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当番組のPodcastは・・・
毎週日曜日の午後8時に最新版を
アップしています。
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『TRAVELLING WITHOUT MOVING』・・・
「動かない旅」をキーワードに旅の話と、
旅の記憶からあふれだす音楽をお届けします。
ナヴィゲーターは世界約50ヶ国を旅した野村訓市。
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--- 皐月の“お便りナイト” Vol.1 ---
リスナーの皆さんから寄せられた“お便り”から
訓市が独断でセレクト
旅のエピソードから進路、人間関係、恋愛、趣味など
オールジャンルのテーマについて語る
曲のリクエストや選曲オーダーにもお応えします
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「旅」と「音楽」に関するエピソードや
思い出の“お便り”をお待ちしています。
「旅先で聴きたい曲」のリクエストも大歓迎!
番組サイトの「MESSAGE TO STUDIO」から
“お便り”を送信してください。
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MUSIC STREAM
動かなくても旅はできる。
ミュージック・ストリームに
身をゆだねてください。
7 / Catfish And The Bottlemen
Drought Is Never Over / Lil Wayne
Promise Me / Beverley Craven
Better Together / Jack Johnson
砂浜 / 杏里
Lessons In Love / Level 42
Get Lucky (Drumless Edition) / Daft Punk
Setagaya Samba / FloFilz
The Beautiful Ones / Prince & The Revolution
ON AIR NOTES
どんな会話を交わしたのか。
何を見たのか、何を聞いたのか。
その音の向こうに何があったのか。
★From RN:けいすけ さん
今、ミュンヘンの古いホテルのラウンジから、これを送っています。午前中、マーケットでホワイトソーセージを食べてきました。不器用な手つきで皮を剥く僕を見て、隣のテーブルの老紳士が何も言わずに手本を見せてくれる。そんな言葉のいらない静かなコミュニケーションが異国の地では何よりの贅沢に感じられます。今、ラウンジにはレニー・クラヴィッツの『It Ain't Over 'Til It's Over』が流れています。目の前にあるのは驚くほどぬるいビール。でも、このぬるさが今の僕にはちょうどいいんです。早期退職をしてちょうど10年。がむしゃらに走り抜けた現役時代なら、きっとこのビールの温度に苛立っていたでしょう。でも今はこの適当で、どこか人間臭い温度がひどく心地よく感じます。「まだ終わりじゃない (It Ain't Over)」 。10年という月日が流れても旅の途中で聴くこのフレーズはまた新しい意味を持って胸に響きます。訓市さん、完璧に冷えたビールよりも忘れがたい記憶をくれるのは案外こんな「ぬるい夜」だったりしますよね。訓市さんにもそんな風に「予定調和の心地よさ」を裏切られたことで、かえって心に深く刻まれてしまった忘れがたい記憶はありますか?
☆KUN:
そうですね。だいたい酔っ払ってると予定調和のことなんかないじゃないですか。間違って違うバー行っちゃったりとか、そしたら案外こっちの方がいいじゃないとかありますよね。前も番組で話したことありますけど、右と左を僕よく間違えるんですよ。なのでニューヨークとか目的地と全く違うところに行ってしまって、「どうしよう、でも動くのめんどくさいからもうここでいいや」とかっていうのはよくあります。予定をきちきちに決めるのがすっごく苦手で、「今日の夜どうするの?どこに行くの?」「最初はここのお店で飲んでるけど、あとは分からん」みたいな。ノリで次のお店に行ったり、そこにいた子が「今どこどこで誰々が回してるらしいよ」「じゃあそこに行く」とか、だいたいそういう方が楽しいというか。海外出張行く時に僕はだいたい着いてから決めるたちなので、「お前いつ時間が空いてるんだ?いつ会う?」って言われても、「ちょっと明日連絡するよ」みたいなノリで決めることが多いです。
★From RN:vinga さん
私は現在55歳のおっさんですが競泳をやっています。30歳半ばで弛んだ腹を引き締めようとスポーツクラブに入り、エスカレートしてマスターズの大会などに出るようになりました。毎日、夕食の片付けをした後、40分ぐらい泳ぎに行っていると疲れて帰ってきてすぐに寝てしまうので、暇な夜にAmazonの本日のセールなどで無駄遣いが減りました。長年通ってきたスポーツクラブが3月いっぱいで閉店となることを告げられました。週に6日から7日、トレーニングに行っていた居場所が突然無くなることとなり生活が大きく変わることに古株のメンバー全員お通夜のようになり、とりあえず飲みに行きました。幸い近くに同系列のスポーツクラブが2店舗あるため、そちらに移籍。水泳仲間とも永遠の別れというのではなく、たまに一緒に練習する環境もあり、あれだけ心配したのに1週間も経つと慣れてくるものですね。訓市さんはこの新年度、何か変化はありましたか?
