ON AIR DATE
2018.08.12
BACKNUMBER
  • J-WAVE
    EVERY SUNDAY 20:00-20:54

★★★★★★★★

番組オリジナルCD Vol.4プレゼント!

応募は8月20日到着分まで有効です。

TUDOR logo

Theme is... 公開収録

『Travelling Without Moving』=「動かない旅」をキーワードに、
旅の話と、旅の記憶からあふれだす音楽をお届けします。
ナヴィゲーターは世界約50ヶ国を旅した野村訓市。


★★★★★★★★★★
番組発のオリジナル・コンピレーションCDの第4弾が完成!


★★★★★★★★★★
番組前半はリスナーの皆さんから手紙、ハガキ、メールで寄せられた
旅にまつわるエピソード、そして、その旅にひも付いた曲をオンエア!

後半は先日、代官山「UNICE」で開催した
「公開収録」の模様をお届けします。
観客の皆さんを前に訓市は何を語るのか?お楽しみに!


★★★★★★★★★★
番組では皆さんの「旅」と「音楽」に関する
エピソードや思い出のメッセージをお待ちしています。
「旅」に関する質問、「旅先で聴きたい曲」のリクエストでもOK!

手紙、ハガキ、メールで番組宛てにお願いします。
メールの方は番組サイトの「Message」から送信してください。

リクエスト曲がオンエアされた方には番組オリジナル図書カード、
1000円分をプレゼントします。
皆さんからのメッセージ&リクエスト・・・ お待ちしてます!


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宛先は・・・
〒106-6188
株式会社 J-WAVE
antenna* TRAVELLING WITHOUT MOVING 宛

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2018.08.12

MUSIC STREAM

旅の記憶からあふれだす音楽。
動かなくても旅はできる。
ミュージック・ストリームに
身をゆだねてください。
1

Little Girl Blue / Janis Joplin

2

Goodbyes / Jorja Smith

3

Luv(sic) pt.2 (Instrumental) / Shing02

4

New York / Nino Ferrer

5

Sketch For Summer / The Durutti Column

6

He Got Game / Public Enemy

7

There Must Be More To Life Than This / Queen & Michael Jackson

8

The Rainbow Connection / Carpenters

9

Exchange / Massive Attack

2018.08.12

ON AIR NOTES

野村訓市は、どこで誰に会い、
どんな会話を交わしたのか。
何を見たのか、何を聞いたのか。
その音の向こうに何があったのか。

Kunichi was talking …


★★★★★★★★★★

今夜は代官山にあるUNICEからお送りしています。

僕は普段よくサングラスをかけていて、「何なんだ、タモリか?」って言われますが、これは度が入っています。僕がバックパッカーをやっていた時、目が悪い人がコンタクトレンズをしていて、インドで洗浄液が切れたからデリーまで戻ったり、みんなすごい苦労していて。僕は「なんでメガネにしないんだろう?」と思っていました。ただ、僕はコンタクトレンズをしたことがなくて、正直に言うと何度かトライしたんですけど、どうしても自分の目に指を突っ込めませんでした。度付きなので皆さんの顔を見るときは眼鏡がないと駄目なんですが、めでたく極度の老眼になってしまいました。お葉書を見る時に結構大変なので、もし皆さんがお葉書や手紙、もしくはメールを送ってくれる時は、ぜひ大きな文字で書いていただけると大変ありがたいと思ってます。


Fromラジオネーム:スニフさん
訓市さんの心に残る夕日はありますか? 私は先日、夫婦で訪れたプーケットのナイヤンビーチで見た夕日が心に残っています。国立公園に近く、穴場的な静かなビーチでした。日が沈みかけた頃、夫婦で自撮りをしていると三脚とカメラを持った旅行客の男性が写真を撮ってくれました。
彼のシャッターチャンスを気にしていると、「大丈夫、日が沈んだ後が綺麗なんだよ」と言うのです。そしてその2分後、彼の言った通りになりました。今まで見た中で一番美しいと思える夕焼けが空と海を染めました。訓市さんの夕日の思い出があればお聞かせください。

Kun:僕はバックパッカーの頃に「日の出クラブ」と「夕日クラブ」、そして「台風クラブ」というのを持ってました。これは意味もなく集まって日の出を見て大騒ぎしたり、台風が来ると必ず出かけて中心部に行くっていう、すごく迷惑なことをしていたんです。とにかく夕日が大好きで、「世界でどこが一番綺麗でしたか?」って聞かれるんですけど、最近の東京の夕日なんてとても綺麗だと思いませんか。僕は2週間ぐらい前に仕事で原宿に行ったんですけど、打ち合わせが終わって外にでたらもう本当に綺麗なピンク色の夕日で。すぐ次の打ち合わせがあったんですが、「打ち合わせが伸びた」と嘘をついて、30分ぐらい夕日を見て帰りました。


Fromラジオネーム:ゆず風味さん
私が野村さんにお手紙を書くのは今回で2回目です。前回は2年半前、長男を出産した際に筆を執り、『中学生の頃から自分に子供ができたらカーペンターズを聴かせたいと思っていた』というお話をさせていただきました。しかしながら実際には、なれない育児など仕事や家事に追われてゆっくりと音楽を聴くことができない毎日です。先日、第二子を出産し、ますます余裕のない毎日を過ごしています。

Kun:僕はこの番組で何度かカーペンターズの曲をかけているんですが、それは母親が運転する車の中にカセットテープが何本かしか入っていなくて、その一つがカーペンターズだったんです。もう一つが由紀さおりで、あとはNHKの名曲アルバムというクラシックのテープが入っていまして、その中で何を選ぶかといったらカーペンターズしかないですよね。皆さんはご存じかどうかわかりませんが、由紀さおりを選ぶと『夜明けのスキャット』というスキャットだけの曲が入っていて、昼間はいいんですけれども夕方になってそれを聴くのがものすごく嫌で。“なんでこんな悲しい音楽を母親は僕に聴かせるんだろう”と思っていました。ただ、カーペンターズってイージーリスニングというか王道のポップスで、渋い音楽という風には思われてなかったと思うんです。だから、僕も若い頃は「カーペンターズを聞いて育った」とは、とても人に言えなかったです。でも、90年代に入ってグランジという音楽が流行った時に、あるコンピレーションが出ました。それは『もし自分がカーペンターズだったら』というタイトルでいろんなバンドがカーペンターズの曲をカバーしているんですが、そこに自分が当時聴いていたバンドたちが全員参加してました。誰もが小さい頃に親がかけていたカーペンターズを聴いて音楽を覚えたっていうエピソードがあって、“強制的に聞かされて、今も心に残っているっていうのは僕だけじゃなかったんだ”と思いました。カレン・カーペンターというボーカルの人は歌もすごく上手いですが、実はいろんなプロのドラマーの人が「世界で一番ドラムが上手い人はカレン・カーペンターだった」と言うぐらい、ドラムが上手い人です。録音を分けて後で編集する時に1ミリもずれないっていうぐらい、メトロノームみたいなドラムを叩く人です。カーペンターズの音源を持ってる方がいましたら、ぜひ、カレンがドラムを叩いてる曲を聞いてみてください。本当に素晴らしく上手いです。