ANA WORLD AIR CURRENT

世界の各地で体験した思い出を語り合う60分。
EVERY SATURDAY 19:00-19:54 on J-WAVE

NAVIGATOR : 葉加瀬太郎
ON AIR
2025/04/05
GUEST
仲西祐介
DESTINATION
Sao Paulo

すべては旅から学んだという仲西さんが出会った、海外の価値観や文化とは?

照明家の仲西祐介さん。至る所に音楽が溢れていたブラジル・サンパウロ、写真から現代アートの街へと変貌を遂げているフランス・アルルのお話などを伺います。

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MEMORIES

90年代のNYのような活気と、洗練された都会の雰囲気があるブラジルのサンパウロ。仲西さんのおすすめは、古い建物を改築したライブハウス「Casa de Francisca」。2階では昔ながらのブラジル音楽のバンド演奏を食事とともに楽しむことができ、地下は現代的な音楽や実験的なライブ、DJイベントなどが行われるクラブスペースなのだとか。
1970年から毎年“国際写真祭”が開かれ「写真の町」として知られる南フランスのアルルは、仲西さんが通い始めた頃と比べ今やどんどん現代アートの町に。Lumaファンデーションが建築家フランク・ゲーリーに依頼し建てた巨大タワーでは現代アートの展示が行われ、周辺の広い敷地に立ち並ぶ列車の格納庫ほどの建物はギャラリースペースに。
KYOTOGRAPHIE共同ディレクターで仲西さんのパートナーでもあるフランス人写真家ルシール・レイボーズ氏。彼女が90年代に撮影したアフリカのベナン北部の村には村人全員で家を建てる風習があり、当時の酋長が彼女のために建ててくれた家を再訪する旅へ。そこには土の家に住み、Wi-Fiや太陽光発電などのテクノロジーが共存する生活が。
50ヶ国以上の旅で一番圧倒された風景はボリビアのウユニ塩湖。塩の結晶が作り出したハニカム模様が広大な大地に描かれ、太陽が真上にある間は写真の反射板さながら目も開けられないほどの真っ白な眩しさ。日が傾くにつれ光がエッジに当たり模様が浮き出て、オレンジから紫、青と色味が変わっていく様は、ショーを見ているような感覚に。

PLAYLIST

  • Brand New Day / Sting
  • Travelling Light / AmPm feat. Frida Sundemo
  • Brazil / Cornelius
  • New Beginnings (Album ver.) / 葉加瀬太郎
  • Ylang Ylang / FKJ

GUEST

仲西祐介

照明家。1968年福岡県生まれ、京都在住。世界中を旅し、記憶に残されたイメージを光と影で表現している。ミュージックビデオ、映画、舞台、コンサート、ファッションショー、インテリアなど様々なフィールドで照明演出を手がける。アート作品として「eatable lights」「Tamashii」などライティング・オブジェやライティング・インスタレーションを原美術館(東京)、School Gallery(Paris)、「Nuits Blanche」(京都)などで発表する。2013年、写真家ルシール・レイボーズと共に「KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭」を立ち上げ、ディレクションを行なう。2022年、下鴨神社で行なわれたヴァンクリーフ&アーペルのエキシビジョン「LIGHT OF FLOWERS」のクリエイティブ・ディレクションを手がける。2023年、ルシール・レイボーズと共に「Borderless Music Festival KYOTOPHONIE」を立ち上げる。

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NEXT FLIGHT

ON AIR
2025.12.06
GUEST
伊藤章太郎
DESTINATION
Blantyre
大学在学中にアフリカ大陸縦断など約60カ国を旅行するバックパッカーに。会社員を経て花卉市場で生産者から仕入れを行うバイヤーとして園芸の世界へ。現在は、南半球プランツから山野草まで幅広い植物を栽培する生産者として、広範な知識とユニークな視点をもって愛知県を中心に活躍中。NHK『趣味の園芸』などで講師を務める。好きな植物はアガベ。