ON AIR DATE
2020.02.09
BACKNUMBER
  • J-WAVE
    EVERY SUNDAY 20:00-20:54

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訓市が antenna* からセレクトした記事は・・・

70年代黄金期ぶり。帰ってきた〈ロードトリップブーム〉オールドスクールな車の旅がなぜいま米国で再び?

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TUDOR logo

Theme is... Messages & Requests

『Travelling Without Moving』=「動かない旅」をキーワードに、
旅の話と、旅の記憶からあふれだす音楽をお届けします。
ナヴィゲーターは世界約50ヶ国を旅した野村訓市。


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「リクエスト&メッセージ特集」!
リスナーの皆さんから手紙、はがき、メールで寄せられた
旅のエピソードと、その旅に紐づくリクエスト曲をオンエア!
選曲オーダーにもお答えします。

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番組では皆さんの「旅」と「音楽」に関する
エピソードや思い出のメッセージをお待ちしています。
「旅」に関する質問、「旅先で聴きたい曲」のリクエストでもOK!

手紙、ハガキ、メールで番組宛てにお願いします。
メールの方は番組サイトの「Message」から送信してください。
皆さんからのメッセージ&リクエスト・・・ お待ちしてま〜す!!

なお、番組オリジナル図書カードのプレゼントは終了しました。
現在、次のプレゼントを製作中です。そちらもご期待下さい!
完成次第、番組内でお知らせします。


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宛先は・・・
〒106-6188
株式会社 J-WAVE
TRAVELLING WITHOUT MOVING 宛

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2020.02.09

MUSIC STREAM

旅の記憶からあふれだす音楽。
動かなくても旅はできる。
ミュージック・ストリームに
身をゆだねてください。
1

Don't Bring Me Down / Electric Light Orchestra

2

Night And Day / Everything But The Girl

3

Best Part / Daniel Caesar

4

You're Only Lonely / Schuyler Fisk

5

Yokohama Honky Tonk Blues / 松田優作

6

Every Little Bit Hurts / The Crash

7

Just When I Needed You Most / Randy Van Warmer

8

Action / Allem Iversom

9

The Girl From Ipanema / Nat King Cole

2020.02.09

ON AIR NOTES

野村訓市は、どこで誰に会い、
どんな会話を交わしたのか。
何を見たのか、何を聞いたのか。
その音の向こうに何があったのか。

Kunichi was talking …


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★From RN:お茶太郎さん
私は20歳の大学生です。大学生活を過ごしているうちに、とある方を好きになってしまいました。その女性とは音楽の趣味が似ていることもあって、最近は2人でライブイベントに足を運ぶようになりました。しかし、その方は2つ年上で、まもなく大学を卒業してしまいます。そこで野村さんに相談です。今、その女性との関係は完全に友人の関係です。もちろん、その女性と付き合いたい、自分の恋人にしたいという気持ちはありますが、男女の仲になる前の、友人の関係を心地よく感じている自分もいます。こんな自分は嫌われたくないだけの根性なし、意気地なしのチキン野郎なのでしょうか?

☆Kun:
そうですね。“チキン野郎”と言っておきましょうか… どうでしょうね、まぁ今のは冗談ですけど、半分は。若い時って環境が変わると生活がガラって変わってしまいますから、多分その2つ歳上の女性も就職とかして毎日会う人も変わって、きっと今までみたいに簡単に会ったりすることも出来なくなると思いますし、素敵な女性でしたらその彼女が働く会社の素敵な上司とか2つくらい歳上の先輩みたいな男は親身になったりして、急にその人が好きになってしまったりするかもしれませんよ。お茶太郎さんそれでも良いんでしょうか。2人でライブイベントに行くだけで満足せずに、是非2人でどっか旅行にでも行ってください。その時のお手紙をお待ちしています。


★From RN:カワムラさん
今日はあらゆる旅のプロである訓市さんにお尋ねしたいことがあります。先日、約2年間付き合っていた女性に振られてしまいました。理由は、お互いもう少し成長して再会したいとのことでした。ある意味、僕の新しい旅が始まったのですが、何か大きな忘れ物をしているようで中々出発する気になれません。しかし、彼女にはすでに新しい野郎がいるようです。訓市さん、僕はどうするべきでしょうか?

☆Kun:
あらゆる旅のプロっていうと「ハナマサ」みたいに聞こえますけど、旅番組で恋愛のお手紙が多いっていうのも面白いなあと思います。これはもうすでに新しい野郎がいるということですから、とっとと次に行きましょう。忘れられないのであれば多分その別れてからの日常がずるずると続いているということですので、一度何処かに一人旅なんかをするっていうのもとても良いんじゃないでしょうか。お互いもう少し成長して再会したいと言いながら、すでに新しい野郎がいるっていう女の人はすっぱり忘れましょう。本当に縁があれば10年後、もしくは20年後ぐらいに会った時に仲良い友達になれるかもしれません。


★From RN:てるるん さん
先日、この番組で大瀧詠一さんの「君は天然色」が流れてきて驚きました。僕は赤ん坊の頃から大瀧さんの音楽を聴いていたみたいです。なぜなら旅行へ出かけると父が必ず車で大瀧さんのCDをかけるからです。子供の頃に聴いていた時は「またこの音楽か…」と思っていましたが、気がついたら自分も大滝さんのレコードとCDを買い漁り、著書も読み漁るほどになってしまいました。そこで時間があったら、大瀧さんのお墓に行ってみたいと思っているのですが、僕みたいなものが…と悩んでいます。訓市さん、これは行くべきでしょうか?

