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今年っぽい浴衣は「澄んだ色」 選び方のポイントを着物スタイリストが伝授

今年っぽい浴衣は「澄んだ色」 選び方のポイントを着物スタイリストが伝授

J-WAVEで放送中の番組『J-WAVE TOKYO MORNING RADIO』(ナビゲーター:別所哲也)のワンコーナー「SUNSTAR PLEASURE PICK UP!」。8月2日(木)のオンエアでは、浴衣のトレンドと浴衣選びのポイントについて、着物スタイリストの秋月洋子さんにお訊きしました。

秋月さんはファッション誌や映画、ドラマなどで手がける着物のスタイリングが人気です。最近ではドラマ『黒革の手帖』などでも活躍しています。まずは、着物、和装の魅力について改めてお訊きしました。


■着物の魅力は「まとう」こと

秋月:洋服と最も違う部分は、”まとう”という部分だと思うんです。洋服はデザインとして最初に形が決まっていて、それに自分の体を入れていきますよね。それはそれで素敵なことなんですが、着物はどなたに対してもデザインが決まっていて、それを自分の体に合わせて着付けます。仮に同じ着物の組み合わせをしたとしても、着る人のイメージがすごく変わってくる。それが着物の一番面白いところ、魅力なのかなと思っています。
別所:着る人によって、着こなし方が変わるんですね。
秋月:その人の体つきのよさを、よくも見せるし、悪くを見せるから、そこが怖いところでもあるんですけどね。

そもそも着物と浴衣の違いは、どういった点にあるのでしょうか。

秋月:形状や着付けるプロセスは一緒です。着物は長襦袢を着た上に重ねて着るもの。浴衣は素肌に着ることが大前提になっています。今の感覚で言うと、Tシャツにデニムみたいにラフで、着物の中でも一番カジュアルな形ですが、きちんとした席で着るためのコーディネートをすることもできます。着こなしに幅があって楽しめます。


■「澄んだ色」が今年っぽい!

別所:今年のトレンドを教えてください。
秋月:ここ数年、クラシカルなものがすごく人気です。紺と白で、いかにも”日本の夏”といった雰囲気なものとか。ただ、その中で色の取り入れ方だったり、洋服の流行も反映されてくるので、今年はレモンイエローとか、ペパーミントのような、澄んだきれいな色を、小物などで取り入れると、今年らしい雰囲気が出ると思います。

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