ON AIR DATE
2023.02.19
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  • J-WAVE
    EVERY SUNDAY 20:00-20:54


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訓市が antenna* からセレクトした記事は・・・
【インタビュー】『フレンチ・ディスパッチ』エイドリアン・ブロディ、ウェス・アンダーソン愛を語る ─ 雑誌ニューヨーカーからの影響も

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TUDOR logo


『TRAVELLING WITHOUT MOVING』・・・
「動かない旅」をキーワードに旅の話と、
旅の記憶からあふれだす音楽をお届けします。
ナヴィゲーターは世界約50ヶ国を旅した野村訓市。

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#437 --- 訓市の大好物“お便り”特集 ---

リスナーの皆さんから寄せられた
“お便り”をまとめて紹介!

旅の思い出やプランはもちろん、
受験、進路、恋愛から人生の話題まで・・・
訓市が独断で語ります。

曲のリクエストや選曲のオーダーも受付中!


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「旅」と「音楽」に関するエピソードや思い出の
“お便り”をお待ちしています。
「旅先で聴きたい曲」のリクエストも大歓迎!
手紙、ハガキ、メールで番組宛てにお願いします。
番組サイトの「Message」から送信してください。

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宛先は・・・
〒106-6188
株式会社 J-WAVE
TUDOR TRAVELLING WITHOUT MOVING 宛

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2023.02.19

MUSIC STREAM

旅の記憶からあふれだす音楽。
動かなくても旅はできる。
ミュージック・ストリームに
身をゆだねてください。
1

The Past Recedes / John Frusciante

2

Powerman / Kinks

3

Glory Box / Portishead

4

Moon River / Jacob Collier

5

An Ordinary Love / DYGL

6

Just The Way You Are / Bruno Mars

7

Rainbow Sky / Dan Siegel

8

Snooze / SZA

9

Vapour Trail / Trespassaers William

2023.02.19

ON AIR NOTES

野村訓市は、どこで誰に会い、
どんな会話を交わしたのか。
何を見たのか、何を聞いたのか。
その音の向こうに何があったのか。



KUNICHI was talking

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★From RN:ミスタージェイコブ さん
年明けに『ダージリン急行』を久々に観ました。三兄弟のドタバタ旅行を笑いながら観ているうちに、最後はいつも泣かされてしまうとても素敵な映画ですね。この映画をきっかけにエイドリアン・ブロディをとても好きになりました。 昨年の年末に彼が来日していた際にお会いしていたとの事ですが、その時のお話を聞かせていただけたら嬉しく思います。

☆KUN:
『ダージリン急行』良い映画ですよね。本当はインドでの撮影に行くはずだったんですけど、なんで行けなくなったんだっけ…?ちょっと今忘れてしまいましたが。エイドリアンは去年の年末に突然、二日くらい来るっていうことになって、チャリティーだったんですけどもホテルで缶詰になって一歩も出ていなくて、もう帰るっていう時に「体調が優れてないんだけども、どうしてもホテルの外に出て1杯飲もうぜ」と言うので、「まぁじゃあ飲むか」と言ってそんなに長くは飲まなかったんですが、他に客が誰もいないバーで2人でずっと話をしていたんですけども、今回何を話していたかというと、彼ってイタリアの伊達男みたいな感じですけども、実はハーレムだかクイーンズ出身のバリバリのニューヨーカーでラッパーなんですよ。一昨年くらい前に自分で脚本を書いた殺し屋の映画を作ったらしいんですけれども、その時に作ったヒップホップの曲を聴かせてくれまして、「俺がラッパーだって信じねえのか!」みたいな結構ヘビーなビートに、トラックも自分で作ってるんですけども割とスラング連発のとてもお上品な英語ではない、翻訳したらちょっとこんな夜の8時に言えないような内容でマシンガンラップをかましていまして、人は見かけによらないなーと思いながら一緒に歩いて帰りました・・・っていうのがエピソードです。



★From RN:フルスペック凡人 さん
都内在住の26歳会社員です。最近引越しが決まり、4年間過ごした街に別れを告げ新しい生活へと向かう準備をしています。思い返すと4年前、田舎から上京する際に父親が泣きながら一万円札を渡してきたことを今でも忘れられません。いつも不器用で口数も少なく、なにを考えているかよく分からない父親でしたが、その時は喋らずとも何が言いたいのか分かりましたし、愛されてたんだなと実感できました。たまに帰って喧嘩もしますが、良い親を持ったなと本当に思います。

☆KUN:
なんです、かこの『北の国から』みたいなお便りは。頭の中に泥の付いた一万円札のシーンが浮かんでしまいましたが、観たことのない人はそこだけでも是非観てみてください。あれで涙がちょちょぎれない人っていうのは人の心を持っていない人だと思います。名作です。



★From RN:伊丹のミッキー さん
訓市さんと同い年50歳で、料理と農作業が趣味のサラリーマンです。先日のタイでのエピソード、共感することばかりで大変感銘を受けました。 私も美味しく食べて飲めたらいいという感じで、利害関係を気にせず、今後も周りの人に美味しい料理を振る舞えたらと思っています。また、訓市さんのように一度自分に合わないと思っても再び体感し、新たな感情に対して素直に認める姿勢というのも見習うべきと思っています。私は欧米しか海外の経験が無いので、台湾やタイなどアジアのグルメ旅をしたいと思っています。

