ここ3年で10回も訪れたというほど、山端さんがハマっているのがモロッコのマラケシュ。フランス統治時代に作られたmade in Franceの器が数多く残っているので、それを探し出すのも楽しみの一つだそう。写真は、実際に1880年代に作られ、その当時モロッコに渡ったボウル。中にはフランス製でありながら、あくまで輸出用として作られたものもあり、佇まいや使われている「月や星」のモチーフなど、モロッコ用のデザインになっているのが見てとれる。
フレンチブランドに長く携わった後、フランスと日本を行き来しながらヨーロッパの古き良きモノを買付し販売するアンティークバイヤーに転身。SOUVENIR de PARIS(スーヴニール・ド・パリ)と言う屋号で実店舗を持たず、都内蚤の市への出店や企業とのコラボ出店、定期的に都内のギャラリーでの個展を主に活動。現在は、オンラインショップのみ。更新情報はインスタグラムにて発信。Instagram:souveniedeparis
1974年福岡県生まれ。1997年日本大学理工学部海洋建築工学科卒業。2002年東京綜合写真専門学校を卒業。現在,同校非常勤講師。スポーツという近代的概念が生まれる以前の世界各地で伝統的に行われている格闘的な祭事を、その只中に身を投じながら撮影し、人間の「生」についての本質的な問いに対して写真で肉薄する作品を発表している。2016年Daegu Photo Biennale(韓国)、2018年Taipei Photo(台湾)、2019年Noorderlicht International Photography Festival(オランダ)、2024年T3 Photo Festival Tokyo(東京)などのグループ展に参加。個展多数。 写真家 | KAI Keijiro