WHAT IS RISING CUTS?
RISING CUTS(ライジングカッツ)は、J-WAVE(81.3FM)が若きアーティストたちの才能と可能性をいち早く発掘しピックアップ。“未来の伝説”の日の出の瞬間に立ち会い、未来の音楽シーンに送り出すプロジェクト。
PICK UP ARTIST
vol.003
luvis
8:13 INTERVIEW
PLAY VIDEOPODCAST
幸せを感じる瞬間は?
リトルハピネス
PROFILE
luvis(ルーヴィス)。京都府宇治市出身、東京を拠点に活動。作詞・作曲・編曲・トラックメイキングを自身で手がける。ジャズ、ソウル、オルタナティブロック、フォークなどの影響を受けた有機的なサウンドと、独特な表情を持つ歌声が特徴。名前のluvisには「luv(love)is」という意味を重ね、生涯を通じて「愛とは何か」を問い続ける。自然からの影響も取り入れ、言葉になる前の感情を音楽で伝えている。SXSW 2024・2025に2年連続出演し、SUMMER SONIC 2025にも出演。2026年は初のUKツアーとThe Great Escapeへの出演を経て、国内外で活動を広げている。アイリッシュウイスキーブランド「THE BUSKER」によるライブシリーズ「THE BUSKER TRIPLE SESSIONS」の第一弾にも出演。
RECOMMENDED SONG
The Light
RECOMMENDED COMMENT
サブスク前後の良し悪しの話題はいい酒の肴になる。というもので、昔はどうだった、だの、ああだった、だの(昔と言っても10年も経っていないのだろうけど)平成を青春で謳歌した者同士の酒の席に「音楽をどう聴く」「音楽をどう知る」という話は尽きぬものです。身体のどこが痛むだの、あそこの医者はどうだの、そんな話をせずにカルチャーの話をするだけ我々は幸せなんだなぁ、と君といつまでも飲んでいたいよ、とついつい深酒をしてしまうのですが、私たちの音楽への想いは変らない、いつまでも。
話は少し逸れますが、私が新卒で就職した映像制作会社時代、MV撮影の打ち合わせのために訪れた某レコード会社の社員のデスクいっぱいにCDや書籍が高く積み上げられ、溜まった様子を見て、そんな仕事がしたい、と音楽にまつわる仕事に憧れたものでした。当時は歩く音楽辞典みたいなギークな人がたくさんいて、そんな人になりたくて知識量を増やそうと音楽雑誌を読み漁り、レコードショップへ足繫く通うなんて日々を送っていました。
そしてようやく冒頭の話に繋げます。時代は変わり、音楽の聴き方が大きく変わる。
誰もが均一に音楽に触れる時間を作れるようになり、手元でその音楽に関して簡単に調べられるようになったことで1億総音楽ギークになり得る時代がやってきた。はじめは疑心と恐れから避けていたスマホやサブスクも一度触れてしまえば時代にはもう抗えない。どうしても忙しさを理由に雑誌を読む時間も、レコードショップに通う時間も短くなってしまう。無知が恥だった時代が懐かしいね、なんてことをちょうど昨日の特番での出張帰りの車の中で番組スタッフと語りあったばかりで今これを書いています。
そろそろ本題に。ネクストブレイクが期待される次世代の才能を、J-WAVEから日本の音楽シーン、そして世界へと送り出すことを目標として始動した「RISING CUTS」。第3弾として選出させていただいたのが京都は宇治出身の”luvis”。才能溢れるサウンドメイクとメロディセンス。一音聴くとこれが世界に羽ばたく才能か、と納得。私が言葉にするのもおこがましいのでとにかくまだ聴いたことがないみなさんは聴いてください。今は誰もが平等に音楽を聴ける時代だから、もう10秒後には彼の音楽が聴けるんです。
そしてもう8分13秒のインタビューはお聴きいただけたでしょうか。ぜひluvisを見て、聴いてから私の稚拙な文章を読んでいただきたい。
ルイ・アームストロングの響きがかっこよく、自身の活動理由となる”愛=LOVE IS”が隠れているから“luvis”。・・・なんとロマンティックな青年なのか_。一つひとつの質問に淡々と真摯に答えてくれる彼の発言にぐっと引き込まれ、親しみやすさを勝手に感じる。
中でも印象的な言葉があった。我々が簡単に使ってしまう才能という言葉。
彼は「才能は溜めるものだから」と強く言い切った。人を評価する言葉として最大の賛美のつもりで使うけれども、当の本人からすればそこに隠れた努力を無視した(もちろんこちらはそんなつもりは毛頭ない)残酷な表現なのかもしれない。実際に収録後、真っ先に音響チームに駆け寄り、音の作り方を聴き「ありがとうございます、勉強になります」と現場を立ち去った。それだけ愛する音楽に真剣に向き合い、学び続ける彼の音楽が世界に届く日はきっと近い。
luvisさんよ、気づかなかったかもしれないけれど、俺は撮影後にエアハグしていましたよ?私たちは追いかけ続けるんで、またすぐに別の現場で会いましょう。
<J-WAVE コンテンツクリエーション部 小松祐太>