今週は、イングランド プレミアリーグ、アーセナルを率いるこの方!

ミケル・アルテタ監督!!!

つい先日、イングランドのカップ戦、FAカップでアーセナルを優勝に導いたアルテタ監督です。

アーセナルは、2019-2020シーズンの途中、成績不振のためウナイ・エメリ監督を解任。その後、監督に就任したのが、アルテタ監督でした。

つまり、シーズン途中で引き継いで、いきなりカップ戦優勝。これは、大成功と言えるんじゃないですか?どんな方なのか、その歩みをひもときましょう。

アルテタは、1982年生まれ、38歳。 *まだ若い!

スペイン生まれで、選手としては、バルセロナの下部組織 カンテラ出身です。カンテラでは、グアルディオラの後継者と言われていたんですが、残念ながらバルセロナではトップチームに昇格できず、2000年 パリ・サンジェルマンに加入。

その後、いくつかのクラブを経て、 2005年、イングランド、プレミアリーグのエヴァートンへ移籍しました。プレミアにフィットしたアルテタは、エヴァートンでミッドフィールダーとして活躍。チームに好成績をもたらしました。2011年には、アーセナルに移籍。2014-2015シーズンからは、キャプテンも務めるなどチームを引っ張りましたが、2016年に引退しています。

で、この現役引退と同時に発表されたのが、マンチェスターシティのコーチに就任、ということでした。

どういうことかといいますと、この2016年は、マンチェスターシティに ジョゼップ・グアルディオラ監督が就任する、というタイミングで、グアルディオラ監督は、それまで、バルセロナやバイエルンミュンヘン で監督として素晴らしい成績をおさめていたものの、初の プレミアリーグなので、プレミアのことを教えてくれる参謀として、アルテタを呼び寄せた、ということなんですね。 *同じスペイン出身ですしね。

プレミアリーグの試合をご覧になって来た方ならご存知だと思いますがマンチェスターシティのベンチ、グアルディオラ監督の横にはいつもアルテタの姿があって、グアルディオラさんがよく相談していました。いま、アルテタは、アーセナルの監督なので当然シティのベンチにはいません。で、そのアーセナルと対戦したときにグアルディオラ監督、ベンチの隣りの席=アルテタがいないため空席となっている席に向かって 身振り手振りで相談している、というシーンが テレビの中継で写し出され話題になりました。

グアルディオラが一人芝居でアルテタのいない寂しさをアピール?という風に報じられたんです...

よく見ると、後ろの席のスタッフに話している、ということのようですが、そういうニュースになるくらい二人の関係が濃かったということですね。

ちなみに、グアルディオラさんの元で学んだことについては、アルテタさん、こうコメントしています。

「とにかく固い意志を持つこと。そして、監督は一貫していなければならない、ブレてはいけないということだ」

ミケル・アルテタ監督...監督経験がないまま、アーセナルを率いることになったわけですが、いきなり、FAカップで優勝!

優勝後のインタビューではこんなことを語っています。

「私がやらなければならなかったのは、自分たちはできる、とチームに信じさせること。それだけだった」

まだ38歳。来シーズンはさらなる飛躍も期待できるんじゃないでしょうか?

今朝は、イングランド、プレミアリーグ、アーセナルのミケル・アルテタ監督、ご紹介しました。ちなみに、リヴァプール、レアル・マドリードなどで活躍したシャビ・アロンソとは子どものころから友達だったそうで、エヴァートンに在籍しているときは、(エヴァートンもリヴァプールのチームなので)ダービーマッチを戦うときに、不思議な気持ちだった、と語っています。いつかは、監督同士として対戦!これも期待したいです。

ちなみに、イングランド、プレミアリーグ、新しいシーズンは、9月12日 開幕予定です。