ANA WORLD AIR CURRENT

世界の各地で体験した思い出を語り合う60分。
EVERY SATURDAY 19:00-19:54 on J-WAVE

NAVIGATOR : 葉加瀬太郎
ON AIR
2025/01/25
GUEST
田井基文
DESTINATION
Berlin

市民が支えるベルリン動物園。

動物園・水族館コンサルタントで動物園写真家の田井基文さん。これまで国内外の数多くの動物園や水族館を訪れてきた田井さんに、中でもおすすめというベルリンの動物園や、ダーウィンが進化論の着想を得た場所としても知られるガラパゴス諸島など、世界各地の生き物と出会える場所の話、伺います。

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MEMORIES

ビジネスパートナーのユルゲン・ランゲ博士が前園長を務めていたベルリン動物園。ここの人気者だったホッキョクグマのクヌートの映画(母親が育児放棄したため飼育員が献身的に育てた人工哺育の様子を追うドキュメンタリー)を以前観ていたこともあり、冒頭で映る門、通称“エレファントゲート”の前に立った時は感慨深かったそう。
ベルリン中央駅前のベルリン自然史博物館は、ヨーロッパ随一のコレクションが見られる場所。絶滅した様々な動物も、剥製や骨の形で在りし日の姿を見ることができ、またクヌートの剥製にもここで会えます。また、植物園と植物学博物館が併設されているベルリン=ダーレム植物園も歴史が長く、400万種類程の膨大なアーカイブを有します。
ミッフィーのファンである田井さん思い出の街、オランダのユトレヒト。作者のディック・ブルーナが生まれた、こぢんまりとした静かな街で、うさぎ年に関連した取材の仕事でブルーナさんを訪ねたのが最初なのだそう。彼自身も動物愛好家で沢山の動物を描いており、彼の絵を看板や解説板に使っている現地の動物園もあるのだとか。
世界最高の水族館の一つといわれるカリフォルニアのモントレーベイ水族館。モントレー湾は生物相的に非常に得意な場所のため固有の生き物が多く、その一つがラッコ。元々、現地の海洋生物の保全と研究のための施設としてスタートした経緯をもつ故に、ローカルなエリアの生き物と環境に根ざした深みを強く感じられるのだそうです。

PLAYLIST

  • Go Do / Jónsi
  • Come Along / Cosmo Sheldrake
  • High On Your Love / Amber Mark
  • エトピリカ / 葉加瀬太郎
  • Begin / shallou feat. Wales

GUEST

田井基文

1979年大阪生まれ。早稲田大学法学部卒。動物園・水族館コンサルタント。動物園写真家(公益社団法人日本写真家協会正会員)。2009年世界で初めての動物園・水族館専門の雑誌『どうぶつのくに』を企画発行人として創刊。以降、日本動物園水族館協会の広報誌やその他各種の専門誌の専任写真家ならびに編集長・発行人を兼任。多くの生物図鑑や関係書籍の制作・出版、各種の動物グッズのプロデュースや監修も手がける。動物園・水族館コンサルタントとしては、ベルリン動物園・水族館の前統括園長ユルゲン・ランゲ博士をパートナーにazc(Aquarium Zoo Consulting)として2012年から活動。世界中で動物園・水族館の新設やリニューアルなど多くのプロジェクトに携わりながら、国内でもアクアマリンふくしま(福島県)や加茂水族館(山形県)、のいち動物公園(高知県)などでアドバイザーを歴任。世界中の動物や自然はもちろん、動物園と水族館を何より愛し、国内外で旅をしながら取材を続けてその魅力を全世界に向けて発信し続けている。田井基文オフィシャルサイト

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ON AIR
2025.12.06
GUEST
伊藤章太郎
DESTINATION
Blantyre
大学在学中にアフリカ大陸縦断など約60カ国を旅行するバックパッカーに。会社員を経て花卉市場で生産者から仕入れを行うバイヤーとして園芸の世界へ。現在は、南半球プランツから山野草まで幅広い植物を栽培する生産者として、広範な知識とユニークな視点をもって愛知県を中心に活躍中。NHK『趣味の園芸』などで講師を務める。好きな植物はアガベ。