☆KUN:
ダンスは相変わらず続いていて、先生もなんか知らないけどどんどん厳しくなってきてるんですよ。ぬるい楽しさがなくなってきたっていうか。「あー疲れたっ」て言ってると「足止めない!」みたいな。あまりにもツラくてこっそりタバコを吸いに行ったりしていますけども。今年はそろそろ出来ない楽器を全員持ってバンドをやろうという話になっていまして、夏前から始めるということだけは決まってます。
★From RN:よっしー さん
大阪でITエンジニアをしている25歳男です。4月で社会人4年目を迎え良くも悪くも仕事に慣れてきたことと、普段リモートワークのため人との関わりを持ちたいという思いから沖縄にワーケーションに来ています。滞在しているゲストハウスでは毎晩、「ゆんたく」という沖縄の方言で「おしゃべり」や「交流」を意味する夕食会が開かれ、夕食後にはみんなで三線を弾いたり酒盛りをしたり楽しい毎日を送れています。朝の散歩ではすれ違う人が皆、「おはよー」「今日は暑いねー」と声をかけてくれて、大阪では決して味わえないであろう人の温かみを感じることが出来ています。沖縄の海は言うまでもなく美しく、砂浜で食べるホットサンドとアイスコーヒーは格別でした。あと1週間で大阪に帰る予定ですが、またすぐにでも戻ってきたいなと思います。訓市さんの沖縄での思い出がありましたらお聞かせいただけますでしょうか。
☆KUN:
沖縄は小さい頃から行ったり、なんだかんだちょこちょこと行きますね。移住した友達もいますし、もちろん地元の出身の友達もいますし。まあでも1番の思い出は2階建てバスでフェリーで沖縄に行ってパーティーやろうと思ったら戦後最大の台風の直撃を受けた時ですかね。バスが倒れるんじゃないかと思って心配で、外に出ようと思っても本当に出られないんですよ。横殴りの雨ってあるじゃないですか。ほんとに真横なんですよ。窓に直角に当たる雨で地方から水が染み出てくるって、後にも先にもあの時だけですね経験したことがあるのは。あれほど強い台風を毎年経験する沖縄の人はすごいなって思いました。
★From RN:オークン さん
今夜は私の不運話に付き合っていただきたくメッセージを送らせていただいております。始まりは1か月前。親知らずの抜歯から始まりました。左下の親知らずがズキズキと痛み始め、その近くにカンボジアボランティアで行く予定と帰国から10日後に船で世界1周の旅に出る予定があったため、緊急で抜歯することになりました。抜歯後1週間でカンボジアへと発ったため、身も心も不安定なままの海外生活ということになりました。初めこそ順風満帆のように思えたものの、ある日突然、具合が悪くなりました。怠さと食欲不振、火照りがあり、現地のDr.からは「熱中症だね」と。その後も下痢が続き、やっとのことで帰国したのですが、やはり下痢が止まらず病院へ一目散。検査して出た結果はまさかの「カンピロバクター」による食中毒でした。ご存知の方もいるかと思いますが、「カンピロバクター」には「ギランバレー症候群」という合併症のリスクがあります。「もし大海原で発症したら」そんな不安が頭を埋め尽くし、家族会議に。結果、未だ終わらない戦争のリスクも鑑み、出航を延期することにしました。キャンセル料もかさみ、このためにお金も貯めてきていたので、まさに頭真っ白といった所でしょうか。おまけにちょうど今、親知らずの抜歯跡が菌によって腫れ出しています。カンボジアに行くのは今回で3回目だったため、少し油断していたのかもしれません。何事も余裕を持った方がいいということと、1番の敵は「慣れ」だということを学びました。
☆KUN:
まあツイてないですね、本当に。でも体調万全な時に行った方がいいと思いますし。ただ、世界1周の船だったらそれなりのお医者さんいそうですけどね。込み込みで歯まで治してくれるんだったら僕だったら乗ってしまいますけども。抜歯といえばインドにいる時とかだったっけな、奥歯の虫歯が痛くなり過ぎて自分で引っこ抜いたことがありますけども、飲んでる時で血が止まらなくなった僕を見た友達の方が悲鳴をあげてて、「お前、口から血が溢れてるけどどうした!?」って言うから、「いや、歯が痛いから今抜いた」って言ったら、「どういうこと?」って言われて。まあ穴大きかったんで手でグってやったら砕けて、そのまま引きちぎったんですけども、ビールでうがいして2日後ぐらいには治りましたけどね。普通にゆるいチャパティとかを前歯で食べてました。良い思い出です。
