ON AIR DATE
2026.06.14
BACKNUMBER
  • J-WAVE
    EVERY SUNDAY 20:00-20:54


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当番組のPodcastは・・・
毎週日曜日の午後8時に最新版を
アップしています。

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TUDOR logo

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『TRAVELLING WITHOUT MOVING』・・・
「動かない旅」をキーワードに旅の話と、
旅の記憶からあふれだす音楽をお届けします。
ナヴィゲーターは世界約50ヶ国を旅した野村訓市。

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--- 今年8回目の海外旅 ---

渡航先は「ニューヨーク」...

今回の旅の目的とは?

ニューヨークの友達が約100人も集まった晴れの舞台

いつもと変わらないニューヨークで過ごした時間の中で
改めて感じたこと

仲間たちと飲んでいる時に気づいたこと、
指摘されたこと...

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「旅」と「音楽」に関するエピソードや
思い出の“お便り”をお待ちしています。
「旅先で聴きたい曲」のリクエストも大歓迎!

番組サイトの「MESSAGE TO STUDIO」から
“お便り”を送信してください。

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2026.06.14

MUSIC STREAM

旅の記憶からあふれだす音楽。
動かなくても旅はできる。
ミュージック・ストリームに
身をゆだねてください。
1

Love Hangover (Frankie Knuckles Classic Mix) / Diana Ross

2

Bad Moons / American Football

3

New York, I Love You But You're Bringing Me Down / Ernest Ellis

4

A Case Of You / James Blake

5

音階小夜曲 (Live Version) / 空気公団

6

Can't Hide Love / John Tropea

7

When You Sleep / Banjo Two Zero

8

The Fool On The Hill / Gregory Uhlmann, Josh Johnson & Sam Wilkes

9

Is It You? / Lee Ritenour

2026.06.14

ON AIR NOTES

野村訓市は、どこで誰に会い、
どんな会話を交わしたのか。
何を見たのか、何を聞いたのか。
その音の向こうに何があったのか。


KUNICHI was talking

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またまたニューヨークへ行ってきました。この番組で何回それを言ってるんだって感じなんですけども、今年はですね、5月の段階で2026年8度目の海外。なかなかハードに動いたというか体にガタがきているような、そんなことないっていうような・・・「時差ボケは飲み倒して消す」というストロングスタイルを実践している創設者の私ですが、ここまで続くと最早、「時差ボケでもなく普通にボケてるよ、訓ちゃん」と言われるような、そんな日々となっていました。今回は夕方の便で向かうはずがいつも通りの5時間遅れ。去年からやたらと飛行機にツイてないんですよね、欠航したり。結局、夜便となってしまい現地到着も夜。ホテルに着いたのは真夜中でした。さすがにとても疲れて今日は飲まなくてもちゃんと寝られそうだと思いながらタクシーから荷物を下ろしていると、肩をツンツンする者がいます。振り向くと知り合いの現地の子でした。「whats up」と言われて「いやぁ、今東京から着いたところだよ」と答えると、「この角を曲がった所の地下で今、モリッシー・ナイトをやってるよ」と言われました。2000年代の中頃から「スウェイ」というクラブで毎週日曜に10年以上やっていたイベントです。女優のクロエ・セヴェニーたちが仲間とお兄さんの店で始めたパーティーで、一晩中モリッシーや彼のいたバンド、ザ・スミス、そんなニューウェーブの曲を中心にかかりまくるので昔は若手のアーティストだのデザイナーだのスケーターだのバンドマンが集まり、それはそれは盛り上がっていました。全曲みんな歌えるっていう。まだマンハッタンのダウンタウンに「お金は無くても夢はある」というような駆け出しの子たちがたくさん住めていた頃だったからかもしれませんが。という訳で結局、僕はチェックインだけ済ませてカバンを部屋に置くと5分後にはハイボール片手にDJブースの横でスミスの曲を聴いていました。DJのブライアンもものすごく久しぶりだったんですが完全なおじさんとなっていて、「お互い年をとったよなー」と話しながら再会を喜び合いました。平均年齢がたぶん40以上のイベントでしたが古い古い知り合いにも何人も会え、「悪くない初日だな。これだからダウンタウンは良いよな」と考えに耽りました。全てが徒歩圏内でホテルの部屋の外からは常に車のノイズだのゴミ収集車の轟音も聞こえますが、それがニューヨークにいると全く気にならないどころか子守歌にさえ聞こえます。そして翌日は日本の女子プロである「スケバン」の司会。なぜ英語なのに日本人の僕がリングアナをしなければならないのかと言うと家族のような親友が始めるという時に色々手伝っていたから。司会をやるとは一言も聞いてなかったんですけどね、「言えば、何でもできるじゃない」と押し切られ、そのままもうMCを始めて7回目かな。今回も「眠たいなぁ」とか「めんどくさいなぁ」と思いつつスーツを着て蝶ネクタイをしハイボールをぐぐっと飲んでからマイクを持つと、なんとなくスイッチが入ってしまいまして、そのまんま登場すると、「レイディース・エーンド・ジェントルメーン」と叫んでいる自分がいます。まあ、もともとスネークマンショーとかが好きだったので性に合ってると言えば合っているのでしょうか。けれど街によって違うノリの人たちを英語で笑わせたり叫ばせて盛り上げなきゃいけないっていうのはなかなか大変なんですよ。同じ喋りと言ってもsこのラジオとは真逆です。とても腹筋が疲れます。

