ANA WORLD AIR CURRENT

世界の各地で体験した思い出を語り合う60分。
EVERY SATURDAY 19:00-19:54 on J-WAVE

NAVIGATOR : 葉加瀬太郎
ON AIR
2020/10/17
GUEST
深田晃司
DESTINATION
Cannes

深田監督思い出のフランス。映画の街・カンヌと、バルザック縁の地・トゥール。

「歓待」「ほとりの朔子」「さようなら」「淵に立つ」「よこがお」など、手掛けた作品が国内外で高い評価を得ている映画監督の深田晃司さん。TVドラマから生まれた最新作「本気のしるし 劇場版」が「オフィシャルセレクション2020」に選出されたカンヌ国際映画祭ほか、深田監督が敬愛する作家バルザックの故郷を訪ねたエピソードなど、思い出の旅のお話を伺います。

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MEMORIES

世界中に4,000以上の映画祭がある中でも、ちょっと特別な存在と言われるカンヌ国際映画祭。深田監督が初めて行ったのは、若手監督5人で企画のプレゼンに行くための助成金が通り、濱口竜介監督、富田克也監督、真利子哲也監督、伊藤峻太監督と共に1週間滞在した2014年。普通の映画祭は一般のお客さんも観に来るのに対し、カンヌの場合パスを持って入れるのは映画業界で仕事をしている人だけという、本当に業界向けの見本市。「この観光地みたいな場所に集まっている人間全てが映画関係者であると考えると恐ろしい場所」と感じると同時に、タクシーの運転手さんでさえも映画の話をしていて、映画祭の会期中は“映画が全て世界の中心で回っている”という意味では心地良い場所だったんだそうです。
深田さんが2016年にバルザックの短編小説を映像化した作品、「ざくろ屋敷 バルザック「人間喜劇」より」の取材に訪れたフランスの街トゥール。ロワール川沿いにある旧市街地の街並みは、印象派の絵画に出てくるようなヨーロッパの古い街の風景がそのままそこにあるようで、とてもきれいだったそう。日本より街灯や電飾が少なく、ただただ生活の灯りに照らされた夜景は、街の美しさが際立つんだとか。
小説の舞台であり、当時バルザック自身が別荘として住んでいた建物「石榴屋敷」。現在は一般の方が住んでいるそうですが、ロワール川の観光船上などから、遠目に外観を見ることは出来ます。また、深田さんが当時、トゥールから自転車で2〜3時間かけて行ったという小さな村、サッシェ。そこにはバルザックが住んでいた館「サッシェ城」があり、現在は記念館として公開されています。ちなみに自転車で走ったその道は、ツール・ド・フランスのコースにもなっていて、夏には一面のヒマワリ畑が広がり、とてもおすすめだそう。

PLAYLIST

  • Un Homme Et Une Femme / Francis Lai
  • 太陽がいっぱい / 葉加瀬太郎
  • Cinema Paradiso / 2CELLOS
  • Victoria?勝利の女神 / 葉加瀬太郎
  • La romance de Paris / Zaz feat. Thomas Dutronc

GUEST

深田晃司

1980年、東京生まれ。大学在学時より映画美学校にて映画制作を学ぶ。2006年、中編『ざくろ屋敷』でデビュー。2005年、平田オリザ主宰・劇団青年団に演出部として入団。CRG(クリエイティブ・ガーディアン)所属。代表作として『東京人間喜劇』(2008)、『歓待』(2010)、『ほとりの朔子』(2013)、『さようなら』(2015)、『淵に立つ』(2016)、『海を駆ける』(2018)、『よこがお』(2019)。現在公開中の最新作『本気のしるし 劇場版』は、今年のカンヌ国際映画祭で「オフィシャルセレクション2020」に選出され、10月31日から始まる東京国際映画祭では監督特集も組まれる。 www.nagoyatv.com/honki/

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NEXT FLIGHT

ON AIR
2020.12.05
GUEST
原正人
DESTINATION
Paris
1974年静岡県生まれ。フランス語圏のマンガ“バンド・デシネ”を精力的に紹介する翻訳家。フレデリック・ペータース『青い薬』(青土社)、トニー・ヴァレント『ラディアン』(飛鳥新社)、ジャン・レニョ&エミール・ブラヴォ『ぼくのママはアメリカにいるんだ』(本の雑誌社)、バスティアン・ヴィヴェス『年上のひと』(リイド社)、ダヴィッド・プリュドム『レベティコ―雑草の歌』(サウザンブックス社)などバンド・デシネの翻訳多数。小説の翻訳にアンヌ・ヴィアゼムスキー『彼女のひたむきな12カ月』、『それからの彼女』(いずれもDU BOOKS)、グカ・ハン『砂漠が街に入りこんだ日』(リトルモア)がある。

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