2017.11.04
巨木が貫く駅
今日は、駅の中の木を紹介。
大阪にある京阪電鉄の萱島という駅なんですが、
この駅、巨大なクスノキが駅を貫いているんですよ。
もう突き抜けているというか、他にはない形の駅なんです。
ホームに木が生えている駅って実はいくつもあるんですけど、
ほとんどが地平にある駅なんですね。でも、この萱島駅は高架駅で、
高架駅のホームに木が生えている例は日本に他にないと思います。
もう、ホームの下から貫いているわけです。
遠くからみるとまるで串刺しのような光景なんですよね。
その木も幹の周辺が7メートル、高さ20メートルというかなり大きいですし、
遠くから見ると、駅の上にブロッコリーが乗っているような
とても不思議な光景なんです。
で、このクスノキは元々、
萱島神社のご神木で駅を建設する前からあったものだそうです。
当初は駅の裏だったんですけど、駅を複々線に広げる時に、
そのクスノキは伐採する予定で、ただ住民による保存運動の結果、
木を囲むように駅を建設されるとても珍しい形なんです。
およそ700年前の木だそうで、鎌倉時代ですよね・・・。
なので、そのときの住民の運動ありがとう!という気持ちなんですよね。
急行以上止まらない駅なんですけど、京都方面に車庫があるので、
電車の行き来が多く、なかなか慌ただしい駅なのに、
電車が大きな木の下で一息ついているような光景でほっこりします。
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