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その女子プロの試合・スケバンでは、色んなニューヨークの友達が100人近く来てくれました。2000人収容の割と大きい会場だったんですが、それだけの知り合いがいるというのはとてもやりやすいです。というのも、全員ノリが異常に良い人たちなので、完全に応援団になるわけですね。それにしても、ここでもですが友達の子供たちがたくさんいて、世代交代を実感しないわけにはいきませんでした。ちょっと前までは両方来てくれていたんですけども、今は子供世代と完全に入れ替わりまして、親世代は夜は出ないとなるわけです。寂しさを感じつつ、子供世代と一緒に飲みに繰り出しました。先日まで東京に1週間ほど、「お前に会いに来たぞ」と来た俳優のノーマン・リーダスもニューヨークにいて、試合も試合後のアフターパーティーも付き合ってくれました。日本でも人気者ですが、地元ニューヨークでの人気はちょっと考えられないようなもので、2、3メートル歩くとすぐファンに捕まり、写真を撮られたりサインをせがまれたりします。本人は気さくで出来る限り対応するのですが、それが昼も夜も明け方もで、心が広いと言うか何というか。英語でchick magnet、女を引き寄せる磁石って言葉がありますけども、出会った頃からそのぐらい女の子が寄ってくる異常なモテ方ですが、2人でバーで飲んだり普通に過ごせたんですけどね。今はそれが不可能になりました。それから色々と仕事の打ち合わせをしたり、友達の新しいカフェに行ったり、いつもながらのニューヨークの日常を楽しみました。久しぶりにMOMAにも行って、ダリア、ピカソ、マルセル・デシャンの作品を見たり、グッゲンハイム美術館の建物を夜に見に行ったり、全部前に行ったことがあるといっても、もう10年は経っています。定期的にちゃんと時間を作って美術館を見に行かないとダメだなって、今回とても反省しました。色々な巨匠の作品を実際に見るのと、検索でスマホの画面でちゃちゃっと見るのでは、やっぱり全然印象が違いますから。最終日の夜は、元ビースティボーイズのマイクDがライブをやると言うので見に行きました。ニューヨークには。マリオ・ソレンティという素晴らしいファッションフォトグラファーの知り合いがいるんですが、前もってゲストを取っておいてくれたのです。会場は新しくブルックリンにできたというローラースケート場で、夜はクラブというかディスコになるというところ。息子たちがやっているバンドが前座をして、それなりにこう静かですごい良いバンドだったんですけども、おやじが出てきて全部持ってっちゃいましたよね。いきなり演奏のスピードも上がって、飛び跳ねながらパワフルにラップするマイクD。地元のヒーローが帰ってきたとノリノリでそれに答えるお客さん。マイクDは本拠地をロスに移してからもう長いんですけども、まだまだ地元のヒーローなわけです。60とは思えないラップっぷりって言うんですか。自分もまだまだだなと意味もなく思いました。ライブが終わった後、皆でホテルのラウンジでアフターというか6人ぐらいで集まったんですけども、そこでショックだったのは酒を飲むのが僕だけという。まあマイクはもうずいぶん前から菜食主義だったり、健康に気を付けているのは家に遊びに行った時から知ってるんですけども、その周りも全員とは。飲み物頼む時に、僕だけハイボールって言って、あとはカモミールティーとかコカコーラゼロとか。そんな中、1人だけ「濃いめでお願いします」って言ってる自分がダメなのかなみたいな。「60でもマイクDみたいに歌って踊れるぐらいになるには、酒を減らさないといけないのかな。」と話すと、「お前はその前にまずタバコを減らせ。」と全員にツッコまれました。酒消費が世界中で下落する中、僕はその業界に貢献しようと思ってるんですけどもね。とうとう皆んなで飲んでたニューヨークでも同じことを突っ込まれるようになったのかと僕はため息をつきながらハイボールのおかわりを注文しました。