★From RN:BAR さん
10年ぶりに夫と2人で、かつて住んでいたフランスを旅してきました。夫とは留学中に出会いフランスで働いて結婚、その後日本に戻って、はや10年になります。もともとはデザイナーとして働いていたのですが、日本での働き方が自分の性に合わない部分もあり会社員を離れて自分の好きなことを軸に生きていくことに決めました。それは「ワイン」です。ずっと好きで飲んではいたのですが、2年前にスクールに通い始めたことをきっかけに大きく舵を切りました。公務員から始まりフランス留学、デザイナーとしてのキャリア、日本での生活、そしてまた新しい道へ。自分でも 「なかなか面白い人生だな」 と他人事のように思ったり、不安になったりもします。でも、1年後や数年後がどうなっているか分からないこの状況にワクワクしかありません。実際ブルゴーニュの畑の間を車で走っている時、「こんな場所を自分が運転しているなんて、昔は想像もしていなかったな」と思わず笑ってしまいました。きっとこういうことを繰り返しながら、この先、どこに住むのか、どんな場所にたどり着くのかを考えていくんだと思います。
☆KUN:
良いんじゃないんでしょうか。色々変えていくっていうか。僕は色んなことを平行でやってしまっているので、しばらくやっていた1つのことをやめて転職するっていう経験がないんですけども。ずーっと何かしらやってて、しばらくやんなくてもまた同じことをやったりっていうのを繰り返しているんで気持ちは分かりませんけども、もし1つの仕事だけをずーっと20年、30年やれって言われたら、たぶん無理だったと思います。なので僕もこれから絞る気もないですし、体力が続く限りは好きに働いて好きに暮らしていきたいなって思ってます。
★From RN:cinque colori さん
38歳の女性です。韓国出身で、イギリスに8年ほど住んでいましたが、昨年の夏からここ東京で新しい生活を始めました。イギリスに住んでいた頃、南ドイツから北イタリアの小さな街へと車を走らせたことがあります。雪に覆われたオーストリアを抜け、わずか20分ほど走っただけで風景は一変しました。温かな陽射しに照らされたオリーブの木々とイタリアの柔らかな空気。あの瞬間の感覚は今も忘れられません。人生の景色というのもある瞬間に魔法のようにガラリと変わることがあるのですね。東京の過酷な夏をようやく乗り越えた頃、冬が訪れる直前にまるで贈り物のような出会いがありました。その不思議な縁のおかげで日本という場所が自分の中でぐっと身近なものになりました。今はその大切な人に教えてもらったこの番組のファンになり日曜の夜を愉しんでいます。
☆KUN:
イタリア。そういえば先日ちょっと弾丸ですけどイタリアに行ったんですけども車を長く走らせていまして。なんか久しぶりに景色をぼーっと見ながら走ってたんですが、何ですかね、イタリアの空気感ってすごく違うんですよ、他のヨーロッパとも。日差しも緑の色も匂いもそうですけど。ああ、イタリアってこうだった。僕の知り合いでお金持ちの監督とかシンガーとか最近イタリアに家を買ってるんですよ。事あるごとに「のんびりしに行く」って言っていて。税金もなんか優遇されてるのか割と良いって言っていたんですけども、それよりもご飯と空気がいいんだって。「早くクンもうちに泊まりに来い」って言うのを「そんな気軽に行けないぞ」って答えるこの数年だったんですけども。久しぶりにあの景色と空気を吸って、ああイタリアってやっぱりすごい特別な国だったんだなっていうことを思い出しました。
野村訓市
1973年東京生まれ。幼稚園から高校まで学習院、大学は慶応大学総合政策学部進学。
世界のフェスティバルを追ってのアメリカ、アジア、ヨーロッパへの旅をしたトラベラーズ時代を経て、99年に辻堂海岸に海の家「SPUTNIK」をプロデュース。世界86人の生き方をたったひとりで取材した「sputnik:whole life catalogue 」は伝説のインタビュー集となっている。
同名で「IDEE」よりインテリア家具や雑誌なども制作。現在は「TRIPSTER」の名で幅広くプロデュース業をする傍ら、ブルータス等の雑誌などで執筆業も行う。