☆Kun:
そんなに好きなら行くべきじゃないでしょうか。何も減るわけじゃないですし…。僕も番組で何度も話していますが、時間がある時に旅先で自分の好きだった人のお墓に行ったりするんですけど、まぁ本で読んだり音楽でしか聴いたことがなかった人の存在証明みたいなものを初めてお墓に行くと感じるわけで、それはそれで中々に乙なものです。そこで好きなお酒やタバコを一本置いていくとか、そういう行為は決して嫌いじゃありません。しかし、お父さんが車で必ず大瀧さんの曲をかけていたっていうのは良いですね。うちの母親はカーペンターズと由紀さおりを延々とかけていましたけど、由紀さおりを買い漁るようにはなりませんでした。そして、僕は僕で車の中で古い良い音楽をたくさんかけたんですけども、子供はテイラー・スウィフトとブラック・ピンクにハマっています。


★From RN:Birdland875さん
12月にふと航空券を検索したら元日発で安いフライトがあり、この年始はロンドンで休暇を過ごしました。ロンドンは昔、留学していたことがあり、最近でも年に1回程度は訪れていることから、今回も特に予定を決めずに気の向くままに市内をフラフラしておりました。チューブの終着駅はどんな街なんだろうと気になりエッピングやウェスト・ルイスリップ、チェサムなどに行ってみたり、最近はイーストロンドンが「ジェントリフィケーション」が進んだことで南ロンドンのペッカムが注目されているらしいということで行ってみたり、そこはまだまだ荒削りな感じはしましたが、活気のある街でした。ということでロンドン滞在を大いに楽しみました。ピカデリーサーカスやバーリントンアーケードのような一等地であっても空き店舗、空きオフィスが増えていることは気になりましたが、この街はブリグジットなどの逆風も中期的には乗り越えていくのだろうというパワーを感じることができたと思います。

☆Kun:
考えてみたら地下鉄の終点駅を全部行くっていうのはやったことないですね。ロンドンの地下鉄も結構サークルラインとか以外は長いですもんね。僕が住んでいたのは1990年代ですけど、その時でさえゾーン1、山手線の中みたいなものですね、ギリギリ安宿があるかでその周りにゾーン2、ゾーン3ってあるんですけど、みんな必死でゾーン1の家を探したものですが、今はもうゾーン2も3もすっ飛ばしたぐらい遠くに行かないと家なんて借りられないと若い子が言っていました。とにかく物価が高いですからね。ブリグジットになってこれからどういう形で経済が動いていったり物価が変わるのかっていうのはとても興味深いです。


★From RN:ださん さん
このラジオを友人から最近薦められがっつりハマってしまった者です。グラスを傾けながら聴いてみたいと思うようになりました。野村さんもお酒を共にしたくなるような大好きなラジオ番組はございましたでしょうか? そしてお酒は何をチョイスしていますか? 私は「山崎ハイボール」でラジオに耳を傾けたいと思います。

☆ Kun:
ラジオを聴いていた若い頃っていうのは、もう本当10代でしたからお酒を飲みながら聴くっていうのはなくて、お酒を飲むようになってからは、とにかく家とかにいないので人の車で聴いたりで、特にお酒を飲みながら聴くっていう番組を持ったことがないんですけども… 飲むとしたら、やはりハイボールじゃないでしょうか。まぁ僕の場合は普通に角ハイとかで良いんですけれど、ハイボールって高いウイスキーだったり香りが高いものや割と香りが強いものより麦茶のようにガバガバ飲めるウイスキーが好きです。本当は多分ストレートで飲んでその横に大きな水のチェイサーを置いて交互に飲む方が実は酔わないというか、次の日二日酔いにならないと聞きましたけど、結局水って飲まないんですよね。


★From RN:おーり さん
先日、冬のロシア、サンクトペテルブルクを訪れました。日も短く空も暗い陰鬱とした雰囲気の中、飲み屋やサウナで大はしゃぎするロシア人を見て、これはこれで楽しそうだなと思いました。旅と関係がなくなってしまいますが、私は今の仕事が好きではありません。人間関係や収入に不満はないのですが、仕事に興味が持てない故に受動的に働く日々を送っています。そんな中、ロシアで知り合った料理人からマレーシアで店を出すから一緒に来ないか、金は出す、と誘いを受けました。店を出したいと思ったことなどこれまでありませんが、好きでもない仕事を20代から続けるくらいなら、安定や今のプライベートを捨てて、訓市さんがいつも話されている「嫌いじゃないことを片っ端からやってみる」を実践すべきなのでしょうか?

☆Kun:
まぁ勤めたことが無いので何とも言えないんですけど、仕事って毎日やっていてずっと楽しいってことはないですし、僕もいつも好きなことしかしたくないって言いますけど、好きな仕事の中にやりたくないって思う瞬間っていうのはたくさんありますよ。もう徹夜は嫌だとか、まだこんなに直しがあるのとか… 内装をやっている時ですと誰かが発注ミスしたりとか不測の事態っていうのはいつもありまして、もう嫌だ!と思ってもそれを乗り越えて最後の完成形が出来た時に自分が充実感っていうか達成感を得られるかどうかだと思っています。今、おーりさんがやっている仕事は1度も達成感がないというのであれば、もちろん新しい仕事に向かったりリスクを取ってみるのもアリだと思いますし、未だその達成感があるかどうか分からないっていう立場にいるのであれば、一度それを充実感が得られるまで働いて、その時にジャッジするのでも良いんじゃないでしょうか。