☆KUN:
なんだろう、この「再び体感し、新たな感情に対して素直に認める」。タイでそんなことしたっけなーって思ったら、今思い出しました。それはBlackpinkのことですね?きっと。別に好きになったわけではないんですけど、メンバー4人の名前が言えるようになりました。それを友達に言ったら、「ファンへの第一歩じゃないか」と言われまして、そんなもんなんですかね。でもファンのバンドは必ず全員名前言えますけどね・・・ってファンじゃん。



★From RN:Tyler さん
大学生になった息子が来月アメリカ横断一人旅に行くことになりました。Airbnbを利用しながら、サンフランシスコ、ロサンゼルスに10日間滞在し、テキサス州にいる父親の所に寄り、東海岸ではワシントンDCからNYCを周るようです。息子には、「人生は楽しいんだ、どこででも生きていけるんだ」ということを感じてほしいと思います。訓市さんから初めて海外一人旅に行く息子に一言お願いします。訓市さん、子供を持つって本当に幸せですね。大変なことも沢山あったけれど、ここまで成長してくれた事に感謝の気持ちと、子供を通して沢山の夢を見させて貰い幸せだなと感じています。

☆KUN:
一人旅、良いですねって言うか、「可愛い子には旅させよ」って昔から言うのは合っているんじゃないのかなーって思うんですけども、まぁ人生は楽しんだらどこでも生きていけるんだというのは常にそういうことではないと思うんですけども、旅の途中って絶対嫌なことがあったり不安なこともあったりするんですけども、それをやり過ごしていくと楽しい瞬間が来たり、そういう日常の縮図みたいなのが旅の中にはあるのかなーと思います。とにかく一人旅って一番色んな人に出会える旅の形ですから、色んな人と触れ合って色んなものを見て、後で思い返した時に素晴らしい最初の旅だったなって思えるような旅をしてほしいんですが、まぁ元々ですけどもアメリカ物騒ですから。特にコロナが終わった後って大都市の治安がすごく悪くなっています。ガイドブックを見てあそこ行こう、ここ行こうっていうのはつまらないって僕は思うたちでフラフラしたいんですけども、本当に日本と違って明治通りの右側は安全で左側はいきなり危ないみたいなのがアメリカにはありますから、その辺はちゃんとよく調べた上で動いてみてください。



★From RN:ハウザー さん
昨年、母が首の頚椎を捻挫して以来、母の右腕が痺れていました。母の世話や介護があるので、もう旅行には行けないと思っていたのですが、奇跡的に先週、魔法のように母の腕の痺れが治りました。これでもしかしたら母親と一緒に旅ができるかもしれないと想像するだけでワクワクします。僕の座右の銘は「ノー・レイン、ノー・レインボー」なので、今の晴れ晴れしい気持ちを訓市さんにお伝えしたいと思った次第です。

☆KUN:
良かったですねと言うか、なぜ魔法のように痺れが治ったのかっていうその治療を知りたいんですけども、一言「突然治った」と書いてあって狐につままれたような気分です。ぜひ、教えてください。どのように痺れが取れたのか。僕も朝起きたら手が痺れていて、お酒を飲んだらピタリと治ったっていうことが昔ありましたけども、その時は原因は別にありましたね。今はもう少し健康な暮らしをしています。



★From RN:AD見習い さん
ほぼ毎週リアルタイムで聴いている20歳の大学生です。自分は普段音楽を掘る時、サブスクやラジオ以外にPitchforkやAlbum Of The Yearなどの音楽メディアも参考にしています。そこではアルバムやEPの批評が掲載されているのですが、自分が好みな1枚が批評家にはウケず、ちょっと微妙な評価となっているのを見ると「あれ? こんな風に思われているんだな」と学び半分、残念な気持ち半分という微妙な感清を抱きます。その中でも批評家の意見と自分の感性が一致した時に「そうそう、こうだよね」と共感できる点を見つけるのも面白いので、ついつい見てしまいます。 訓市さんは信頼を置いている批評家や音楽メディアはありますか? それとも出来る限り他者の力を借りることなく自力で良い音楽を見つけたいと思うタイプですか?

☆KUN:
そうですよね。批評家の批評って自分が良いと思ったアルバムとかをけちょんけちょんに書いていたりすると、まるで自分が非難されたような気分になったり好みを否定されたような気分でとても悲しくなったりしますけども、今はあまり見ないですかね。逆にすごく気に入っていたアルバムを急に後でこういうサイトで調べてみて、けちょんけちょんに書かれていたりすると「2度と見ないよ、もう君なんて…」っていう気分になったり、そういうのを逆に楽しんでますけども。Pitchforkは昔はよく見ていたんですけどもね。なんか買収されてリニューアルしてからあまり好きじゃなくなってしまったんですけども、そんなことないですか、皆さん。Pitchforkで評価が高いっていうと何か1つの指針になってたっていうことがありましたけど、それってもう10年以上前のことな気がします。何か他に読んで面白いサイトがあれば逆に教えてください。