、時代に流されない。「僕はこれをやるために、なにかやってきたんだ」と、だから50年以上やっているんだけど、全然昨日が今日に変わっていたくらいにしか感じていないです。
クリス：原点に戻ることは大事ですよね。
松崎：原点に戻るわりには後ろを振り向かないんですよ。猪突猛進でずっとまっすぐでね。
クリス：（笑）。原点があれば、あとあとゆっくり振り返ればいいですよ。
松崎：そうなんです。うしろをパッと振り返ると自分の偉大さにびっくりさせられると思いますね（笑）。やべえ！（笑）
■松崎しげるの日は「もうひとつの誕生日ができた感じ」
ちなみに、ニューアルバム発売日の翌日9月6日は「黒の日」ということで、日本記念日協会が「松崎しげるの日」と認定した日です。
松崎：認定されたときは僕もびっくりしましたよ。「黒の日」＝「松崎しげるの日」、「えっ!?」って思って。ちょっとくすぐったかったり恥ずかしかったり、でもそれがだんだん自分のもうひとつの誕生日ができたという感じで、その誕生日にみんなで集まろうと「黒フェス」というのを開催して今年で4回目ですね。
松崎さんのフェス「黒フェス2018～白黒歌合戦～」は、9月6日（木）豊洲PITで開催。出演者はももいろクローバーZ 、杏里さん、天童よしみさん、BiSH、Chageさん他となっています。チケットはすでに完売ですが、当日スタンディング席を発売するとのこと。詳細はオフィシャルページをご確認ください！
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【番組情報】
番組名：『GOOD NEIGHBORS』
放送日時：月・火・水・木曜 13時－16時30分
オフィシャルサイト：https://www.j-wave.co.jp/original/neighbors/
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